運命の相手と結ばれ、幸せな新婚生活がはじまった…はずなのに、わずか半年後には不倫してしまう人も少なくないと言われています。では、なぜ人生の絶頂ともいえる新婚期間に不倫をしてしまうのでしょうか?
そこで株式会社Clamppyは、新婚期間中に不倫を経験した433人の男女を対象にアンケートを実施。その結果から、新婚夫婦が不倫しやすい時期やその理由、不倫が発覚するきっかけ、スピード離婚をした後のエピソードなど、「新婚夫婦の不倫事情」について探っていきます。
Contents
新婚夫婦の不倫は「結婚半年後」から増える…?!
【男性】
1位:1年~1年半
2位:半年~1年
3位:2年~2年半
【女性】
1位:半年~1年
2位:1年~1年半
3位:2年~2年半/2年半~3年
まず新婚期間中に不倫をした経験のある男女433人に、結婚後どのくらいで不倫をしたかを質問した結果がこちら。男性では、結婚後3ヶ月~半年から徐々に増えはじめ、『半年~1年半』でピークを迎えて次第に落ち着いていくことが分かります。その一方で、女性の場合は『1年以内』に不倫に走るケースが多く、『2~3年後』も目立つ傾向にありました。
ここから言えることとして、新婚夫婦の不倫は半年後から増えはじめるというのが現実のようです。どうして不倫に至ってしまったのか、次に理由を見ていきましょう。
新婚で不倫してしまった理由
◆既婚者としての自覚が薄かった
「20代で結婚したが、妻が妊娠してしまい、セックスできる相手がいなくなってしまった。最初は我慢して1人でしていたが我慢できなくなり、マッチングアプリで相手を探して浮気をしてしまった」(男性)
特に男性に多かったのが、パートナーとセックスレスになり性欲に流されて不倫してしまったという回答。マッチングアプリで性欲を満たす相手を探してしまうなど、既婚者としての自覚がないことが見受けられます。新婚の頃は独身気分が抜けていない人も多いのでしょう。
◆結婚してから相手の欠点が見えた
「同棲時に比べて結婚してからは、料理や掃除など家事をしてくれなくなり、イラつくことが多くなった。次第に怒るのにも疲れ、他の遊び相手と付き合うようになってしまった」(女性)
女性に多くみられたのが、結婚してからパートナーの欠点が見えはじめ、家庭内で癒しが得られなくなったという回答。「家事をしない」など協調性のないパートナーに耐えられなくなったことで、家にいることが苦痛になり、家庭外で癒しを求めてしまうようです。
◆結婚に対する理想と現実のギャップを感じた
「結婚に対する理想と現実のギャップを感じ、結婚生活へのプレッシャーを強く感じた。特に妻が妊娠していたことで、自分の責任感が増し、その重圧から逃れるために他の女性と関係を持つようになった」(男性)
「結婚後の束縛やルールに嫌気がさした。夫が妊娠を望んでいないなど、結婚生活の理想と現実のギャップも大きく、心の安らぎを求めて他の人と関係を持つようになった」(女性)
思っていたより責任感が大きかったり、自分は子どもを授かりたいのにパートナーは望んでいなかったり。今まで思い描いていた結婚生活とのギャップを感じてしまったことで、現実逃避として不倫に走ってしまう人も少なくないようです。
◆結婚して相手に魅力を感じなくなった
「結婚したことで彼女から家族になり、パートナーを女性として見れなくなった。そんなタイミングでタイプの女性と仲良くなり、浮気をしてしまった」(男性)
「結婚してから次第に旦那に対して魅力を感じなくなり、ほかの男性との関係を持ちたくなった」(女性)
結婚してから数年が経つと、ふたりでの生活にだいぶ慣れてくるもの。絆が深まる夫婦もいますが、中にはマンネリを感じてしまう人もいるはず。パートナーを異性として意識する機会が減ったことで、ドキドキ感を求めて不倫相手をつくってしまうようです…。
その他、『結婚の忙しさが落ち着いて刺激を求めた』『結婚後の束縛やルールに嫌気がさした』といった回答も挙げられました。また女性の中には『結婚前から浮気をしていた』との回答も。家庭という安心できる場所もありながら、刺激を感じられるセフレもいるというのは、かなり欲深いですね…。
新婚の不倫がバレた原因は「スマホ」にあり!
「自分がたまたまお風呂中に電話が鳴って、その着信を見られてしまってバレた」(女性)
「一緒にスマホを見ていたときに通知が入り、中身についての話になった。言い訳もつじつまが合わなくなり、完全にバレた」(男性)
「浮気相手と仲良くなるにつれて相手から来る連絡頻度が高くなった。それまでスマホの通知が来ても放置していたのに、すぐに確認しようとするところに怪しさを感じたらしく、目を離した隙に見られてしまった」(女性)
続いて、パートナーに不倫していることがバレた理由を聞いてみたところ、上位1~3位まですべて『スマホ』が関係している結果に。スマホを手放しているときに不倫相手から着信があったり、パートナーと一緒にスマホを見ているときに通知がきたりと、ちょっとした油断が原因となることが多いようです。バレるのが怖くてスマホを肌身離さず持ち歩いていたことで、逆にバレてしまったという声もありました。
新婚期間中に不倫→離婚した割合は…
新婚期間中の不倫が原因で離婚に至った割合は、男性『約5割』女性『約3割』という結果に。男性よりも女性のほうが離婚に慎重であることが見受けられますね。不倫をされても離婚しなかった女性に理由を聞いてみると、子どものことや、離婚後の生活を考えて、夫と別れない選択をしたという声が多くうかがえました。
結婚して間もなく離婚することは「スピード離婚」とも呼ばれています。では、実際に不倫が原因でスピード離婚を経験した人は、離婚後どのような思いで過ごしているのでしょうか。
【離婚後のリアルエピソード】不倫がきっかけでスピード離婚してよかった?後悔した?
◆離婚してよかった派
・時間を無駄にせずに済んだ
「パートナーの浮気を許しそのまま夫婦関係を仮に続けていたとしても、私のパートナーに対する信頼は全くないし、浮気者は一生浮気者だと思う。自身の人生の時間が勿体ないので、離婚して時間を無駄にせずに済んで本当によかった」(男性)
「一緒にいても時間の無駄。人生には限りがあるので貴重な時間を一部でも苦しんで過ごすのは嫌だと思ったし、逆にまだまだ人生は長いという意味でも早く次に行こうと思った」(女性)
・精神的な負担が少なくて済んだ
「スピード離婚だったので、精神的に思い詰められることがなかった」(男性)
「まだ20代半ばで子どももいなかったので、財産分与などについても、裁判を起こさずに分配できたので、精神的負担が最小限で済んだ」(女性)
・再婚の可能性が広がった
「再婚できたことが大きかったし、失敗したことで異性の人の本質を見ることを重要視するようになってよかった。本質を見ることでその人のもつ性質を理解できるようになった」(男性)
「修羅場を経験したが、離婚したことにより再婚や妊娠の可能性、考え方の視野が広がった」(女性)
◆離婚して後悔した派
・親族や周囲に非難された
「自分が浮気したため、妻の親族には非難された。相手からも慰謝料請求され、社会的な制裁は受けたと思う」(男性)
「スピード結婚・離婚をしたことで、両親から『世間体が悪い』と非常に強い非難を受けた。そのため今でも実家に帰省することも出来ず、勘当同然の扱いをされているのが辛い。このまま一生実家に帰れない、親の死に目も見られないかもしれないと思うと、過去の結婚・離婚を後悔してしまう」(女性)
・経済的に厳しくなった
「子どもの親権が妻にあるため、子どもに会えないことが一番辛い。また、養育費の負担もそれなりにあるため、経済的に苦しい」(男性)
「頼れる人が周りに一人もいなかった。子どもの預け先も新しい家も決まらないうちに離婚したので準備不足もあり、保育園を見つけたり勤め先を見つけたり、経済的にも大変だった」(女性)
他者から見れば幸せそうに思える新婚生活でも、不倫をしてしまう人が少なくないのが事実。その理由として、結婚後に相手の欠点が見えはじめたり、異性としての魅力を感じにくくなったりと、パートナーとの心の距離ができてしまったことが背景にあるようです。
恋愛や結婚は3年ほどで倦怠期に入ることが多く、「魔の3年目」という言葉があるほどパートナー間でトラブルが起きやすい時期。毎日の生活がマンネリ化しないように、時にはサプライズや新しい体験を共有することも大切でしょう。一緒に旅行をしたり趣味に挑戦してみたり、楽しい思い出を増やして乗り越えてみてくださいね。(Mai)