◆親や親戚、地元の友達との結婚トーク、どう対処すべき?
ときに人は「結婚してないなんて不幸」「●●歳までにアレしなきゃ」とか、あくまで他の人のものさしで計った「幸せ」の基準に振り回されたり、焦ってしまうことがあります。
あの人は結婚して子どももいる、家も買ったみたい。でも私は彼氏もいないし……人生どうしよう!?なんて、焦れば焦るほどうまくいかなかったりする。
そして、ある程度の年齢を過ぎて独身でいると、どうしても一度は直面するのが、親や親戚からの結婚への急かし、もしくは同窓会などで起きる地元の友達との結婚トーク。正直居心地が悪いけど、どう対処していいかわからない……。
そんな「あるある」な状況、独身のプロたちは、どうしているんでしょうか?
これまで「ファン体質の恋愛」「仕事と恋愛の両立」「本気で婚活をしてわかったこと」など、さまざまなテーマについてインタビューしてきた、「OTONA SALONE」編集長の浅見悦子さんにお話をうかがいました。
自身の体当たり婚活経験を赤裸々に書いた人気連載「40代編集長の婚活記」はまだエンドを迎えることなく、いわば独身歴46年の、プロ。そんなプロがとっている対処法、ご紹介します!
◆Q.親や親戚に「結婚しないのか」と言われたら、どうしますか?
私自身、実家に帰ったら突然お見合い写真があったこともあるし(笑)、これまでにたくさん言われてきました。
最初に言われるようになったのは32歳の頃。2歳上の姉が結婚したときです。それまでは姉しか結婚について言われていなかったんですが、姉が結婚した途端、その矛先はこっちに向かってきましたね。
結婚しないのかと言われたら、「ニーズがないからねぇ」と答えています(笑)。
もし、ひとりで結婚ができるものなら、私だってしているんですよ。実際、大学進学も就職もひとりで頑張ったし、マンション購入もひとりでしっかり考えて決めて買った。これまで、ひとりでできるものはちゃんと決断してやってこれたんです。
でも、結婚はそうはいかない。結婚には相手が必要で、私が相手のことをどれだけいいと思っても、相手に私のニーズがなければできないんです。それ以外の何もの でもありません。
◆Q.……それで親御さん、引き下がりますか?
そうですね、引き下がらないこともあります(笑)。私の親からしたら、健康で、仕事もちゃんとしていて、そこまで美人ではないかもしれないけれどそこまで不器量でもない我が子が、ここまで売れ残るとは思っていなかったみたいです(笑)。2年前くらい、私が43歳の頃に、ニーズがないからしょうがないんだよね、と言っても、まだ何か言ってこようとするので、そのときは物件の話にたとえてみました。
要するに、間取りも駅からの時間も、ほぼ同じ条件で、築30年の物件と、築43年のマンションがあったらどっちから内見に行く?という話です。だいたいの設備が一緒で築年数が違うだけだったら、とりあえず築30年から見に行くでしょう? 私は築43年だからさ、という話をしたら、とても悲しそうな顔をされてしまいました(笑)。
でもだいたいは、親に何かを言われたら「結婚はひとりではできないんです、ひとりでできるならもうしてます!」と言えば大丈夫です。
親戚のときは深刻になりすぎず「なんかいい人いたら言ってくださいよー!」という調子で、明るく返すのがコツですね(笑)。
◆Q.同窓会で周囲が旦那・子どもトークになったら……どうしますか?
なんとなく話に乗りながらも、ずっとその話題が続いてしまったら、私がとる行動はいずれかです。
まずひとつは、必ずもうひとり、独身だったりバツイチだったりでその会話に入れていない人がいるから、その人とマンツーマンで話すこと。
もうひとつは、今は話さない時間と決めて、相槌を打ちながら飲食に集中すること(笑)。ただ、これにはふたつの大事なポイントがあります。
・絶対に大事なことは、にこにこしていること。つまらなさそうにしないこと。感じ悪くしないこと。
・相槌は同じパターンでただ「うん、うん」だけだと、聞いてないな、と思われてしまいます。ポイントは、声色、使う言葉、ちょっとした表情の3つを一定にしないこと。これだけですごく聞いている感が出ます。「えーっ!」「あーそうなんだ」「なるほどっ」「いいね」とか、相槌にもいろんなパターンを作って、さらに声のテンションも変えていると、すごく参加している風に見えます。
これは仕事でも使えるので是非どうぞ(笑)。
たまにそうやって話を聞いていないと、「さっきその話したよね」「そうだっけ!?」となる弊害はありますが(笑)、無理して話に付き合うこともありません。ニコニコしながらお酒を飲んで、脳内では違うことを考えたり、好きな芸能人の画像をチラッと見てニヤニヤしたり、そんな感じでいいんです。
役に立ちそうなコツの数々、ぜひ覚えておいてみてくださいね。
さて、次回は最終回。「そもそも、結婚って幸せなんだろうか?」……浅見さんの、結婚への考えについて、じっくりとうかがいます。
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OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子
40代からの「自分らしく自由に自立して生きる」女性webメディアOTONA SALONEを2016年に立ち上げ、現職に。自らカラダを張りまくって40代女性の本音とリアルとガチなファッション、美容、婚活、仕事、女性の生き方の記事を執筆中。
婚活歴1年半、美容・健康編集者歴22年、元『S Cawaii!』編集長。
1972年生まれ。恋人いない歴8年超の独身街道まっしぐら。
★オトナサローネ https://otonasalone.jp/
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