■結婚をして「得たもの」と「失ったもの」、どちらが多いですか？
回答の選択肢としては、「得たものが多い」、「失ったものが多い」、「どちらとも言えない」の3択があったのですが、今回答えてくださった男性で、失ったものが多いを選んだ方はゼロ。「得たものが多い」が、全体の8割を超えました。この回答からは、現状に満足している男性が多いということがうかがえます。
そこで、「結婚で得たもの」を聞いてみました。こちらは、複数回答です。
■結婚で何を得ましたか？
「安心感」が圧倒的に多く、ダントツのトップ。僅差ですが「愛」が次点でした。次いで「人間関係」、「悩み」、「刺激」。「お金」が少なかったのは、共働きではない方が多かったのかもしれません。そして、「時間」が最も少ないという結果でした。また、その他の具体的な回答としては、は、「子ども」、「気づき」、「人生におけるすべて」といった声がありました。
結婚のいちばんの目的といっても過言ではない、「愛」や「安心感」。男性にとって結婚とは、この2つに尽きるのかもしれません。
さらに、「得た“いちばんのもの”」も聞いてみました。すると、「家族」や「子ども」を挙げている方がほとんど。そしてそれが、男性のみなさんの“活力”になっているようです。
＜結婚で「得たいちばんのもの」＞
●家庭。子どもに自分が育てられる事実。（52歳・経営者）
●家庭と子ども。これが、働いて稼ぐ理由。（28歳・システムエンジニア）
●子どもを授かったこと。子育ての素晴らしさは、どんな人生経験にも代えがたい、よい経験です。（30歳・自営業）
●家族（子ども）という自分の命より大切と思えるものができた。頑張れるエンジンにもなる。（36歳・会社員）
●自分をいちばん理解してくれるパートナーが、いつも一緒にいてくれること。（44歳・会社員）
今回、「失ったものが多い」を選んだ方はいませんでしたが、それでも、結婚で「失った“いちばんのもの”」も質問。ほぼ皆さん「自由な時間」を挙げていましたが、これは「得たもの」でいちばん少なかった意見なので、失ったものでいちばん多かったのも納得の結果です。他に、少数ですが以下のような意見も。
●ひりついた感じ。無茶できる自由。家族がいると守りに入るので。（39歳・会社経営）
●いろいろな悩みが減った。（41歳・陶芸作家）
「悩みが減る」というのは、いい意味での失ったもの。楽しみは2倍に、悲しみは半分に……そういった感情の共有もまた、結婚で得られる最大のものですよね。
さて、次回は「女性編」です。先にも書いたとおり、それぞれの割合は、男性とあまり変わりはないのですが、いただいた意見を見ると、男性よりもずっとリアリストが多い！ しかも、「得たもの」と「失ったもの」の裏に、男性とは違った感情がうずまいているようでした。（さとうのりこ）
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