まずは閉店した飲食店の件数を業態と営業年数ごとに集計した結果を見てみましょう。
閉店した飲食店の件数を業態と営業年数ごとに集計したところ、アジア料理、ラーメン、中華、そば・うどんについては、7割以上の店舗が営業3年以内で閉店しており、4割以上の店舗については営業1年以内に閉店していることが判明しました。
なかでもラーメン店は「出店したい業態」としても必ずトップ5に入る人気業態である一方、閉店する件数も多くなっており、生き残りが厳しい業態でもあることがわかります。
「出店したい業態」と「閉店が多い業態」の両方でトップなのは、居酒屋・ダイニングバーでした。
ただ、営業年数が3年を超える店舗が4割以上となっており、これと比較してもラーメン店は短命の傾向にあると言えそうです。
■閉店が多い業界
1位 居酒屋・ダイニングバー
2位 バー
3位 カフェ
4位 ラーメン
5位 イタリア料理
6位 和食
7位 焼肉
8位 中華
9位 アジア料理
10位 洋食
11位 カラオケ・パブ・スナック
12位 そば・うどん
13位 フランス料理
14位 テイクアウト
15位 鉄板焼き・お好み焼き
16位 お弁当・総菜・デリ
17位 寿司
18位 専門料理
逆に、閉店までの営業年数が長かった業態を見てみると、営業3年を超える店舗が5割以上の業態は、寿司、フランス料理のみとなっています。
寿司およびフランス料理は、調理に専門技術が必要となること等から開店までの障壁が高く、他業態と比較すると開店件数が少なくなっています。そのため、競合店が生まれにくく、営業年数も長くなる傾向にあるのかもしれません。
よく行く種類の飲食店が閉店しやすい業種でびっくりしました。流行のお店は、話題になるスピードが速い分、廃れるスピードも速いのですね。(かすみ まりな)
情報提供元:飲食店.COM
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