お財布は別がいい?一緒がいい?結婚後の理想的な「家計管理」を聞いてみたら…

結婚したら、共働きor片働きどっちが理想? お財布はひとつにまとめたい? 
夫婦になる相手とは、「仕事」や「お金」についての価値観を上手くすり合わせる必要があります。令和のいま、どんな考えが主流なのでしょうか。

結婚相手紹介サービス「株式会社オーネット」は、25~34歳の独身男女571人(男性:306人、女性:265人)にアンケートを実施。そこから、夫婦の『働き方』と『家計管理』の理想について探っていきます。

結婚願望がある人は○割

まず、将来の結婚願望について聞いたところ、男女ともに約5割が「結婚したい」と答える結果になりました。

共働きor片働き、理想は…こっち!

前の質問で「結婚したい」と回答した297人に、結婚したら夫婦でどんな働き方をするのが理想か聞いてみました。その結果、女性の7割以上、男性の9割近くが「共働きを希望」していることがわかりました。

「共働きをして世帯収入が増えれば、生活にゆとりが生まれる」「将来のために計画的に貯金もできる」「どちらかがケガや病気などで収入が減っても、もう一方の稼ぎがあれば安心」…そんなメリットを感じて、共働きを希望しているのでしょう。

かつてあった「結婚したら女性は家庭に入り、家事や子育てに専念する」という考えは、徐々に薄れてきているようですね。

家計の管理方法、みんなの理想は…

「共働きを希望する」と回答した238人に、結婚したら夫婦でどのように家計管理するのが理想か聞いてみました。すると、男女ともに半数近くが『共有財布で管理する(お互い毎月決めた金額を共有口座に入金して支払う)』ことを希望する結果に。個別の口座とは別に家計用の共通口座を準備することで、「生活費の支出が把握しやすい」といったメリットがあります。ところが、共通口座から支払う項目の認識にズレが生じてしまうと、どちらかが「自分はこの費用、個人口座から出していたのに…」と不満を感じる可能性も。そのため「外食費・娯楽費はどこから支払うのか」など、生活費の内訳をきちんと話し合う必要があるでしょう。

次に多かったのは『費目別に分担する(家賃、食費、光熱費、車のローン等をどちらかが支払う)』で、男女ともに約3割が回答。これは「自分が生活費のどの項目を出す必要があるのか」が明確になり、また「収入の差に合わせて分担できる」などのメリットもあります。しかし「相手の担当項目の支出がいくらなのか」が認識しづらいため、家計全体を把握するには、定期的に家計状況を報告・共有することが大切。

結婚前にパートナーと「家計管理」について話し合う必要があると思う?

結婚後の家計管理について、結婚前にパートナーと話し合う必要があると思うか聞きました。すると、男女ともに9割以上が「話し合うべきだと思う」と回答。ほとんどの男女が結婚後の夫婦の家計管理について、結婚前にお互いの意思を確認しておく必要があると感じているようです。


夫婦が一緒に暮らすためには、さまざまな面での協力が欠かせません。その中でもとくに「お金」に関しては、ふたりが不満なく過ごすために話し合いがとっても重要。夫婦でルールをつくったり、家計簿アプリを活用したりして、家庭ごとに賢くやりくりできる方法を見つけてみてくださいね。(Mai)

情報提供元/結婚相手紹介サービス「オーネット」調査 写真/(c)shutterstock.com