【やりたくない仕事を乗り切る方法8選】社会人500人の回答が参考になりすぎた…

みなさん、正直「やりたくない仕事」はありますか? おそらく、ほとんどの人が「ある」と答えるはず。避けられない苦手なタスクにストレスを感じてしまっている人も多いのではないでしょうか。

そんなやりたくない仕事、上手く乗り切る方法ってないの…!?

そこで今回は、株式会社R&Gが社会人の男女500人を対象におこなったアンケートをもとに、やりたくない仕事を乗り切る方法について探っていきます。

「やりたくない…」と感じるのはどんな仕事?



やりたくないと感じる仕事について、多い順に1位「時間がかかる」、2位「苦手/強みを活かせない」、3位「メンタルを削られる」が挙げられました。
苦手な仕事は時間がかかってしまい、スムーズに進まないと精神的にも負担がのしかかります。また、特定の仕事に時間がかかると、他の仕事が疎かになって残業をするはめに…。多くの人が、時間の浪費やスキルの不活用、ストレスを避けたいと感じていることがわかりました。

続いて4位「責任・プレッシャーが大きい」、5位「本来自分の仕事ではない」。過重な責任や、役割分担の不明確さを敬遠する傾向にあることがわかりますね。
昇進・昇格すると責任は大きくなるもの。やりがいや充実感につながればいいのですが、責任の重さや見合わない待遇に強いストレスを感じて、結果「やりたくない」と思ってしまう場合もあります。

その他、6位「意義・やりがいを感じない」、7位「他の人でもできる」、8位「知識・経験が少ない」と挙げられ、自分の専門性や意義を感じられる仕事を望む声もうかがえました。

では、このようなやりたくない仕事を乗り切るために、どのような対策をすべきなのでしょうか? 世間のみなさんが実際におこなっている「やりたくない仕事を乗り切る方法」について詳しく見ていきましょう。

「やりたくない仕事」を乗り切る方法TOP8



1位:自分へのご褒美を決める

・「仕事終わりに、おいしいスイーツをたくさん買って帰る」
・「『やり切ったら自分の好きなものを買う』と考える」
・「『終わらせたらおいしいものを食べよう』など、仕事後のご褒美を考える」

最も多かった意見。やりたくない仕事を頑張ったあとに「自分へご褒美をあげる」と決めると、その期間のモチベーションを維持できます。ずっと行きたかったレストランに行くのもよし、気になっていたスイーツを買って帰るのもよし。購入をためらっていたモノを思い切って買う人もいるでしょう。
また「時間」のご褒美もいいですね。旅行の計画を立てたり、自然に触れたり、家でのんびり過ごす時間を設けたり。仕事がひと段落したときは、ぜひ気分転換で心をスッキリさせてみて。

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2位:さっさと終わらせる

・「後回しにせず『始まりがあれば終わりもある』『なるようになる』と思って、さっさとその仕事をこなす」
・「時間を決めてなるべく早く終わらせる。嫌な時間は短いほうがいい」

やりたくない仕事はつい先延ばしにしてしまいがちですよね。仕事を溜める癖がついて、後々「負担が倍増してしまった…」と負のループに陥らないためにも、迅速な対応がカギ。嫌なことを早めに終わらせると、ストレスを感じる時間もそこで一旦終わるのです。

3位:仕事だからと割り切る

・「『会社にいて仕事をやれるだけやっていれば、お金を貰える』と思いながら、なんとか乗り切った」
・「『お給料を頂いているので』と思うようにしている」

気持ちを切り替えて、割り切って進める人も多いようですね。ひたすら好きな仕事だけをやってはいられないもの。やりたくないと思えば思うほど、その仕事への苦手意識は高まるばかりです。「あれこれ考えても仕方ない、やればお金をもらえるのだから」そうやって割り切ることも大切。

4位:成長につながると考える

・「自分の成長にもつながると思い、なんとかやりきる」
・「自分が苦手・億劫と感じることでも、慣れてくればあまり負担に感じなくなることもある。だから『自分の苦手を克服して上のステージに行くためのチャレンジだ』と思って、前向きに取り組む」

やりたくない仕事をポジティブに捉える意見も。「経験を積む」「新しいスキルを習得する」ためのいい機会と考え、モチベーションを保ちながら仕事を進めることができると、作業効率も上がりそう。同僚や他の人がやりたがらない仕事を引き受けることで、周囲に差をつけることも可能でしょう。ただし、自分ばかり負担がかかり過ぎないように、ときには断る勇気をもって。

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5位:周囲に頼る

・「他の人も巻き込み、手助けしてもらいながらやっていく」
・「上手な人に助言を求めたり、アイデアをもらったりする」

頼ることも仕事に必要なスキル。とはいえ、「周囲に迷惑をかけてしまうのではないか」と感じて、なかなか助けを求めることができない場合もありますよね。苦手な仕事をひとりで解決しようとして、埒が明かないことも…。そうなれば精神的にも辛いでしょう。
「周囲のサポート力」も重要になってきますが、職場の人間関係が悪い・人手不足となれば難しいところ。人事や相談しやすい人に助けを求めるのもひとつの手。

6位:無心で仕事する

・「やらないと仕事が進まない。心を無にしてやる」
・「無になる。考えると腹が立つから」

ただ目の前にある作業に淡々と取り組むという方法。短時間であれば、感情を押し殺して励むことで効率的に仕事をこなせる場合もあります。ひとりで黙々とこなせる作業や、理不尽なクレーム対応などのシチュエーションにて試す価値アリ。

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7位:しっかり準備する

・「話す内容をシミュレーションすること。客観的な事実を伝え、主観を交えないように話すようにしている」
・「準備を徹底的にする」

知識がないからやりたくない、自信がないからやりたくない…そんな仕事ならば、事前準備をしてから励むことで取り組みやすくなる場合があります。ミスも減らすことができるでしょう。緊張するプレゼンや大事な会議だけでなく、日々のタスク管理をしっかりおこなうと、やりたくない仕事へ自然に取りかかることができることも。

8位:目標を設定する

・「達成すべき目標を明確に設定する。目標をもつことで、仕事の意義や重要性を再確認し、やる気を保てると思う」
・「『何時までに終わらせる』など小さな目標を立てる」

具体的な目標を設定し、その達成を目指す方法。時間がかかるような大きな仕事は、やってもやっても終わりが見えずモチベーションが下がることもありますよね。タスクを細分化することで、今行うべきことが明確になり、取り組みやすくなるはず。時間管理も大切ですね。

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さまざまな方法で自分の気持ちをコントロールして、やりたくない仕事にも一生懸命に取り組んでいることがわかりました。しかし、場合によっては「やらない」選択をすることも間違いではないはず。専門的な技術や資格が必要な仕事、人によって得手不得手が大きくわかれる仕事、状況的に自分がやるべきでないと感じる仕事など、他の人に依頼したほうがいい場合もあるでしょう。精神的・身体的負荷がかかりすぎないよう、自分と向き合いながらときには断ることも大切。

みなさん毎日のお仕事、本当にお疲れさまです!(Mai)

 

情報提供元/株式会社R&G モデル撮影/石山貴史 モデル/篠宮菜月(CanCam it girl)