1か月に1万kcalは酒を飲む女が、プチ断酒してみた結果→2kgやせた【3週め】

こんにちは、酒飲みライターの後藤です。あすけんで1か月どのくらい飲酒しているのか計算したところ、軽く1万kcal超えていたので、「何してもやせない理由、これじゃん…?」と思い、プチ断酒することにしました。

条件は下記です。

・家では絶対酒を飲まない(絶対)
・飲酒していいのは「誰かと食事に行く予定」のみ
・飲酒していい予定は最大週3日までとし、かつ2日連続にしない(どうしてもの場合は絶対に前後で調整)
・飲酒する場合は一杯一杯大事に飲む。水のかわりにしない

最初思い立ったときは「まあでも実際続いて、めっちゃ頑張って10日くらいかな」と思ったんですが、あれよあれよと3週続いてしまいました。特にストレスもなく、家では飲まないのが当たり前になりました。今後も家では飲まなくてもいけるのでは? という感じです。

▼1週め

▼2週め

 


【1】普通に体重が1か月で2kg、スルッと落ちた

 

今までどれだけ食事管理と運動を頑張っても、どうしてもお酒だけはやめられなくて「2か月で1kg」落とすのがいつものペースでした。超スローペースです。

が。今までと同じダイエット方法に、プチ断酒生活を途中から追加しただけで、普通に1か月で2kgやせました。

あれ??? やっぱりやせない理由、酒だった?(1か月に1万kcal以上を酒で摂取しているからそれはそう。)

ついでに、今までは「どれだけウォーキングしても、缶ビール1本飲んだら無になる、でも飲まずにはいられない」のが地味にストレスだったり、お酒が暴食のトリガーになっていたりしたことに気付きました。
お酒は相変わらず大好きだけど、飲まないとそれはそれでいいこともあるんだな、と思いながらドライゼロを今日もプシュッと開けています。

【2】夜の落ち込みがなくなった

これは因果関係不明なので、もしかすると全然関係ないかもしれません。が、プチ断酒生活を始めた時期と、夜に「あ〜もうあれもこれも嫌だ〜」と落ち込むことがなくなった時期が一致しています。これまでは結構「疲れる→飲酒で紛らわす→なんだかさらに落ち込む」という負のループに陥ることがそこそこあったのですが、これが発生しなくなった。

ざっと調べるとアルコールと落ち込み感は関係している、という記事も出てくるので、やっぱり関係しているのか…? 今後も自分と向き合っていきます。

【3】他のいろんなこともやれる気がしてきた

正直、自分が「家でお酒を飲まない」なんてできない、無理だと思っていました。それくらい飲んでいました。今までも他のあらゆるダイエット法を生活に組み込んで、甘いものや揚げ物、脂質高めのものを生活から追い出しても、「どうしてもお酒だけはやめられない」という結論になっていました。

が、「できるできないじゃなくて、やるんだよ」という強めの気持ちでプチ断酒してみたら、なぜか3週間続いてしまったんです。これは自分にとってかなり革命的出来事。

「断酒ができるなら、他のこともできるんじゃないか?」と思って、今まで何度もやっては諦めてきた「毎日数分でいいから筋トレ」「毎朝歩く」「毎日読書」「早寝早起き」あたりをガンガン始めてみたんですが、全部私の中では「断酒」よりはハードルが低いので、ついでに習慣化してしまいました。ラッキー。
家で断酒ができた自分なら、他のこともできるはず。と、ちょっと自信になりました。

【4】外食のときは「そんなに抑えない」がバランスよし

ここまでストイックに断酒成功した人みたいなことをつらつら書いてきましたが、外食するときは普通に飲みます。

この間も焼肉コースを食べに行って「ビールの中瓶1本(500ml)でおしまいにします!!」と一緒に行った人々にも宣言していたのに、肉が来る前のスープやサラダを食べている段階で普通に1本飲み干して、結局中瓶2本(つまり1リットル)ひとりでサクッと飲みました。意志薄弱。
でも前だったらたぶんもっと飲んでたのと、ここで変に我慢せずしっかりビール1リットル飲んだので「まあしばらくは飲まなくてもいいか」という気持ちになれました。

 

ここまで3週連続断酒生活を更新してきましたが、もうここまで来たら定着する気しかしません。「さらなる新しい気付きを得た」「突如何かが起きて断酒生活が終わった」のどちらかが起きたらまた舞い戻ってまいります。

この記事を読んでいる方で「家で断酒してみたいけど、できない気がする」と思うあなた。一回やってみましょう。ビール党の方へのおすすめは、自分の好きな味のノンアルコールビールを見つけて、それを箱買いです。なぜ箱買いかというと、「ノンアルコールビールを飲みたくなったら、その都度コンビニやスーパーで買う」にしてしまうと、買いに行くたび、すぐ近くに売っているお酒を間違いなく買いたくなるからです。お酒に生活で触れる機会を減らしましょう。

そして箱買いしたノンアルコールビールを飲み切るまでは一回やめてみましょう。それでもやっぱりやめられなければ、一旦「飲む回数を減らす」くらいでもいいと思います。
私もドライゼロという補助輪がなければ、十中八九プチ断酒生活成功していないです。ビール党じゃない方は…炭酸水とかお茶とか…でしょうか? ひとまず「お酒を飲みたくなったら、かわりにこれを飲む」という代用品を用意しておくといいと思います。「ただただ我慢する」ではなく「他の美味しい飲み物を飲む」にすると続きやすいと思います。
ストレスのない落としどころは人によって違うので、それをいかに見つけて継続できるか。それがいちばんの続くコツだと、毎日のように家で飲んでいた私が、3週間プチ断酒をして気付いた結論でした。

構成/後藤香織 写真/(c)Shutterstock.com