『和樂』が森田空美さんを追っかけレポート!18の日常きものスタイルを公開

きもののコーディネートがつい単調になってしまう……という方のために、『和樂』が、あの有名きもの研究家、森田空美さんに密着レポートをしています。6月後半から8月1日にかけての一ヶ月半のレポートは、暑い時期でも涼しげにきものを着こなすためのヒントがたくさん詰まっていました。一部、森田さんの装いのヒントをご紹介します。

 

和樂2013.11.118-119

 

【1】着心地だけでなく、涼しげに見える装いを。

真夏に向かう時期には、八丈織や大島、お召しなどのようなさらりとした肌触りのものが涼しげです。また、色づかいもポイントです。グレーの中でも青みのある色を選んだり、白い小物を効かせたり……。単衣は着る機会の少ないきものだからこそ、無難にまとめずコーディネートで冒険してほしい、との森田さんの言葉です。

 

【2】7月前半の着こなしは「上品な透け感」がキーワード。

7月と8月にだけ着られる、絽や紗の絹織物や、麻などの天然素材。そんな透けるきもののコーディネートは、いつも以上に清潔感や品格が大切です。帯揚げなどの小物は寒色系や白っぽいものが軽やかで涼しげです。森田さんは、ほんのりグリーンがかった帯揚げ・濃紺の帯締めの組み合わせや、アースカラーでまとめたコーディネートにブルーグレーの帯締めでのアクセント、茶と藍の好配色に白小物などを楽しんでいました。

 

和樂2013.11.122-123

 

【3】7月後半からは、季節限定の「夏素材」を楽しむ。

7月後半から8月のお盆のころまでが、森田さんにとっての盛夏第2シーズン。上布や芭蕉布など、夏限定の植物繊維によるきものや帯を存分に楽しんでいるそうです。天然の植物繊維が持つ風合いに、期間限定という貴重感。森田さんは新里玲子さんの宮古上布に芭蕉布の九寸名古屋帯で茶系グラデの涼しげな着こなしの上に、沖縄つながりの着合わせということでエンゼルフィッシュの根付けをあしらう遊び心も。

 

いかがでしょうか? 同じきものでも、帯や小物で全体の印象を大きく変えられることや季節感の重要さ、美しい色の組み合わせ方法など、森田さんのリアルコーディネートからは学ぶところがたくさんありました。今後も森田さんの着こなし技に注目です。(後藤香織)

 

和樂11月表紙
(参照:『和樂』2013年11月号「森田空美さんの日常きものスタイル追っかけレポート」)