「叫んで、日ごろのストレスを発散したい」
「みんなの前ではメジャーな曲を歌うけど、ほんとは推しの曲メドレーしたい」
突然ですが、こんな思いを抱える皆さんにおススメの休日の過ごし方があります。
……そう、それは「ひとりカラオケ」です。ひとりラーメンやひとり美術館、なにかと「ソロ活」が人気の令和でも、一度踏み出すまでのハードルがちょっぴり高いと思われがちなヒトカラ。今日はその魅力をたっぷりお届けします!
「ヒトカラ」をためらった2つの理由
とはいえ筆者、今日の今日まで「ヒトカラ」というものをしたことがありませんでした。その理由はこの2つ↓
■入店がなんとなく恥ずかしい
ためしに「ヒトカラ」と検索してみてください。サジェストに「恥ずかしい」と出てくるではありませんか。
そもそもどんな顔で入店すれば? 受付の店員さんに「こいつひとりだw」って思われないかな? と、不安は尽きません。
■本当に楽しいの…?
たしかに歌うのは気持ちいい。でもそれってあの、友だちとキャッキャしている空気感だからこそでは…? ひとりで熱唱、虚しくならないかな?
恐らくこんな思いを持っている人、多いはず。ということで…「ヒトカラ」に不安を抱える皆さんを代表して私、試しに行ってきます!!
ヒトカラに勇気を出して行ってみたら…
さあ、ここからは「なかなか気が弱くて周りの目を気にしがちなライターT」が、初のひとりカラオケに挑む様子をダイジェストでお届けします。
■緊張バクバクの入店
日曜14時すぎの某ターミナル駅。いわゆる「ゲーセンとカラオケ、マックにサイゼが立ち並ぶエリア」にやってきました。
カラオケ店の前には「何時間にするー?」と楽しそうな女子高生たち(数年前はこうだったな…)。勇気が出ず、お店の前を3度ほど行ったり来たりする私。
…いや、さすがにこれ以上は不審者になってしまう。それは絶対イヤ! 心を決めて、いざ入店です。
「次の約束まで、ちょっと時間余っちゃって?」みたいな涼しい顔を作り、受付をすませます。
「1名様、1時間ですね~。スタッフ厨房のお隣の部屋、ご用意しますね~♪」
……あれ? 思ってたんと違う。めっちゃスムーズに受付終わった。しかもなんか、安全まで考えてくれた。全然「うわwこいつw」とか思われてなさそう。
■ここが私の城
拍子抜けして入室です。
↑ちょっと寂しげな一本のマイクと、カンパイ相手のいない烏龍茶。(ひとり歌っているときに店員さんが「失礼しま〜す」と持ってきてくれるのが気まずくて、お得なワンドリンク制を断念。ドリンクバーにしました)
■「廊下を行くスタッフさん」に怯える
さて、一曲目はback numberの「世田谷ラブストーリー」。バラードな曲調に合わせ、ゆったりした時間が流れます。
……いや、めっっっちゃ廊下を通るスタッフさんが気になる!!!ラブストーリーどころではない。
↑顔隠していますが、目が泳いでいます。肩に力も入っていますね~
■ノッてきた!
ちらちら廊下を気にしていると、気が付いたことがあります。
「…あれ、こっちが勝手に気にしてるだけで、別に目が合うわけでもなくない??」
そう、これです。スタッフさんがこちらを見ているのではなく、こちらが勝手にスタッフさんを見ていただけだったのです。これに気が付いたらもう、こっちのもんです。
アゲハ蝶、ハルノヒ…気持ちよさそうに歌い上げております。さっきまでのモジモジが、ウソのようです。
■あっという間の1時間
ここで私の「ヒトカラデビュー戦」は終了。心も身体もスッキリして、退店です。充実の日曜日となりました!
はじめて「ヒトカラ」を経験して、世界が変わった話
■「時間が微妙に余ったとき」にめっちゃ良い
集団で行くときは「フリータイムで!」ばかりで気が付きませんでしたが…カラオケ、30分単位で利用できるではありませんか!
しかも(地域や年齢によって異なりますが)150-350円から利用可能というコスパ。Wi-Fiがあり、ドリンクを飲め、個室でこのお値段と考えると神です。
■用途はさまざま
ソワソワと受付を見渡すと「テレワークプラン」という文字が。そう。令和のカラオケ店、多くがオンラインミーティングに対応しているんです。ギラギラな照明さえ切り替えれば…個室・防音のおかげで、会議内容を聞かれる心配も薄いです。
ほかにも複数の友人は、以前こんなことを言っていました↓
「就活の面接前にヒトカラ、をルーティン化してたよ!」
なるほど。ちょっと緊張する用事の前だったり、喉を開きたいときだったりにめちゃくちゃ良い予感がします。
■思ったよりも、周りは自分に興味ない
極論これです。受付にいる店員さん、慣れてます。女子がひとりで入店するのも、慣れてます。
そして先ほど書いたとおり、「周りがこちらを気にしているのではなく、こちらが勝手に周りを気にしている」のがオチです。大丈夫。堂々と、颯爽と、ひとりカラオケを楽しみましょう!
おわりに
今日は、筆者がはじめての「ひとりカラオケ」にドギマギする様子、そして結局めちゃくちゃ楽しむ様子をお届けしました。
「私もはじめてのときはこんな感じだったな~」「勇気が出なかったけど、今度行ってみようかな!」そんな気持ちになっていただければ幸いです♪(筒渕朱音)