日+暴=「曝す」なんて読む?「ばくす」は不正解!

初めて見る難しい漢字が、ちょっと意外な読み方を持っていることってありますよね。たとえば「猶」「琺瑯」「鹹い」などは、ものすごく難しそうに見えますが、音で聞けば誰もが知っている意外な言葉だったりします。
そんな「知っているのに読めない、珍しい漢字」シリーズから、本日挑戦していただくクイズはこちら!

日+暴で、「曝す」
こちらの読み方、「あばす」でも「ばくす」でもありません。これも音で聞けば誰もが知っている身近な日本語なのですが、いったい何と読むのでしょうか?

■ここでヒント!

読み方を推理するために、ヒントとして言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「曝す」の意味は次のとおりです。

1 日光・風に当てて干す。例)「布団を日に曝す」
2 風雨や日光の当たるままにしておく。例)「風雨に曝された石仏」
3 布などを水洗いしたり日光に当てたり、または薬品を用いたりして白くする。漂白する。例)「布巾を曝す」
4 野菜などのあく・臭みなどを抜くために水に浸す。例)「ゴボウを曝す」
5 広く人目に触れるようにする。例)「恥を曝す」「酔態を曝す」
6 避けることができないむずかしい事態に身を置く。例)「危険に身を曝す」「敵の脅威に曝される」

他にもいくつかありますが、主な意味は上記のとおりです。たくさんあって難しそうに見えますが、意味と例文を1つ1つ見ていくと……、なんとなく答えが見えてきたのではないでしょうか?

ということで、さっそく正解の発表といきましょう!

■正解は、こちら!

「曝す」の読み方、正解は「さらす」でした(「さぼす」とも読みます)。
例文からも分かるとおり、さまざまな場面で日常的に使われている「さらす」という日本語ですが、この漢字で見かける機会はあまり無いですよね。意外な漢字表記に驚いた方もいるのではないでしょうか。

知っているのに読めない漢字は、まだまだたくさんあります! 他の問題にもぜひチャレンジしてみてくださいね。
(豊島オリカ)

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