絶対隠す?態度に出す?「本当は苦手な人」と接するときのコツ

「この日遊ばない?」

友人からそう言われると、嬉しくなりませんか。悩みを聞いてくれたり、一緒に食事や買い物を楽しんだりと、共に助け合いながら楽しくも過ごすことができる友人の存在って偉大ですよね。

でも、そんな友人の中でも、正直「この日遊ばない?」と聞かれて、実は気乗りしない場合もあります。「嫌い」ではないけど、ちょっと会うのには気持ちが億劫になってしまう相手も、いなくはない。

そこで今回は、20代~30代女性100名を対象に行った、「本当は苦手な友人」に関する調査の結果を紹介します。実際に寄せられたコメントと共に見ていきましょう!

 

■本当は苦手だけど、事情があって離れられない友人知人はいる?

  • 今いる 22%
  • 過去にいた(離れた) 29%
  • いたことがない 49%

約半数の方が「苦手だけど離れられない友人知人がいる/いた」と回答。その理由としては、離れようとしても相手が近づいてくるケースや共通のコミュニティがあること、付き合いが長いことなどが挙がりました。会う機会が別にあると、周囲との関係性もあるのでなかなか離れるというのが難しいようです。また、「頼っている」というコメントもあり、苦手な相手ではあるものの、離れられない事情を持つ方が多くみられました。

 

■本当は苦手な友人知人に会うとき、どうしてる?

  • 苦手なことを態度でうっすら伝える 22%
  • 苦手なことは出さないようにしているけど、出てしまっている気がする 51%
  • 苦手なことは絶対に出さずに接する 27%

「苦手なことを態度でうっすら伝える」「出てしまっている」という人の割合は全体で7割以上。隠せていないと感じている方が多いですね。あからさまな態度に出すまではないけれども、やはり苦手だと感じる相手なので、コミュニケーションも必要最低限にしてしまうなど、無意識に他の人と接するときとは何かが違う…ということになってしまいがち。

では、そんな相手と会う時、みなさんはどんなことを意識しているのでしょうか。

 

■本当は苦手な友人知人に会うときに心がけていることは?

苦手ではあるけれども、険悪な雰囲気にまではしたくないですよね。それこそ、会社や学校が同じ場合、今後も関わる機会があるはず。そこで、回答者の方から寄せられた、「本当は苦手な友人知人に会うときに心がけていること」を項目ごとに見ていきましょう。

【会い方】

  • 2人では会わない、極力誘われても行かない(34歳・埼玉県・会社員)
  • なるべく2人きりにならないようにする(28歳・東京都・学生)
  • 一緒に居すぎると毎回ギスギスするので、適度に距離を置いて接する(30歳・長野県・アルバイト)
  • 長い時間一緒にいないようにする(31歳・千葉県・アルバイト)
  • 頻繁に会わず、少しずつ会う回数を減らすように意識的にしている(34歳・埼玉県・会社員)

特に多かったのが、「2人では会わない」という意見。正直、苦手な相手と2人きりで過ごすのは精神的にも体力的にも結構きついもの。そのため、「会うのは短時間」「まずもって会わない」というような心がけをしている人が多く見られました。

【行動】

  • 余計な会話をしない(20歳・富山県・アルバイト)
  • 目を合わせない(28歳・東京都・会社員)
  • 優しくすること(28歳・東京・アルバイト)

関わるきっかけを積極的に作らない、というのも1つのポイントのよう。また、反対に「優しくする」という意見もありました。良くも悪くも波を立てるような行動をしないことが無難なようです。

【会話】

  • 話を合わせる(31歳・大分県・専門職)
  • 顔に出さない(29歳・三重県・会社員)
  • ありきたりな話題しかしないようにする(38歳・愛知県・会社員)
  • 適当に聞く(27歳・長野県・会社員)
  • 無理に相手に合わせない(31歳・大阪府・専業主婦)

やはり、会話においても曖昧にする方が多いです。苦手だから必要以上に関わりたくない、という思いが見られますね。あまり深い話はしたくない、しにくいというのもありそうです。

【内面】

  • 心を無にする(24歳・佐賀県・会社員)
  • 気にしないようにする(37歳・茨城県・アルバイト)
  • イラッとしても顔には出さないようにしているつもり、ではあります(24歳・三重県・専業主婦)
  • 会う前から気合を入れる(21歳・東京都・学生)

「心を無にする」「気にしない」と、り合いをつけられることが何よりの対処法なのかも。ただ、自分では平常心なつもりでも、つい態度に出てしまっているということも少なくありません。「こうしよう」と心がけていても、いざいざ苦手な本人を前にすると思っているような反応をするのは難しいところもありますよね。

苦手な人相手だと、仲の良い友人と比べて曖昧に接するという方が多い印象。会わせすぎると、関わる機会も増えてしまうので、「苦手な人と少し距離を置きたい」という人はあまり相手に会わせすぎる必要もないのかもしれません。関係性が悪くならない程度に、まずはほどよい距離を保つことを意識してみると良さそうです。(岡美咲)

▼途中から苦手になってしまった友達の話。

アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査