最初は仲が良かったけれど。「途中から苦手になった友達」7つの理由

最初は仲が良かったけれど…途中から苦手になった。そのとき、何があった?


「一緒にいて楽しい」という気持ちが一番。ですが仲が良くなったとしても、ちょっとしたことで喧嘩になったり、相手のことを知るうちに苦手になってしまったり。理想通りに行かないのが友人関係ですので、気が付いたら疎遠になっていた人も頭に思い浮かぶのではないでしょうか。

そんな気まずい関係の「苦手な友人」ですが、どんなことがキッカケで苦手になり、どう対処しているのでしょうか。今回は10〜30代の女性100名に本音を調査してみました。

Q.最初は仲が良かったけれど「途中で苦手になった友達」はいますか?


何人もいる 36%
1〜2人いる 31%
いない 33%

約7割の方に「苦手になった友達」がいるよう。たとえ苦手になっても相手が気づいていないケースがあったりもしますよね。ここからはなぜ苦手なのか、現在はどう関係を築いているのか詳しく見ていきましょう。

Q.「途中で合わなくなった友達」、何があった?


【1】マウントをしてくるようになった

「横柄な態度に変わった」「上から目線になった」(回答多数)
「自分語りが激しくなった」(19歳・学生)
「話題の中心になりたがる」(32歳・会社員)
「人を馬鹿にする発言が増えたから」(19歳・学生)
「自己評価の高さが鬱陶しくなってきた」(19歳・学生)
「自己中心的な言動が目立つようになった」(28歳・専業主婦)
「会話の些細なところに、人を見下しているような発言が目立つ」(30歳・パート)

普通ならば友人は対等な関係性。しかし一緒にいる中で会話の些細なところに人を見下す発言が目立ったり、「私は~」と自分語りを始めたり。そんな自己中心的な性格が見えてしまうと、一緒にいても気を遣いますし、楽しくないので「苦手」だと感じてしまうのかも。

【2】価値観が合わなくなった

「価値観・性格・話が合わない」(回答多数)
「しつこい」(22歳・会社員)
「考え方が合わなかった」(31歳・会社員)
「うまや価値観が合わなかった」(19歳・学生)
「連絡をよこす回数や遊びの誘いがしつこい」(30歳・パート)
「遊びの約束を向こうからしてたのに連絡が遅くて、LINEでぶつかった。会話や価値観の違いがすごく、何回か喧嘩した」(20歳・学生)

遊びや連絡の頻度はもちろん、考え方や価値観に「ん?」と疑問に感じることが多いと衝突の原因に。お互い悪気があるわけではありませんが、どうしようもありませんよね。喧嘩をしてもお互いに寄り添える空気感でなければ、自然と避けてしまいそうです。

【3】裏切られた

「陰口をいわれた」(回答多数)
「仲間外れにされた」(19歳・パート)
「他の人に秘密にしていたことを話す」(32歳・専門職)
「いいように使われているなと感じたから」(35歳・パート)
「新しい友達ができると、その子の悪口を言う」(16歳・学生)

自分の悪口を言われたり、親友だと思って話した秘密のことを別の人に話されたり。相手を信用していたからこそ、裏切りの行為は本当にショックですよね。もう信頼することはできませんし、「どうせ都合の良い友達認定されていた」と連絡自体も取りたくなくなってしまいます。

【4】一緒にいるのが疲れた

「めんどくさい態度をとる」(20・会社員)
「一緒に長くいすぎて疲れてきた」(34歳・会社員)
「ネガティブ発言が多すぎて疲れた」(19歳・学生)
「束縛が激しくなった、突然よそよそしくなった」(26歳・専門職)
「自分勝手な人だったからいつも振り回されて疲れた」(19歳・学生)

気楽に自然体で過ごせる間柄でないと長く一緒にいることはできませんよね。しかしネガティブ発言が多かったり、友達だとしても束縛が激しかったり……相手に振り回されてばかりでは正直疲れてしまうもの。一緒にいる時間も自然と減らしてしまいますよね。

【5】環境が変わった

「環境が変化した」(36歳・会社員)
「属性が違っていった」(34歳・会社員)
「共通の話題がなくなった」(25歳・会社員)

進学や就職、住む場所など……環境はその人の考え方や価値観を形成するもの。だからこそ、これまで仲良く出来ても途端に「共通の話題がない」「価値観が違うな」と感じてしまうのかもしれませんね。

【6】疎遠になった

「あんまり会わなくなった。あまり話さなくなった」(15歳・学生)
「小中学校と仲良くしていて高校も同じ高校に進み部活動も同じ部活に入ったが、部活の中の仲良しグループが別々になってしまった」(18歳・学生)

環境と少し似てはいますが、多くの人と関わる中で興味関心も変わり、自然と合う回数・話す回数が減ってきてしまうことも。きっと「声をかけて遊びたいな」と思うことが減り、次第にお互いが誘うことがなくなったのかもしれませんね。

【7】好きなものをけなされた

「好きな芸能人をけなされた」(37歳・パート)
「自分の好きなアーティストをディスられた」(29歳・専業主婦)

自分の好きなものや趣味を否定されてしまうと、自分自身を否定されているような気分になり、「どうでもいい」と感じてしまうのかも。そんな不快な気分になる相手と一緒にいるくらいならば、「好き」を尊重し合える人と趣味の共有をしたいですよね。

【その他】

「不倫しはじめた」(38歳・専業主婦)
「協調性のない人」(30歳・パート)
「性格がはっきりわかったとき」(18歳・学生)
「結婚式をドタキャンされた」(28歳・専業主婦)

他にはこんな回答も。一緒に過ごす中で「向こうは友達だと思っていないかも」「価値観が絶対に合わない」「ドタキャンばかり」……などと本性が分かってくる中で、自然と距離をとってしまうのかも。

Q.途中で苦手になった友達、どうする?


【1】徐々にフェードアウトする

「フェードアウトする」「静かに距離を置く」「自分から少しずつ離れていく」(回答多数)
「表向きは仲良く振舞うが、徐々にフェードアウトして離れる」(16歳・学生)
「プライベートの関係であれば徐々に、そして完全に関係を断つ」(19歳・学生)

表向きは仲良くしていくものの、最低限の会話をしたり、こちらからは誘わなくすることで、徐々に関係性をフェードアウトしていくよう。気づいたら距離を取っている状況になりそうですね。 

・最低限の関わり

「最低限の会話・関わりのみにする」(回答多数)
「なるべく会わないようにする」(32歳・会社員)
「グループが一緒の場合は、関わらないというか、話さない」(20歳・学生)

・自分からは関わらない

「自分からは関わらないようにする」(19歳・学生)
「会ったら普通に話しますが、こちらから誘ったりは一切しません」(35歳・パート)
「こっちから近付いたり話したりしないないけど相手が話しかけてきたら話をする」(19歳・学生)
「表面上は変わらず接するが、向こうからの連絡がなければそのままフェードアウトする」(28歳・専業主婦)

【2】連絡を取らない

「話さない」(回答多数)
「連絡を取らない」(26歳・会社員)
「LINEがきても、しばらく忙しいと言って連絡をとらないようにする」(19歳・学生)

会話も連絡もなし。そう行動に移すことで、相手も次第に連絡を取りづらくなりますよね。何度も断る忍耐力が必要ですが、連絡を取らないようにすれば、「あまり関わりたくない」という気持ちが伝わるはず。

【3】縁を切る

「縁を切る」「関わらない」(回答多数)
「他の人と話す」(18歳・学生)
「口をきかなくした。無視し続けた」(17歳・学生)

フェードアウトでなくとも、すぐさま縁を切る方も。特に「裏切られた」「一緒にいると疲れる」という理由によって、「もう付き合いきれないから縁を切る」選択をする方が多いようです。

【4】心理的な距離を取る

「適度な距離感をたもつ」(36歳・会社員)
「表面上は変わらず接する」(19歳・学生)
「なにも変わらず接するが、内心距離をとる」(29歳・専業主婦)

通常通りに接していても、心の距離は遠くなっている……。これを相手にされていたらゾッとしてしまいそうですね。苦手な人と普通に接することが出来るのがすごいです……!

 

誰しも苦手な人はいるもの。友達だからと気を許し過ぎたことで問題発言をしないように、相手の気持ちを考えながら関係を築いていきたいですね。もしも苦手になったとしても心配しすぎず、ぜひ上記の対処法を試してみてください! (齋藤有紗)