ここ数年続くパワースポット人気や仏像ブームに加え、よく耳にするようになってきた「御朱印」が、いま史上空前のブームです。御朱印をいただくために寺院や神社をめぐる人もいるほど！
御朱印とは、寺院や神社でいただく、ご本尊などを表した朱印と本堂や寺号が墨で書かれたもの。小さな帳面に赤と黒で記されるこれは、まさに日本ならではの神仏アートです。
アート作品のような鑑賞の楽しみ、そして増えていく喜びもあって、なにを隠そう、私も、神社などに行った際は、必ず御朱印をいただくようにしています。
御朱印めぐりの発祥は、霊場を巡拝するお遍路にあると言われています。御朱印は、書き写したお経を奉納した証として授与されるもので、御朱印を集める風習の発端は、1,200年前に始まった、四国のお遍路や近畿地方の西国三十三所巡礼だそう。
古くは写経、現代では参拝の証としていただく御朱印。複数の朱印を捺し、本尊や神社名を中央に墨書きしたり、日付や山号などを書き入れる……といった“朱印と墨書きのコラボアート”には、寺社それぞれの個性があります。また、手書きであることで、世界にたったひとつ自分のための“オンリー御朱印”という点も趣があります。
御朱印代は300円程度。宗派ごと、寺院や神社ごとに御朱印帖をわけるという話もありますが、あまり堅苦しく考えず、参拝して御朱印を感謝の気持ちでいただく……という気持ちが大切です。
御朱印ブームもあり、御朱印帖もさまざまなものが販売されています。神社や寺院でも購入できますが、「鳩居堂」や「榛原」といった和紙専門店や書道具を扱うところで、お気に入りの御朱印帖を手に入れる方法も。かわいいマイ御朱印帖は、持っているだけでも気分が上がります♡
実は、『和樂』7月号には特別付録として、“和樂オリジナル御朱印帖”がついてきます。これがとってもかわいいんです！
