今年、急激に人気を集めている「フレーバービール」とは、製造過程で果物やハーブなどの風味や香りをつけたビール(発泡酒)のこと。苦みを抑えた爽やかな飲み口で、甘くて飲みやすい、まさにカクテル感覚で飲めるビールというわけ。それがヒットし、ビールが苦手という女性や若年層の愛飲者を増やしているのだとか。
オリコン・モニターリサーチが20~30代の男女600名にアンケート調査をした結果、すでに4人に1人が「フレーバービールを飲んだことがある」と回答。さらにその感想を聞いたところ、3人に2人は「好き」「まあまあ好き」と答えていることがわかったのです。
また飲食店に行った際にフレーバービールを飲みたいかをたずねたところ、「とても飲みたい」人は12.2%、「飲んでみたい」人は41.7%と、半数以上の人から支持されていることも明らかに。今後ますます注目されること間違いなしのようです!
ではなぜ「フレーバービール」が注目されはじめたのでしょう。それはビール離れが原因にあったようです。
まずはビール人気の傾向を調査してみると、居酒屋などに行ったときビールを飲むという人は「いつも飲む人」が31.7%、「どちらかというと飲むことが多い人」が22.0%と、約半数程度と判明。
一方で、「まったく飲まない」という人も3割程度いました。その理由をたずねると、最も多かったのが「味が好きでない」で7割程度、次いで6割の人が「苦い」と回答。ビール特有の苦みが苦手な人が多いことがわかったのです。
また、普段ビールを飲まない人が飲みたくなる瞬間をたずねたところ、「飲んでいる人を見ると美味しそう」「乾杯が楽しそう」「暑い日や喉が渇いたときはよさそう」という意見も。
さらに、「甘い」「フルーティー」「軽い飲み心地」であれば飲みたいと思っている人が多いこともわかりました。
つまり、フレーバービールが好まれるようになったのは、「ビールが苦手な人が好む味になっていること」にあるようです!
◆飲んでも良い「理想とするビール」は?
1位 苦くない 45.3%
2位 甘い・フルーティー 34.5%
3位 軽い飲み心地 26.6%
4位 のど越しが良い 19.8%
5位 ゴクゴク飲める 19.1%
6位 スッキリ爽やかな風味 16.2%
7位 アルコール度数が低い 15.8%
8位 食事に合いそう 9.4%