大掃除前必見!ブランドものの価値を下げないお手入れ方法5選

新年に向け大掃除にバタつく時期。久ぶりにクローゼットを開けてみると、「以前購入したブランドバッグにカビが生えていた」「ジュエリーが輝きを失っていた」などの少し悲しい経験をしたことはありませんか? 何年も前に買ったブランド品でも、状態がきれいであれば長く使えることはもちろん、もし売ることになった際にも買い手がついたり、値崩れもしにくくなります。

そこで、ブランドリユース企業KOMEHYOの鑑定士の方が教える「ブランドの価値を下げないためのお手入れ方法」を紹介します!

 

■プロの鑑定士が教える!ブランドの価値を下げないお手入れ方法5選

1.保管時はバッグのハンドルは本体につけない

バッグの保管で気をつけたい部分が……それは「ハンドル」。長時間保管されていたバッグ本体にハンドルの跡がついてしまったり、シワや型崩れの原因にもなるため、ハンドル部分を梱包材でくるむなどして、手で持ったような状態になるように固定して本体につかないように保管すると安心。(普段あまり使わないスカーフをまいて華やかさを加えつつ、状態を保つ上級者テクも!)

 

2.バッグにはタオルを詰めて保管で湿気対策と型崩れ防止!

ブランドバッグなどの革製品は、大切に保管したつもりでも思わぬ劣化を招いていることが多々あります。例えば、日光に当たらないところに保管しているつもりでも、室内の蛍光灯に含まれる紫外線で変色や褪色を引き起こしていることも……。

また、湿気が溜まりやすいクローゼットの中では、空気中に含まれた水分にさらされ続けるので、革剥がれやカビが発生してしまうことがあります。そのため、保管はなるべく湿気の溜まりにくい上の段に。乾燥剤も有効ですが、使いすぎると革から水分を奪ってしまうのでほどほどにしましょう。タオル等を詰めて保管すると湿気対策だけではなく型崩れ防止にもなりおすすめですよ。そしてときどき空気に触れさせてあげることが大切。何よりも“定期的に使う”ことがお手入れにもなります。

 

3.革は「そのまま、しまいっぱなし」にしない

もし革製品を⻑期保管する場合は、保管前に簡単なクリーニングに出すのがベスト。表面についた埃や汚れを放置して取れなくなることを防ぐだけでなく、革製品の呼吸を妨げないようにするため、革の中に不要な水分を溜め込むことも防ぎます。

また、革靴は靴箱にしまいっぱなしにしていると、ホコリや乾燥によって表面がひび割れてしまう可能性があります。使っていなくとも定期的に表面の埃をブラシで除去したり、保革剤を塗るのがおすすめ。

 

4.硬度の高いジュエリーは中性洗剤を入れたぬるま湯で洗ってOK

宝石のついたジュエリーもお手入れをすることで、何年経っても購入当時の輝きを保つことができます。

ルビー、サファイヤ、ダイヤモンドなど、硬度の高い宝石:使用後は中性洗剤を入れたぬるま湯に入れ、柔らかい⻭ブラシで磨き、洗い終わったら柔らかい布で優しく拭き取りましょう。

エメラルド、オパール、サンゴなど、衝撃に弱い宝石や硬度の低い宝石:洗わずに柔らかい布で優しく拭くことがおすすめ。

シトリンやクンツァイトなど、退色する宝石:直射日光の当たる場所での保管は避けましょう。

5.白い服はキレイに見えても要注意!汗抜きしてから保管を

虫食いはウール、シルク、カシミヤなどの動物繊維だけでなく、コットンなどの植物繊維でも発生するため、保管には防カビ剤を含んだ防虫剤の使用がおすすめ。

また、薄い色(特に白)の洋服は、パッと見キレイに見えても、時間が経つと、汗や皮脂の汚れが⻩ばみとなって襟やワキ部分に浮き出てくる可能性があります。ご家庭で洗濯可能な物は酸素系漂白剤でつけ置き洗いを、家庭洗い不可の物はクリーニングで汗抜きをしておくと、より安心して保管できますよ。

 

■捨てるだけじゃない、長く使える大掃除を

大掃除をしていると、捨てる物が出てくる一方で、「まだ使えそう」「捨てるのはもったいないな」などと取っておきたいものも出てきます。そんな時、またなんとなく保管しておくのではなく、使えるように保管することも大切。ぜひ年末の大掃除のタイミングで確認し、お手入れをしてみてはいかがでしょうか。(岡美咲)

 

情報提供元/ KOMEHYO