まだ間に合う!「ふるさと納税」の基本的なやり方・仕組みを超わかりやすくレクチャー

年内にやっておきたい! ふるさと納税の基本のキ

「やったほうがいい」って言われるけど、仕組みがよくわからないふるさと納税。そんなふるさと納税の基礎知識を、ファイナンシャルアドバイザー・八木さんが解説! これさえ読めば、今日からすぐ始められます♡


教えてくれたのは…

ファイナンシャルアドバイザー 八木エミリーさん
大学卒業後に入った証券会社で、社内最年少でセミナー講師に! 現在はフリーランスのファイナンシャルアドバイザー兼個人投資家として活躍中。著書『元証券ウーマンが不動産投資で7億円 』(ダイヤモンド社)が話題。

Q. ふるさと納税ってどんなもの?

A. 生まれ故郷や応援したい自治体に寄付ができるシステム

「ふるさと納税は、地方と大都市の格差を少なくするためにできた寄附金税制。任意の地方自治体に寄付が行え、収入などに合わせた一定の寄付金額が所得税や住民税から控除されます。さらに地域の名産品などの返礼品までもらえるとても魅力的な仕組みなんですよ」(八木さん・以下同)


Q. ふるさと納税はなぜ、やったほうがいいの?

A. 様々なメリットがある!

「様々ある控除システムの中でも、ふるさと納税はお手軽にできてお得度がとても高いんです。その3大メリットを、詳しくご紹介します!」

メリット1:税の還元や控除が受けられる!

「寄附の合計金額から、自己負担となる2,000円を差し引いた額が翌年納める住民税、所得税還付という形式で控除されます。ちなみに、控除の上限額は年収や家族構成で異なるので、上限額以下の寄附にとどめて」

メリット2:返礼品がもらえる

「ふるさと納税をすると、『寄付額の3割以下』の返礼品がもらえます。控除の上限金額を超えなければ、しっかり税金が控除される上に、お礼の品までもらえてかなりお得。返礼品でしか手に入らない品もありますよ」

メリット3:税金の使い道を指定できる

「申請をする際に、寄付金を自治体がどのように使用するのか、その用途を選択することができるんです。寄付金をどの地区に使ってほしいかで、寄付先の自治体を選ぶことも可能。税の使い道に自分の意見を反映できる制度はなかなかないのでぜひ活用を」


Q. ふるさと納税の返礼品ってどんなものがあるの?

A. 食品や日用品だけでなく、様々なものが!

  • オーナー制度
  • イベントの参加権
  • 人間ドック
  • 旅行のチケット

etc…

「ふるさと納税の返礼品は『地元産品』で『寄付額の3割以下』がルール。人気は特産品やご当地グルメですが、その地域に工場のある会社の日用品や家電もありますよ。地産地消の観点から、現地を訪れる旅行チケットや人間ドックなど、変わり種も」


Q. どうやってふるさと納税を始めたらいい?

A. ふるさと納税サイトから簡単にできる!

「ふるさと納税は基本的に、企業が運営する『ふるさと納税ポータルサイト』を利用し申請します。手続きはとても簡単! ネットショッピング感覚で返礼品を選んで寄附でき、支払いもカードや電子マネーの使用が可能。スマホがあれば、いつでもどこでも返礼品をチェックし、申請することができます」

\ふるさと納税をするための3step/

STEP1:寄附上限額を確認する

「年収などから寄附上限額がわかるページが『ふるさと納税特設サイト』にあるはず。自分で計算するのは少し難しいので活用して」

STEP2:寄附する自治体と返礼品を選ぶ

「『ふるさと納税ポータルサイト』にはずらり返礼品情報が! サイト自体も複数あるので見比べてベストなものを探し、申請して」

STEP3:返礼品をもらい、寄附金控除の申請をする

「寄附が完了すると、返礼品が送られてきます。その後、寄付金控除の申請を。これを忘れると税金控除が受けられないので気をつけて」


Q. 寄附金控除の申請って、難しそう…。

A. 〝ワンストップ特例制度〟を使えば簡単!

「確定申告をする必要のない給与所得者が使える制度で、申請書に必要事項を記入し寄付した自治体に送るだけで免税が受けられます。ササっと書いて送るだけなので、誰でも簡単にできますよ」

副業をしている人や個人事業主の人は…

「会社員であっても、医療控除や副業等で確定申告をする必要がある場合や、年収2,000万円を超える所得者はワンストップ特例制度が使えないんです。確定申告で寄付金控除を申請して」


Q. 私でもふるさと納税、できるの?

A. 誰でも可能! 税金を納める社会人なら控除も

「ふるさと納税は自治体への寄附なので、寄附自体は誰でもできます。税額控除されるのは、所得税や住民税を納めている人や世帯。税金を払っている20代の働く女子の皆さんなら、ふるさと納税することで税金控除が受けられるでしょう」


Q. ふるさと納税はいつまでにやるべき?

A. 毎年12月31日までに!

「受付は一年中していますが、その年の1月1日〜12月31日に寄附した分が、当年度の所得税の還付・翌年度の住民税の控除の対象に。ちなみに支払いが完了した日で処理されるので、12月末に滑り込みせず余裕を持って申し込みましょう」

聞いたことはあるけど何だか難しそう…。とスルーしがちなふるさと納税。仕組みがわかれば、実は簡単に楽しみが増える! 今年はふるさと納税で、お得に税を納めよう!

CanCam2023年12月号「初めて“ふるさと納税”をやってみた。」より
撮影/田形千紘 スタイリスト/川瀬英里奈 ヘア&メイク/あきやまひとみ モデル/トラウデン直美(本誌専属) 構成/衛藤理絵 WEB構成/久保 葵