あるあるすぎる!ジェーン・スーが語る、恋愛がうまくいかない「アヒル女子」の生態

【3】彼が好きなのは「そのままのあなた」ということを信じること。

……と言われても、アヒル女子のみなさまは信じられないことでしょう。清く正しくみにくいアヒルの子な私は信じられませんもの。でも、あなたとつきあうということを決めた時点で、彼は「なにかしてくれるあなた」を好きなのではなく、「そのままの、無理をしない、笑顔のあなた」が好き、だそうです。それを信じることから「脱・アヒル女子」ははじまります。

 

【4】そして「彼に愛されたくてしている無理」をやめる。

「彼に愛されたくてしている無理」は、自分も消耗する、彼はそれを求めていないことが多い、自分は彼に求める水準が上がる、報われなくてイライラする……と、誰得なことばかり。

それならいっそ勇気を出して、「これをしなくなったら愛されなくなるんじゃないか」という恐怖を乗り越えて、その無理をやめてみましょう。

例えば、土日の朝に無理して作っていた朝ごはん作りをやめてみる。「あれがないと調子が出ないよ」なんて期待通りのリアクションが得られないのは、元アヒル族のジェーン・スーさんが実証済みです。朝ごはんがなくたっていい、彼はただ、あなたを腕に抱いて二度寝するのが本望だった……。そんなことだって、世の中にはたくさんあるのです。

 

「無理」してあがくのをやめた結果「脱・アヒル女子」して、美しい「白鳥女子」になる。自分をみにくいアヒルの子だと思って、美しい白鳥女子をうらやんでいたけれど、誰だって白鳥になれるんです。

彼は、なにか特別なことをしてほしいわけじゃない。ただ、笑顔のあなたがそばにいてくれればそれでいい。いま「彼に尽くさなければ愛されない!」と信じ込んでいるアヒル女子たちが、そう信じられるようになるまでは時間がかかることでしょう。「これをやめたら、もっと愛されなくなるんじゃないか」と不安になることでしょう。

でも、男性たちに聞いてみてもやはり「なにかしてほしくてつきあってるわけじゃない」と口をそろえて言うわけです。それでいいの? と不安になりますが、そのようです。

ああ、もっと早く知りたかった。そしたらいろんな間違いを犯さずに済んだのに、と頭を抱えるアヒル女子のみなさま。大丈夫、知ったときから少しずつ少しずつ変えていけばいいんです。……なーんて、現役アヒル女子の自分にも言い聞かせてみるわけでした。

一緒に美しい白鳥となってはばたけるようがんばりましょう。……いや、むしろ「がんばるのをやめましょう」のほうがいいのかしら?(後藤香織)

 

『Oggi』2015年6月号
『Oggi』2015年6月号(小学館)

 

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