10月11日、モデルの高垣麗子さんが34歳の誕生日を迎えられました。『プチセブン』でモデルのキャリアをスタートし、モデル人生19年目となる高垣さん。そんな高垣さんに、10月6日に行われた初のスタイルブック『くいしんぼ。』発売記念イベントの日、趣味である「食」、そして体型維持の方法、34歳の目標など、多岐に渡るテーマについて、根掘り葉掘り独占インタビューしてきました!
―33歳を振り返って、いかがでしたか？
本を出版できたことが、とても大きいですね！ いつかは自分の本を出せたらいいなと思っていたんです。モデル19年目となって、このタイミングで『くいしんぼ。』を出版できたことを本当に嬉しく思います。今までの人生をもう一度振り返るきっかけにもなり、特別な一年になりました。
―しかし、ブログや本を見ていても、本当に食いしん坊でよく食べていらっしゃるようにお見受けするのに、細いですよね！ その秘訣ってありますか？
あはは、そんなことないです（笑）。私、食べることが大好きなので、我慢したくないんです。好きだから、食べ過ぎてしまうこともよくあるんですけど、そのときに「あっ食べ過ぎちゃった……」って後悔しないで「今日はいっぱい食べて幸せだったな、でも明日はいつもより一駅多めに歩こう」って思うんです。しかも、運動した後のごはんって美味しいんですよー（笑）。なので、食を楽しみたいから尚更運動するようになりました。そういう生活をしていると、特別なダイエットをしているわけではないのですが、健康的な体を維持できるようになりましたね。
―ちなみに普段どんな運動をされていらっしゃるんですか？
「さくら」と「ぽてこ」という柴犬を二匹飼っているんです。で、柴犬って運動量が必要なので、毎朝30分必ず散歩に行くんです。その毎日の30分の有酸素運動が、実はダイエットというか、体型維持に効いてる！ というのを実感しています。犬を飼うまでは体型維持のために食生活を我慢したりとかあったので……。あとは、行けるときだけなんですが、ジムに行ってトレーナーさんに見てもらいながらトレーニングをしていますね。でもそれも月に2、3回なんですが……（笑）。20代のときに、いろんな運動やダイエットをやってみて失敗したんです。でも、そのぶん今は、自分にベストな適量や方法がわかってきました。自分にベストなのは「あんまり無理しないこと」なんだなって思いました。無理をしたら続かないので、できる範囲のことを続けています。それに、私は細い体が単純に美しいとは思っていないんです。モデルの中では、私は体重もあるし骨格もしっかりしているほうなんです。私が美しいな、いいな、って思う女性は、健康的な女性なので、それに近づけるように、楽しく食べて運動しています。
―さて、そんな自然体が魅力的な高垣さん。34歳の誕生日を迎えるにあたり、どんな心境ですか？
年々、年を重ねることが楽しいなって素直に思います。正直、今が一番楽しいです。30代って、20代のうちに様々な失敗も含めて経験してきたことで、いろんな発見があったり、自分らしさを見つけられたり、ちょっと肩の力を抜いて生きていける年齢だと思うんですが、まさに私もそんな感じです。今、無理も背伸びもしていなくて、でも、それでいいんだなって思えるようになって、すごく、楽しいです。
―34歳の目標をお聞かせください。
そうですね……「食」は私にとって絶対で、この本を作るにあたって、ますます興味が出てきたので「食」について追求して学びたいです。食から世界は広がっていくと思うんです。例えば、プライベートな旅行でも、食について知っていると行く場所が変わってくる。この地方にはこんな食やこんな器があると知っていたら、今度は焼き物が有名な地方に行って、その焼き物の器でこんなものを食べてみよう、ってなりますよね。それで世界が広がっていったら楽しいな、と思います。食を通じて出会う人との繋がりや、新たな場所との出会いをすごく大事にしていきたいです。やっぱり「食」って一生だし、職業も性別も関係なしに生きていくうえでとても大事なことですから。
『くいしんぼ。』の名の通り、まさに「食」について話しているときの高垣さんはとても楽しく幸せそうです。もう充分食について詳しそうなのに！ と思ってもさらに追求し続けるその姿勢や、無理をしないで自然体でいること、そして食べても体型維持をし続けるコツ。高垣さんから見習いたいことが多数あります。明日は『くいしんぼ。』の裏話について伺います。ご期待ください！（後藤香織）
『モデル・高垣麗子の暮らしのレシピ くいしんぼ。』高垣麗子/著（小学館/1,300円+税）
