バスケ渡邊選手「目指すのは、ずっと変わらず優勝!」W杯の見どころもチェック!【CanCamモデル菜波が直撃取材】

バスケットボール日本代表候補メンバーを菜波がガチ取材!

日本テレビ系『Going! Sports&News』でバスケットボールサポーターを務める菜波が、日本代表選手に取材する連載もついに最終回! ついに開幕し、話題沸騰中のワールドカップをさらに盛り上げよう♡
最終回を飾ってくれるのはバスケの本場・NBAで活躍し続ける、日本代表の要、フェニックス・サンズの渡邊雄太選手!


W杯では前回の雪辱を果たしたい。日本代表の応援、よろしくお願いします!

渡邊雄太
1994年、香川県生まれ。身長206㎝。史上初めて高校生で日本代表に選出。高校卒業後は渡米し、ジョージ・ワシントン大学で主力選手として活躍。2018年にNBAグリズリーズと2way契約を結び、日本人2人目のNBAプレーヤーに。その後、ラプターズ、ネッツを経て、2023-24シーズンからはNBAフェニックス・サンズに所属。

【菜波】8月25日に開幕するFIBAバスケットボールワールドカップを応援するこの連載も、ついに最終回。ラストはNBAで活躍される、日本代表のエース・渡邊雄太選手です! よろしくお願いします。

【渡邊】よろしくお願いします。

【菜波】渡邊選手はNBA日本人最長の6シーズン目を迎えられますが、NBA選手になろうと思ったきっかけを教えていただけますか?

【渡邊】バスケを始めてすぐの頃、テレビでNBAの試合を観たんです。当時はレイカーズのコービー・ブライアント選手が大好きで、コービーが優勝して喜んでいる姿を見て、自分もこういうふうになりたい! と思って。そのときからずっと僕は「NBAで優勝」を目指しています。

【菜波】小さい頃に描いた夢を叶え続ける姿に感動します。当時は前例のなかった、大学生での単身渡米も衝撃でした。私、中学のときに『月刊バスケットボール』を読んで、渡邊選手の渡米ニュースに驚きました!

【渡邊】そうですね、当時は必死でした(笑)。最初は英語を全然話せなくて。アメリカの大学だと、単位が取れないとバスケをやらせてもらえないんですよ。なので、練習がないときはずっと勉強。家庭教師もつけて頑張っていました。授業→バスケ→勉強→夜はひとりでシューティングの練習。これを毎日欠かさない4年間だったので、大学時代に休んだ記憶はまったくないんです。

【菜波】すごすぎます…。なぜそこまで頑張り続けられるのでしょうか?

【渡邊】やっぱり、何よりもバスケが好きだから頑張れるっていうのはありますね。あとは、常に目標があるので、その目標に向かって頑張れるという感じです。

【菜波】今回のワールドカップについてはどのような目標をお持ちですか? 個人的に、前回の中国大会後の渡邊選手のインタビューがとても印象的で。悔しい気持ちが伝わってきて、私も涙してしまいました。

【渡邊】そうですね、前回は悔しかったです。それこそ、大きな国際大会ではワールドカップと東京五輪で8連敗している状態。日本代表選手としてたくさんの方に応援してもらって、代表に入りたかったけれど入れなかった選手もいると思うとふがいなかったです。単純に、試合に負けるってスポーツ選手として本当に悔しいことなので、今回は厳しいグループに入ってはいますが、勝ちにこだわっていきたいです。代表内で自分は年齢も上のほうですし、国際大会の経験があまりない若い選手も多いので、リーダーシップを発揮して代表を引っ張っていきます!

【菜波】全力で応援しています! ちなみに今回は沖縄開催ですが、渡邊選手は以前沖縄に住みたいっておっしゃっていましたよね?

【渡邊】どこかで言ったことあるかも。自然が好きなので、沖縄いいですよね。実は、高校の修学旅行が沖縄だったんですが、バスケで参加できなかったこともあって(笑)。

【菜波】そういう意味でも思い入れのある場所なんですね!

【渡邊】僕は高校卒業後からアメリカなので、日本のお客さんの前でプレーをする機会がほぼないんです。東京五輪はコロナで声出しができませんでしたが、今回は日本のファンの方の盛り上がりを生で感じながらプレーできるのも楽しみです!

【菜波】声援は任せてください!!

香川出身の渡邊選手! 試合前には「讃岐うどん」を欠かさない!?

【菜波】渡邊選手は、日本に帰ってきたときに必ずやることはありますか?

【渡邊】香川の実家に帰ります。あとはやっぱりうどんかな。

【菜波】うどん、お好きなイメージあります!

【渡邊】実家の近くに幼い頃からよく行っていたおいしいうどん屋さんがあって。そこに行きますね。

【菜波】え~気になります! 香川のうどんは違いますか?

【渡邊】コシなのかな。おいしいんですよ!

【菜波】ちなみに、アメリカでも試合前にうどんを食べているとお聞きしたのですが、本当ですか?

【渡邊】本当です(笑)。試合前なのでさらっと食べられるのもよいですし、単純にうどんが好きなのでルーティンになっていますね。ニューヨークは日本のスーパーもあるので、冷凍うどんを買って、味付けはかつおだしをお湯で薄めた超シンプルなものなんですが、プロ入りしてすぐくらいからずっと続けています。

【菜波】ふるさとの味でパワーをつけているんですね!

アメリカでは、小さい子供でもバスケのルールを熟知している!?

【菜波】アメリカ暮らしが長いかと思いますが、カルチャーショックを受けたことはありますか?

【渡邊】やっぱりみんなものすごくフレンドリーなんですよね(笑)。それこそ、アメリカに行ったばかりの頃は、街なかで「あれ? 知り合いだっけ?」っていうくらいの距離感で街行く人に話しかけられて驚きました。

【菜波】えぇっ! アメリカってそんなノリなんですか!?

【渡邊】「ヘイ、背高いね! バスケやっているの?」みたいな感じで。バスケがカルチャーに根付いているので、「背が高い=バスケをやっているんじゃないか」という発想になるみたいです。

【菜波】206㎝ある渡邊選手は目立ちますもんね!

【渡邊】多くの人が小さい頃からバスケに馴染みがあるんですよね。試合でも、小さい子供が審判にめちゃくちゃ抗議したりしているのを見てびっくりしますよ! 

【菜波】審判の判断に抗議するってかなり細かいルールを知らないとできないことですよね。さすがバスケ大国!

日本でバスケがもっと人気になるには僕たちがよい結果を出すしかない!

【菜波】バスケが大好きな私としては、日本でもアメリカのようにバスケが人気になってくれればなぁとよく思います! どうしたらよいと思いますか?

【渡邊】そうですね。そもそもの国土の広さもありますけど、日本はバスケコートが街なかに全然ないですよね。

【菜波】渡邊選手は、少年時代バスケのゴールがないから、電柱をゴールに見立てて練習をしていたんですよね? 

【渡邊】そうなんです。あ、でも僕の地元の三木町が、僕がNBAに入ったときに記念にバスケットボールコートを公園につくってくれたんです。なので今はありますね(笑)。

【菜波】すごい! そうなんですね! そうやって街なかにバスケができる環境がたくさん増えれば、日本でもバスケ好きな人がもっと増えていきますよね!

【渡邊】そうですね。そのためにも、僕たちが試合でよい結果を出して、バスケが注目されるよう頑張ります!

【菜波】ワールドカップ、応援しています! 本日は貴重なお話をありがとうございました!


菜波が解説! 渡邊選手のココを見て!

1. 渡邊選手の3ポイントシュートにきっと日本は救われる!

「NBAで『リーグ最高の3ポイントシューターのひとり』と言われるほど、渡邊選手は決定力が高いんです! ファンの間では、“Yuta The Shooter”の愛称で親しまれているみたい♪ W杯で見られるのが楽しみだなぁ♡」

2. カジュアルでお茶目なX(旧Twitter)が面白いんです!

「日本人としてNBA最長で活躍しているすごい方だけど、ノリがよくてお茶目なんです! 特につぶやきのリアルな感じが面白くて、スラダン愛をアツく語られたり、仲よしの富樫選手や比江島選手とのおふざけなやりとりも私は大好き(笑)」

3. 『SLAM DUNK』で例えるとズバリ、仙道 彰です!

Ⓒ井上雄彦 I.T.Planning,Inc.

「プレー面でも精神面でも、チームの支えになってみんなに信頼されているところが、仙道 彰に重なります! 渡邊選手自身も、クールで選手としてもオールラウンダーな仙道が昔から憧れなんだそう♪」


撮影舞台裏を大公開!

スニーカーとキャップ好きで知られる渡邊選手。普段のファッションはストリート系のカジュアルが多く、スーツを着る機会はあまり多くないんだとか。

今回はブラックのセットアップに身を包んでいただきました。シャツはナシで素肌にジレ。黒がお好きということで、衣装も気に入っていただけました!

小顔かつ2mを超える渡邊選手のあまりのスタイルのよさにスタッフ陣も思わず「かっこいい~!」。

穏やかでフレンドリーな渡邊選手のいつもよりちょっぴりセクシーな出で立ちはいかがですか? ちなみに、ネックレスと時計は渡邊選手の私物なんです♪ 


バスケのことなら、菜波に聞けば間違いない♡
知っておくともっと楽しい! W杯の見どころSpecial

TOPIC 01:富永啓生選手の3ポイントに期待!

©JBA

3ポイントラインのもっと後ろからシュートを打って、スパスパと入れてくれる富永選手。ホーバス監督も「彼は特別な3ポイントを持っている」と言うくらいなので、すごく期待しています!

TOPIC 02:菜波の好みもプチ公開! イケメン選手BEST3

ラウリ・マルカネン(フィンランド)

©Aflo

王子さま系の正統派イケメン・ラウリは昨シーズン、NBAのMIP(最優秀躍進選手賞)にも選ばれた勢いのある選手。身長213㎝とサイズがあるのに機動力もあるところが好き♡

オースティン・リーブス(アメリカ)

©Aflo

NBAでは八村 塁選手とチームメイトのオースティン。ビジュアルはどちらかというと“かわいい”感じですが、ルーズボールを追いかけたりと、プレーはめちゃくちゃ男前!

タイリース・ハリバートン(アメリカ)

©Aflo

濃い顔好きの私がひと目ボレしたタイリース! NBAの選手ってクールな人が多い中、いつもニコニコしていて心を射抜かれました。多彩なアシストパスにも毎回うっとり。

TOPIC 03:ハイエナのような俊足! ドイツのデニス・シュルーダーが推しメンです

©Aflo

日本が初戦でぶつかるドイツのデニスは、本当に足が速く、ドリブルでどんどん切り込んでくる、まさにハイエナ! 目で追えないこともあるくらい信じられないスピードなので、それを止める日本の選手も気になるところ(富樫選手かな? 河村選手かな?)。さらに3ポイントの精度も高いので、敵チームではありますが目が離せなくなりそう。

TOPIC 04:フランスのルディ・ゴベアはスラダンでいうとこの赤木剛憲(ゴリ)なんです!

©Aflo

『SLAM DUNK』を観ている方はご存じかと思いますが、キャプテンの赤木って勢いのあるブロックと力強いダンクでチームの士気を高める精神的支柱みたいな存在ですよね。フランスのルディ・ゴベアはまさにそんな選手。もし私が対戦相手で、この人にハエ叩きされたら…その気迫に委縮しまくっちゃうかも…(汗)。

TOPIC 05:スロベニアのルカ・ドンチッチのプレーが生で観れるのが一番の楽しみ♡

©Aflo

連載でお会いした選手のみなさんに、対戦が楽しみな選手を聞いたところ、よく挙がっていたのがスロベニアのドンチッチ。バスケ選手にしてはぽっちゃりさんで、動きもそんなに機敏ではないんですが、ボールを持ったら必ず何かを仕掛けるハンドスキルの持ち主。沖縄に来るので、しっかりこの目で見届けたい!

『Going!』で撮影舞台裏を放送!
菜波がバスケットボールサポーターとして活躍する日本テレビ系スポーツニュース番組『Going! Sports&News』(毎週土曜深夜23:55〜)では、撮影当日の様子を放送。沖縄現地取材もお楽しみに! 気になる詳細は番組のHPをチェック!
バスケW杯がついに開幕! 日本代表を応援しよう♪
FIBAバスケットボールワールドカップ2023」が8月25日沖縄で開幕! 沖縄での熱戦の模様は日本テレビ系とテレビ朝日系で放送。みんなで熱い声援を送りましょう!

W杯 日本vsカーボベルデ戦は本日9月2日、いよいよこのあと20:10ティップオフ! 菜波の連載を参考に、代表選手の勇姿をぜひ生で見届けて♡

CanCam2023年10月号「GO FOR IT!」より
撮影/伊藤彰紀 スタイリスト/藤長祥平(渡邊選手分)、たなべさおり(菜波分) ヘア&メイク/磯野亜加梨 構成/大椙麻未、山下 樹 WEB構成/久保 葵