バスケ比江島選手「日本代表候補選手のなかで最年長。チームを引っ張っていく存在になりたい!」【CanCamモデル菜波が直撃取材】

バスケットボールW杯を目指す日本代表候補メンバーを菜波がガチ取材!

今、日本バスケがとにかくアツいんです! 日本テレビ系『Going! Sports&News』でバスケットボールサポーターを務めるCanCam専属モデルの菜波が、気になる選手を徹底取材♪ 選手の魅力を知って、8月開幕のW杯に備えてみんなでバスケ沼にハマりましょう!

連載第2回目掲載のCanCam7月号では、千変万化のステップで日本バスケを盛り上げ続ける、宇都宮ブレックスの比江島慎選手に直撃!


「比江島スイッチ」が入ったらもう誰にも止められない!

比江島慎
1990年、福岡県生まれ。身長191cm。2012年、大学4年生時に日本代表初選出。卒業後、シーホース三河に加入し、新人賞やMVPを獲得。2018年には豪州NBL、2019年にはNBAサマーリーグなど海外バスケも経験。現在は宇都宮ブレックスに所属。昨年はエースとしてチームをBリーグ優勝に導き、MVPに選ばれた。

【菜波】8月開催のFIBAバスケットボールワールドカップに向けた応援連載。第2回は比江島 慎選手の登場です。よろしくお願いします!
【比江島】僕人見知りなんで実はだいぶ緊張しています(笑)。
【菜波】以前取材させていただいたときにも仰っていましたよね。でも、コートでのアグレッシブなプレースタイルを考えると、改めて意外です。
【比江島】たしかに、試合中は別人格というか。「もう誰にも止められない!」っていうくらい強気になりますね。
【菜波】「比江島スイッチ」ですね! 比江島選手の無敵状態。ばんばん連続でゴールを決めるイメージです。
【比江島】ありがとうございます(照)。コートの勝ち気で強気な自分もいれば、プライベートはおっとりしているし、人見知りでシャイな性格だけど、仲間内では饒舌だったり。我ながら多重人格だなって思います(笑)。
【菜波】色んな一面があるんですね。試合中の比江島選手といえば、巧みなフェイントで敵を惑わせ、ディフェンスをかいくぐるドライブ「比江島ステップ」はいつも見ていてワクワクします。実際プレー中はどんな感覚なのでしょうか?
【比江島】よく聞かれるんですけど、僕も正直あまりわかっていないんです。僕のドライブは、後出しジャンケンというか、最初に自分が仕掛けたフェイントに対して、その場で出た相手の反応に合わせて、感覚でステップを駆使しているという感じで。
【菜波】 そうだったんですね! バスケ経験者なら誰しも一度は、あのステップに憧れます。W杯に向けてさらに強化したいことはありますか?
【比江島】やっぱりトム(・ホーバス監督)さんのバスケは、3ポイントシュートを重要視しているので、3ポイントへのアテンプトとその成功率には意識を向けています。一方でドライブも、世界が相手となってくると抜き切れない状況が出てくる。そのときにどう身体を使っていくか、成長しなきゃいけない課題です。
【菜波】世界はやっぱり手強いですね。比江島選手は長年日本代表選手としてご活躍ですが、今回の代表チームはいかがですか?
【比江島】これまでよりもさらに強くなっている実感があります。トムさんが日本女子バスケを東京五輪で銀メダルに導くという結果を出しているので、世界で戦ううえでみんな彼のスタイルを信頼しているし、アジア予選で手応えもありました。
【菜波】観戦していてその勢いを感じました。お互いの信頼感というか、チームの仲よさそうな雰囲気も伝わってきます。比江島選手は代表チームだとどなたと仲がいいんですか?
【比江島】僕は富樫(勇樹)や、青学時代から一緒の(張本)天傑とよく一緒にいますかね。あとは年下の川真田(紘也)もたくさん絡んできてくれる(笑)。とはいっても、自分も代表チームの中では最年長なので、みんなに声をかけるようにしています。これからもっと引っ張っていけるような存在になりたいです!

大の負けず嫌いだから、「見返してやる!」という気持ちだけで苦手な練習も乗り切れる

【菜波】試合を拝見していて、比江島選手のタフさに驚かされるのですが、すさまじい練習量をこなしてこそなんでしょうか? トム・ホーバス監督の練習メニューについてもうかがいたいです。
【比江島】練習、それはそれはたくさん走りますよ…。僕いつもヘトヘトですもん。でも、これを耐えきれないと世界とは戦えないですし、なによりチームで若い子たちも見ていると思うと、最年長の僕は一切手を抜けないので、毎日頑張っています。
【菜波】そんなに走っていらっしゃるんですね。私もずっとバスケをやっていたのですが、現役時代はとにかくコートダッシュが苦手でした。比江島選手は苦手な練習はありますか?
【比江島】苦手な練習、山ほどありますよ(笑)。それこそ、ダッシュ系も、筋トレも。ボールを触っていない練習はあまり得意ではないです。ただ、学生の頃からとにかく負けず嫌いなので、負けたくない相手や悔しかったことを想像して、「絶対負けないぞ」という気持ちをモチベーションに割り切って目の前の練習に没頭しています。
【菜波】負けず嫌いが強さの秘訣なんですね。バネにしている「悔しい体験」はありますか?
【比江島】一番は、前回のW杯で自分的に「何もできなかった」という感覚があったことです。世界と戦うために、オーストラリアやNBAを経験してきたのに、思うように力を発揮できなかったんです。それがとにかく悔しかった。だから、自分にとっても今回のW杯は、思い入れも強いです。
【菜波】その悔しさもあって今の強さなんですね。W杯私たちも全力で応援しています!

夏に向けてこれから(八村)塁や(渡邉)雄太や海外組が代表の練習に合流するのが楽しみ!

【菜波】日本代表の練習のなかで、「この人のこのプレーすごいな!」と思う瞬間はありますか?
【比江島】僕はないものねだりなので、スピードがある選手が羨ましい。フェイクなしにディフェンスを抜けるのは効率的ですよね。富樫や河村(勇輝)、(テーブス)海とか。日本代表チームは、スピードがある選手が多いことや、外からのシュートがうまいことが強みなので、トムさんはそれをさらに活かしたチームを作ってくれているんです。
【菜波】どんどん強くなっている印象があります! 八村塁選手、渡邉雄太選手など、海外組の選手がこれから代表の練習に加わりますが、どう捉えていらっしゃいますか?
【比江島】やっぱり世界レベルの彼らとの練習はすごく刺激になるので、今から楽しみです。東京五輪のときに一緒に合宿をしたんですが、海外だとひとつひとつの練習に対しての意識が高いので、普通の練習でも実際の試合のようにピリッとした緊張感が生まれます。バチバチに戦う感じが楽しかったなぁ。塁も雄太もまたひと段階強くなっているだろうし、ワクワクしますね。今は僕たちもBリーグがあるからトムさんも代表の練習を少しセーブしてくれていると思うけど、5月にBリーグが閉幕して練習もさらにハードになって、海外組も合流して、どんどんチームがパワーアップしていくはずです(取材は3月末)。
【菜波】私も、海外組が加わったらどんな化学反応が見られるのかとても楽しみです!
【比江島】今の日本なら、世界を驚かせるプレーができると思うから期待していてください!

オフはもっぱらスポーツ観戦。人に勇気を与えられるからスポーツって素晴らしい!

【菜波】Bリーグはシーズン期間が長いですし、代表での練習もある比江島選手。貴重なオフシーズンはどのように過ごされていますか?
【比江島】去年のオフはNBAを見にマネージャーとアメリカに旅行しました! 僕、移動時間もNBAを見ていることが多いくらい、バスケは仕事でもあり、趣味でもあるんですよ。
【菜波】本当にバスケがお好きなんですね! 街はどちらに行かれたんですか?
【比江島】ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、LAなど、あちこち行きましたよ。特にサンフランシスコはきれいな街並みと落ち着いた空気感がよかったなぁ。
【菜波】バスケ以外のスポーツもお好きとうかがいましたが、何がお好きですか?
【比江島】そうなんです。スポーツ全般好きですが、特に野球ですかね。それこそアメリカに行った際には、大谷選手の試合も見ましたよ! 今年3月のWBCも東京ドームで観戦しました。日本中を沸かせてくれて、刺激もたくさんいただきました。
【菜波】スポーツ観戦をするとどのような影響を受けますか?
【比江島】やっぱり勇気をもらいますよね。自分も日本代表として試合に出ると、自分たちの試合の結果が、日本バスケの結果になる。試合に勝てば、バスケの認知度も上がって、子供たちに勇気も与えられる。そういう意味でもW杯は頑張ります!

実は私服もセットアップが多いんですよね! この服欲しいくらいです(笑)

【菜波】ヘアメイクも衣装もお似合いですが、本日の撮影はいかがでしたか?
【比江島】好きな感じの衣装をご用意いただけてうれしかったです! セットアップ着ておけばなんとかなると思っているので、セットアップ大好き(笑)。とはいえ、こんな機会滅多にないので光栄でした。ちゃんと撮れ高があるのかは少し不安ですが。
【菜波】いやいや、やっぱりスタイルがすごくよいのでかっこよかったです! 撮影途中、急に雨が降ってきたときに顔色ひとつ変えずポーズしている姿は、プロのモデル顔負けでした。
【比江島】やめてください(笑)。慣れていなさすぎて何も反応できなかっただけです。ほめられるの得意じゃないんで照れますね。でも楽しかったです。
【菜波】楽しんでいただけてよかったです。最後に、8月から始まるW杯の見所をお願いします!
【比江島】はい、なによりも今回は日本開催というのが大きいので、今まであまりバスケに興味がなかった方にも興味を持ってもらういい機会だと思います。ルールをよく知らなくても、バスケは他のスポーツと比べると展開が速いので、飽きないはず。身体が大きい筋肉隆々の選手たちが露出多めのユニフォームで戦っている迫力も醍醐味です。ぜひ、バスケを楽しんで、そして応援してくれたらうれしいな。
【菜波】本日は本当にありがとうございました!


菜波が解説! 比江島選手のココを見て!

1. 相手を翻弄させて華麗に抜く『比江島ステップ』

「みんな大好きな比江島選手のドライブ。バスケ経験があると、そのすごさが沁みます。キレのよさ、フェイントの上手さ、フィジカルの強さ、そしてコート内のスペースを把握するセンス、すべてが備わっているんです!」(菜波)

2. 足を動かして敵についていく柔軟で固いディフェンス

「手を大きく広げ、果敢に相手の動きに合わせて足を動かし、身体を入れてパスを防ぐ。コート上で40分間集中力を切らさずそれを実践する比江島選手のスタミナに驚き! 『ディフェンスからの速攻』を常に意識していて、得点意識の高さを感じます」(菜波)

3. ちょっとシャイで、誠実で、とにかく笑顔が素敵です!

「今回の取材でも、人見知りと言いつつも、私の質問に対して真剣に考えて答えてくださる姿が印象的でした! 試合の外でのくしゃっとした笑顔や穏やかな人柄も素敵。Bリーグイチのモテ男選手に選ばれたこともあるくらい、女性ファンも多いんです」(菜波)


撮影舞台裏を大公開!

今回は、宇都宮ブレックスのお膝元「ブレックスアリーナ宇都宮」にうかがって、練習後の比江島選手を撮影。

人見知りな性格のため、スタッフの多さに最初は少し緊張気味でしたが、ホームでの撮影ということもあってか、次第に穏やかな笑顔があふれます。その優しくて素敵な人柄にスタッフ陣もきゅん♡

体育館外の公園での撮影裏話もちょっぴりご紹介。公園では多くの少年がバスケの練習をしていたのですが、比江島選手を見つけると「わ!ヒエジじゃん!」と大興奮! まさに子供たちのヒーロー。比江島選手もニコニコで、子供好きな姿も拝めました♪

『Going!』で撮影舞台裏を放送!
菜波がバスケットボールサポーターとして活躍する日本テレビ系スポーツニュース番組『Going! Sports&News』では、取材の様子を放送します。CanCamでは未掲載の情報も満載なので、番組HPで詳細をチェック!
8月開幕、バスケW杯に日本も出場!
「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」が8月25日沖縄で開幕! 試合は、日本テレビ系とテレビ朝日系で放送。推しの選手を見つけて、菜波と一緒に思い切り楽しもう!
CanCam2023年7月号「GO FOR IT!」より
撮影/高木亜麗 スタイリスト/山田莉樹 ヘア&メイク/MISU(丗) 撮影協力/鶴田くる実 構成/大椙麻未、山下 樹 WEB構成/久保 葵