1997年から1998年にかけて『ビッグコミックオリジナル』(小学館)で連載されたこの作品。
アパートの爆発事故で過去5年間の記憶をなくした主人公・家路 久。手にしているのは見知らぬ鍵の束。その鍵を使って入った家は、なんと「今」の家庭ではなく、離婚した昔の家庭だった! しかも、「今」の家庭であるはずの妻と子供は、久には仮面をかぶっているようにしか見えず、表情がまったくわからない……。
自分はなぜ記憶をなくしたのか? 今の家族に本当に愛情を抱いていたのか?
鍵束と無意識の記憶に導かれるままに、過去の自分と対峙していく主人公を描いたこの作品。連載当時カリスマ的な人気を誇り、平成11年度、第3回文化庁メディア芸術祭大賞を受賞しました。
仮面をかぶった家族が、実写でどういうふうに描かれるのかが気になりすぎる
人生のボタンの掛け違い、私欲や嫉妬、愛情のねじれ……一見、非日常な謎解きミステリーのようですが、誰もが隣り合わせの感情がもたらした、ひとりの男の人生と、家族を描いたホームドラマになっています。どのように実写化されるのか、今夜からとても楽しみです! (五十嵐ミワ)
『アイムホーム』(テレビ朝日系、毎週木曜日21時(初回は15分拡大版))
原作:石坂 啓『アイムホーム』(上下巻)/小学館刊
脚本:林 宏司 制作著作:テレビ朝日 http://www.tv-asahi.co.jp/imhome/(C)石坂啓/小学館ビッグコミックオリジナル
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