乃木坂46・山下美月は、実はビジネス脳の持ち主だった…!「誰かの人生に少しでも響くものを作りたい」

美月的、ものづくりの話

自分自身が納得できるもの、そして誰かの人生に少しでも響くものを作りたいんです

けっこうビジネス脳なのかも(笑)

「この連載が始まってから1年ちょっと。実は始めるにあたって“こんなことをしてみたい!”という私がやりたいことの一覧を担当編集の方にバーッとたくさん送ったんです。こういう写真を撮ってみたいなとか、こんな衣装を着てここに行ってみたい!とか。スタッフの方と一緒に、そういうものづくりに携われるのがとても楽しいんです。今回の写真は、いつかやってみたいなと思っていた『麗しのサブリナ』のオードリー・ヘプバーンがテーマ。レトロな雰囲気がかわいくてお気に入りです。

こんなふうに、クリエイティブなことやものづくりに興味が出てきたのは写真集を作っていた頃かな。やっぱり自分の名前が立つものは、自分自身が納得できるものにしたくて。かわいい写真がただ並んでいるだけで、見たときに何も感じてもらえないようなものにはしたくなかったんです。私は映画やドラマを観るのが好きだから、そういうストーリー性みたいなものを1冊の写真集から感じてもらえることが目標でした。カメラマンさんや編集の方と相談しながら、最終的に私自身も素敵だなと思える写真集ができあがったので本当にうれしかったです。

アイデアが自然にわいてくる芸術家肌ではないので、“よし、考えよう!”と向き合う論理的なタイプ。こう撮ったらこういう表現になるのかなとか、こういう山下美月が見られたら驚いてもらえるかなとか、けっこうビジネス脳なのかもしれません(笑)。

このお仕事って影響力がとてもあると思うし、それが楽しさややりがいのひとつだと思っていて。やっていて意味のないことはないと思うけど、やっぱり生産性のあることをしたい。誰かの人生に少しでも響くものを作らないと、このお仕事をやっている意味がないんじゃないかと思うんです。

この連載でももっといろんなことに挑戦してみたいな。社会科見学やお仕事体験とかをしてもおもしろそう! でも読者のみなさんはそれを見たいのかなとか、CanCamという雑誌の中でそれをやるのは客観的に見てどうなんだろうとか色々考えてしまって、まだ実現には至っていません。みなさん、見たいですか(笑)?」

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「自分の名前が立つものは、自分自身が納得できるものにしたい」「誰かの人生に少しでも響くものを作らないと、このお仕事をやっている意味がないんじゃないか」…今回も、真面目な美月のプロ根性をとことん見せつけられました。そして美月がお仕事体験をするとしたら、何を選ぶのでしょうか…気になりますね。

CanCam2023年7月号「言いたいコトはやまやまですが。」より 撮影/久野美怜(SIGNO) スタイリスト/中村璃乃 ヘア&メイク/MAKI モデル/山下美月(本誌専属) 構成/手塚明菜 WEB構成/近藤舞緒