アンジュルムの未来を作る5人が語る、リーダー・竹内朱莉さんの「人の活かし方」が素敵すぎた。【橋迫鈴×川名凜×為永幸音×松本わかな×平山遊季】

CanCam7月号に登場中のアンジュルムの皆さん。本日はアンジュルムの未来を作っていく、橋迫 鈴さん、川名 凜さん、為永幸音さん、松本わかなさん、平山遊季さんの、若手5人のクロストークのロングバージョンを、アザーカットとともにお届けします♡

―改めて、アンジュルムの魅力を教えてください!

為永幸音さん(以下、幸音)愛にあふれてるグループですよね。ずっと「BIG LOVE」と言ってきたけれど、その言葉におさまりきらないくらい、ひとりひとりがみんなを思いやって、アンジュルムというグループを大切にしているのが伝わってきます。

川名 凜さん(以下、凜)どんなに忙しくてもメンバーに会えたら元気になれると思わせてくれるような居心地の良さや、素でいられる信頼関係。いつも、本当に素敵なところだな、と思いながら活動しています。

平山遊季さん(以下、遊季)そうそう、お仕事って最初は気を張っていないといけない場だと思っていたんですが、アンジュに入ったら、むしろ安心してリラックスできて、気負わずにいられる。お互い好きなことを発信して認めあっている空間が素敵…と、本当に思います。

橋迫 鈴さん(以下、鈴)みんな個性や好きなものがはっきりしていて、型にはまらず好きなことをして、それをたくさん発信しているところ、いいよね。

松本わかなさん(以下、わかな)それでいて好きなものも年齢もばらばらだけど、お互いがお互いを尊重しあっていますよね。たとえばライブ前のメイク中も「今日かわいい」「そのリップ似合ってる」ってみんなで口に出して伝えあうところもアンジュの魅力です。

(口々に「褒め合い文化あるよね!」と言うみなさん)

―それでは、今座っている隣の人の「お互いのここが魅力、ここがかわいい♡」という部分を褒め合ってください!

わかな 今日のかわいいところ褒めてみようかな? ケロ(※川名凜さんのニックネーム)の今日の眉毛と目のメイクが、かっこいい感じの印象の衣装の雰囲気にすごく合っていて、今日は特にかわいかったなと思ってます♡しおんぬは、最近あまりおでこを出していなかったら、久しぶりに少し前のしおんぬを見れた感じで嬉しかったし、今日の感じ、かっこよくて存在感があって素敵だなって思いました♡

幸音 ありがとうございます! 確かに、久しぶりのおでこ!

 ありがとう♡じゃあ私いきます。わかなちゃんのかわいいところは、ごはんを食べたら感動するところ。わかなちゃんがお料理が好きだから、味付けに詳しくて「どうしてこんなの美味しいの…!」と口に出してるのがいつもかわいい(笑)。遊季ちゃんは、見た目はクールで大人っぽいけど、意外とひとなつっこいところ。楽屋で近くに来てくれたり、写真を撮ってたら後ろに入ってきてくれたり、ギャップが魅力的。ちっちゃいわんちゃんみたいで、かわいい♡

遊季 (照)。川名さんは、ごはん食べてるときすごくニコニコしているところ。いろんなことに興味を持っているのも、考え方も魅力的で、お話を聞いているといつも新鮮です。橋迫さんは、最初はクールな方だと思っていたら…(笑)、慣れていくうちにいたずらを仕掛けてきたり、無邪気でかわいらしい。でもパフォーマンスのときは打って変わってクールでかっこよくて、ギャップです。

 遊季ちゃん、最初は私より年下だと思えないくらい大人っぽかったし、難しい言葉もたくさん知っていて、本をたくさん読んでいて優等生だというイメージがあったんですが、みんなで遊ぶときはゲームにたくさん参加してくれて楽しそうだし、お話するとおしゃべりが止まらないし…かわいい! しおんぬは顔がキレイだし(照れ笑いする為永さん)、ハロプロ研修生時代に一緒に活動していたときは、真面目なイメージがあったけど、アンジュに入ったら面白さが爆発して! 毎日のように笑顔にしてもらってます(笑)。

幸音 橋迫さん、アンジュ以外の場所だと、結構チキンというか、人に話しかけるのがあんまり得意じゃないイメージなんですけど…アンジュの中にいると、すごく調子に乗るところ(笑)。

(爆笑するみなさん)

幸音 いい意味ですよ! 歯をぴかーんと見せて笑っている姿だったり、私たち年下チーム「橋迫軍団」の団長としてまとめてくれるところもありますし、常に無邪気なところがかわいいし好きだし、とても尊敬してます。

 ほんとかー!?(笑)

幸音 ほんとです(笑)! わかなちゃんは、私もやっぱりごはん食べてるときがすごく好きなんですけど、もうひとつは「私に話しかけてるの? それともひとりごと?」とわからないくらいのことをずっと言っているのが好きで。

わかな 確かに、いつもしおんぬに話しかけてるかも(笑)。

幸音 それがすごくかわいくって(笑)。あとは「これはこうしたい」という自分ルールがしっかりあって、口に出して実行しようとしているところも素敵。私にはなかなかそういうルールがないので尊敬です。

―次に…竹内朱莉さんから受けた影響や「これが思い出深い」「ここがすごかった」というエピソードを教えてください。

わかな 長時間の仕事や体力的にきつい場面で、みんなが「しんどいよ〜」となっていても、竹内さんはいつも誰よりも明るくて、みんなをぱっと笑顔にさせてくれる力があって。最新シングルのMV撮影でも、終盤にみんながヘトヘトで足が重くなってきているときに「ケータリングにラーメンがあるから、ラーメンが待ってるから頑張ろう!」って笑わせながらみんなのテンションを上げてくれて、ありがたかったです。大きい存在です。

幸音 どうやって自分を見せて個性を出していいかわからないときに竹内さんがいろいろ話してくださって。そうやってひとりひとりのことをよく理解してから、いいところを引き出して、皆さんに見せられるような感じで話を振ってくださるんです。そうして人のいいところを見極めて、発信して、みんなを大切にしてくれるところが、本当に優しい…。大きい存在です。

わかな コメント動画を撮るときも、私たち後輩に振ってくれることが多くって。まず自分が話してから、私たちに「どうだった?」と聞いてくれるので、自然といろんな話ができるんです。そうやって竹内さんが乗せてくれているうちにいろいろな話ができるようになって、振られる前に話せるようになってきました。

 パフォーマンス中も視野が広くて、ひとりひとりを見てくださってる。リハーサルで私たちに注意をするときも、メンバーそれぞれの意見の受け取り方の違いを把握していますよね。私は「ここは良くて、ここをこうしたらもっと良くなると思う」と、褒められてから指摘されると受け入れやすいタイプ。よりよいパフォーマンスができるように言葉を選んで伝えてくださってるとわかって愛を感じましたし、しかもそれが自然体で、もっと頑張ろうと心から思えるんです…! メンバーにその愛が浸透して空気感ができているんだろうなと思います。太陽みたいな存在。

(「わかる!」とみなさん)

遊季 わかります! 私はストレートに言われたほうが「そうなんだ」とスッと受け入れられるタイプだ、とわかってもらえているので、竹内さん、はっきり言ってくれるんです。ひとりひとりに合った行動をとってくれて、優しくて愛があって、それがみんなが居心地がいいと思う大きな軸になってるんだろうな、と思います。

 しかも竹内さんって、本当に意見をしっかり言えるのがすごい。ハロー!プロジェクト全体のコンサートのリハーサルをしていたときに、他のグループの方が歌っていて移動が間に合ってなかった場所があって「ここでこの人たちが歌ってるから、先に行かせたほうがいい」と竹内さんが言っていて。そういう意見を堂々と言えるのも、ハロー!の全員がいる場面で私たちだけじゃなくて他のグループにまで気にかけてるのもすごい。私もそうやって言えるようになりたいです。

遊季 私は加入してすぐ、先輩たちとなじむ時間があまりないままにパフォーマンスをすることになったので、実は「この先輩にはどう接したらいいんだろう…」と不安な時期がありました。そのときに竹内さんがたくさん話しかけてくださって「めっちゃわかる!」と共感しながら聞いてくれて、話しやすくて、「ぺいがこう言ってるよ」って、私をみなさんのなかに引き入れてくれて、本当にありがたかったです…。

幸音 確かに、お披露目の日から何曲か10人で披露したよね。でも、最初から馴染んでたと思っていたから、そんなに気にしていることも気づけてなかった…。

遊季 最初は「歌頑張らなきゃ、振り覚えなきゃ、かっこよくしなきゃ」ってずっと不安で必死だったし、実は途中までは「直属の先輩」というよりも「アンジュルムの◯◯さん」がなかなか抜けなくて、少し一歩引いてしまっていたような時期もあったんです。転機になったのは、夏に出たROCK IN JAPAN FES。急に「私はこの輪の中に入れているんだ、私はアンジュルムだ!」というタイミングが来たんです。そこから、竹内さんについていけば大丈夫と、不安と必死が安心感に変わって、そこから自信を持ってパフォーマンスできるようになりました。

幸音 確かに、夏にみんなでロッキンで楽しんでたくさんコミュニケーションをとった時期は、「今のアンジュルムが固まった瞬間かも」と、今振り返ると思います。


―では、これからグループとしてこうなっていきたいという理想像や、自分は特にここを頑張っていきたい、と思うところがあれば教えてください。

わかな 竹内さんから卒業を聞いたときに、勝手に「竹内さん=アンジュルム」になっていたので、竹内さんにも卒業があるのか…と思ってしまったくらい、想定外で衝撃的。でも竹内さんが繋いでくださったバトンを途切れさせることなく、より最強なグループにさせていきたいです。

遊季 このあったかい感じは必ず次に繋いでいきたいし、みんなの心が明るいままでいられるように、みんなを笑顔にできたら…と思います。パフォーマンス面でも進化していきたいし、大きなステージにも立ちたいし、テレビ番組にも出たい! 夢がたくさんあります。

 竹内さん卒業後のアンジュルムはまだ想像できなくて、不安や焦りがあります。今まで竹内さんがやってきてくださったことを見て学んで、竹内さん卒業後もさらに進化したと思ってもらえるアンジュルムになれたらいいな、と漠然と思っています。パワフルな楽曲やダンスが多いので、自分も強いパフォーマンスができるパワフルさを出せる存在になりたい!

幸音 より団結力を高めていきたいし、竹内さんも「卒業した後にアンジュを見るのが楽しみ!」とすごく言ってくださるので「絶対もっといいアンジュルムを見せてやるんだ! まだ辞めたくなかったと思わせてやりたい!」と思います。パフォーマンス面でも精神面でも竹内さんの存在は偉大なんですが、個人的にMCが結構不安で…。私ももっと積極的にしっかり話せるようになりたいです。

 私は竹内さんのダンスを見て、アンジュルムに憧れて入ったんですけど、竹内さんのダンスを見てたくさん吸収して……なんて言ったらいいんだろう(口ごもる)。

幸音 私、竹内さんのダンスパート、橋迫さんにやってほしいです。

 できるかな…? でも、ダンスの面で引っ張れる存在になりたいです。竹内さんは「そこでそのリズム拾ってアクセントつけるんだ!」というくらいリズム感がすばらしくて、見ていて気持ちいいので、私ももっとリズムを学びたい。

わかな リズムとかMCとか、竹内さんが支えてくださっていた部分が大きすぎて、ひとつでも「私が今度はここを支える!」と胸を張って言えるものが欲しいな。私もリズムは学びたいです。竹内さん、私たちにはわからないような音を聞いてますよね。私はみんなの声やメロディとか大きいくくりでしか聞こえていないけど、竹内さんは「ドラムが聞きにくいです」とか、楽器やちょっとした後ろの音など、ひとつひとつの音を聞けている。すごいです。

―ありがとうございます。6月14日発売の、竹内さんが参加するラストシングル『アイノケダモノ/同窓生』について教えてください。

幸音 『同窓生』は、まさに竹内さんのラストシングル。明るくてなぜか泣けるというのが、曲を聴いても、MVを見ても感じられると思います。

遊季 本当に、卒業ソングなのに、最後とは思えないほどみんな笑顔のMVなのが「竹内朱莉さんの卒業ソングだなぁ」という感じですよね。その竹内さんらしさを感じると急に寂しくなってしまいますが、細かいこだわりもたくさんあるので、ぜひMVもたくさん観てもらえたら嬉しいです。

 私たちが加入してからは初めてのつんくさん楽曲で、そこも嬉しい!

 『アイノケダモノ』は本当にダンスがいい。個人的に、間奏で竹内さんと佐々木さんが踊っているところが、もう、かっこいい。

幸音 間奏全部よくて、つい「フゥー!」って言いたくなっちゃう!

わかな 本当にかっこよく仕上がりました! ダンスレッスンで「インターバル」という、「1曲踊って1分休憩」というものを、倒れそうになりながら(笑)、みんなで「フゥー!」と鼓舞しあって練習した結果、今まででいちばん揃ってかっこいいものになりました。

―それでは最後に、竹内さんにメッセージをお願いします!

幸音 もっと思い出を作りたい! 最後まで団結していいものをたくさん作り上げていきたいですし、卒業してもちゃんとアンジュルムを見守っていてくださいね!

 竹内さんがリーダーになってから、初めての新メンバーとして入ったのが私。…竹内さんがリーダーのアンジュルムに入れて、私、すごく嬉しかったです。(しばらく涙する橋迫さん)

遊季 今のメンバーの中では、竹内さんといられた時間は短いんですが、見せてもらったものはすごく大きい。たくさん思い出を作りたいし、たくさん学びたいです。大好きです!

 (コロナ禍で)アンジュルムの単独コンサートができずに、ハロプロ全体でチーム分けしてツアーを回っていたときに、竹内さんと同じチームでした。加入して何もわからないのに完全体での活動が少ない中で、竹内さんとマンツーマンで教わる機会が多くて、学んだことや思い出に全部竹内さんがいて、それが私の大きな武器。感謝しているし、とてつもなく嬉しいこと…というのと、ぜひカエルのことを好きになってください!(笑)

(「急な押し付けだー!」とヤジが入る)

わかな 竹内さんからもらったものがたくさんあります。一緒に活動できる中ではもちろん、卒業してからももっと返せる人になりたいです。大好きです!

 

CanCam7月号で、そしてCanCam.jpでたくさんのアンジュルムの皆さんの魅力をご紹介してきました。楽しんでいただけましたか?
6月21日に横浜アリーナで開催されるコンサートをもってリーダー竹内朱莉さんが卒業した後は、新たに「かみこ」こと上國料萌衣さんがリーダーとなり、先日加入が発表された下井谷幸穂(しもいたに・ゆきほ)さん、後藤花(ごとう・はな)さんの2名が加わります。11人体制としてさらに新たな最強を目指していくアンジュルムの進化から、目が離せません♡

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▼Information
6月14日に、10人体制でのラストシングル『アイノケダモノ/同窓生』発売。
6月21日に、グループ史上初の横浜アリーナ公演『ANGERME CONCERT 2023 BIG LOVE 竹内朱莉 FINAL LIVE「アンジュルムより愛をこめて」』開催予定。
公式サイト http://www.helloproject.com/angerme/
 
【橋迫さん】
オールインワン¥14,800(jouetie)、キャミソール¥6,600(ROSE BUD ルミネエスト新宿店)、靴¥24,200(ハーモニープロダクツ オンラインストア〈カラーノ〉)、イヤリング¥2,530(アネモネ/サンポークリエイト)、3連にしたネックレス¥8,800(ロニ)、バングル¥26,400(e.m. 青山店)、リング¥30,800(エナソルーナ)

【川名さん】
ニット¥46,200・スカート¥39,600(ディーゼル ジャパン〈ディーゼル〉)、靴¥23,100(ドクターマーチン・エアウエア ジャパン〈ドクターマーチン〉)、イヤカフ[各]¥4,950(ロニ)、リング¥31,900(e.m. 青山店)、インナー/スタイリスト私物

【為永さん】
ベアトップ¥15,950(メゾンスペシャル 青山店〈メゾンスペシャル〉)、スカート¥9,900(バロックジャパンリミテッド〈ラグア ジェム〉)、靴¥19,250(ダイアナ 銀座本店〈ダイアナ〉)、イヤカフ¥8,250(ココシュニック〈ココシュニック オンキッチュ〉)、イヤリング¥3,630(アネモネ/サンポークリエイト)、チョーカー¥22,000・ネックレス¥72,600(e.m. 青山店)、ブレスレット¥3,300・リング¥2,420(キャセリーニ〈キャセリーニ〉)

【松本さん】
ワンピース¥13,200(to the sea)、スカート¥7,900(jouetie)、靴[ROSE BUD限定]¥16,500(ROSE BUD ルミネエスト新宿店)、イヤリング¥11,000(フィルム)、リング¥74,800(エナソルーナ)

【平山さん】
タンクトップ¥34,100(アオイ)、スカート¥9,900(jouetie)、靴¥14,300(キャセリーニ〈ル・ベルニ〉)、イヤリング¥19,800(CITRON Bijoux)、バングル¥1,540(アネモネ/サンポークリエイト)、リング¥6,600(ロニ)
撮影/三宮幹史(TRIVAL) スタイリスト/奥富思誉里 ヘア&メイク/イワタユイナ、後藤若菜・小松胡桃(ROI) 取材/大下杏子 構成/後藤香織