「素直に好きだよって言い合うから、自信が持てる」アンジュルムの現在地。【川村文乃×伊勢鈴蘭 スペシャルクロストーク】

CanCam7月号に登場中のアンジュルムの皆さん。本日は、アンジュルムを支える中堅コンビのサブリーダー・川村文乃さんと、伊勢鈴蘭さんの本誌未公開トークを含め、ふたりの対談をアザーカットとともにお届けします♡


―改めて、アンジュルムの魅力を教えてください。

川村文乃さん(以下、文乃) 何より、みんながアンジュルムを愛して、大好きにあふれているところ。その愛や、お互いへの「ここがよかった、ここが好きだよ」というプラスなことをたくさん口に出すから、さらに「大好き」にあふれたグループになっていることです。

伊勢鈴蘭さん(以下、鈴蘭) そう、もちろんかっこよさとかいろいろ魅力はあるんですが、最近思うのは「お互いを褒め合って、アドバイスもしあえる」から、すごく自信を与えてくれる場所だということ。自分に自信をつけるって、なかなか自分ひとりでできることじゃないけれど、みんなが褒めてくれるから「今の自分って、いいんだ」とどんどん自信を持てる。なんなら、お互いが素直に褒め合うからこそ「今日の自分、すごくかわいい!」と言える環境ですよね。

文乃 思いを口にするのって、本当に大事。加入したばかりの頃は、やっぱり「ここかっこいい、好き」と思っても、なかなか照れくさくて伝えられなかったんですけど、メンバーみんながそのコミュニケーションをしていたので、今は私も思ったらすぐに伝えるようになりました。


―これまでのアンジュルムや、自分の「変化」のタイミングを挙げるならいつですか?

文乃 アンジュルムは卒業と加入を繰り返しているグループなので、誰かひとり変わるだけで何かががらりと変わるんですが、「グループとして、みんなで変化した」と強く感じるのは、やっぱりぺい(※平山遊季さん)が加入してから。卒業も加入も、何もメンバーチェンジがなく1年以上過ごせたのは、私が加入してから初めてでした。1年以上同じメンバーで活動できると、「これがアンジュルムだ」とまとまって、いちばんいい関係になったというか、みんなで同じ方向を向いて同じメラメラ感で前に進むしかない! という感じになったよね。ぐっとパワーアップできたように感じます。

鈴蘭 竹内さんがリーダーの形のアンジュルムで考えると、本当に、ぺいが入って今の形になってから、いちばん勢いがあるんじゃないかな、と感じています。竹内さんから卒業という言葉が出てきてから、多くの方に惜しまれながら、さらにそれが加速して勢いが出てきていて、みんながメラメラどころかギラギラしているくらい! それでさらに仲良くて、いい関係ですよね。

文乃 私個人の変化として大きいのは、1年と10か月でサブリーダーになったこと。それまではアンジュルムの中でもまだまだ後輩で、先輩に甘える部分が多かったんですが、「グループのために、みんなの役に立てるように頑張らなきゃ、しっかりしないと」という方向に意識が変わりました。れらは?

鈴蘭 私は、やっぱりぺいが加入して今の形になってから、内面的にちゃんと変化したな、と思います。今までも「前よりも若干これが上手になった!」などはあったんですが、内面的に余裕が出て、自分のことだけではなく周りのことを考えられるようになりました。それに、みんなでわいわいするのも楽しいけど、もともと私はひとりで行動するのが好き。そんな私を許してくれる今の環境ですが、ひとりでいても、メンバーや周りのことを気にかけられるようになってきて。大きな変化です。


―リーダーが和田さんだった時期と竹内さんになってからでは、グループにこんな変化があった…など、ありますか?

文乃 結構いろいろなことが違いますね。和田さんはお母さん的な存在で、みんながはしゃいでいるのを遠くから見て「何やってるの〜」と微笑んでいて、しっかりしないといけないときは「ほら、みんな、やるよ!」と引っ張ってくれる感じでした。そして言葉で「こういうグループにしていきたい、ここをもっとこうしたらよくなると思う」と定期的に伝えてくれて、その上で後輩の私たちに「どう思う? どうしたい?」と聞いてくれて。でも竹内さんは逆で、なんならメンバーでいちばんはしゃいでます(笑)。そして、パッションで「一緒に楽しんでいこうぜ!」とそのときの感情が出るほうが大きい。「こうしたい」と言葉で言うよりも、自分で表現してみんなに見せていて、それに私たちが乗っかって燃え上がる感じですね。

鈴蘭 それにプラスして、「アンジュルムって、個性が強いよね」と言われるんですけど、その「個性」についても違いますよね。和田さんリーダーの時代に「個性を大事にすること」を教えてもらって、メンバーみんなの色が出てきて、竹内さんは「個性を広げてくれた」イメージです。今はメンバーみんなの個性が広がっていって、いろいろなことにつながっているように思います。

―グループにとって「リーダー」って、どんな存在ですか?

文乃 アンジュルムは、そのときの「リーダー」のキャラクターや意志がいろいろなことに反映されるグループ。竹内さんがリーダーのアンジュルムは、「どういうグループですか?」と聞かれたとき、竹内さんがどういう人かを説明したら説明できるくらい、象徴で道標です。楽曲もそう。和田さんの時代と竹内さんの時代では、曲の主人公が違うな、と感じます。

鈴蘭 リーダーって「そこまで責任を負う必要はないんじゃないか」と思っていたけど、ふたりのリーダーを見ていると「グループを作っていく人」になるから、すごいな…と思います。

―そんな竹内さんから受けた影響を挙げるとしたら、どんなものがありますか?

鈴蘭 「フッ軽さ」というか、いい意味での軽さ、ですかね。今って、竹内さん以外のメンバーは、実は考えて考えて「これがいいですよね」と結論を出す真面目な人が多い。でも竹内さんは「これいいんじゃない!? いけるっしょ!」くらいの勢いとフットワークの軽さがあって、すごいんです。私もつい考え込みがちなんですが、その「たまに軽くいく」感じは影響を受けたと思います。

文乃 竹内さんは、身内のスタッフさんとのコミュニケーションの距離感が近くって。「あ、こう仲良くなっていくんだ、こういう声の掛け方したら場が明るくなるんだ」と、どうしたらみんなが楽しく過ごせるか…という行動は、ものすごく影響を受けましたね。

―竹内さんもやっぱり、怒ることはあるんでしょうか?

文乃 怒るとめちゃ怖いですね…でも、甘いだけじゃダメなので。切り替えがしっかりしていて、かっこいいです。

鈴蘭 そう、その「切り替えのスイッチ」のようなものを入れてから言ってくれている感じがしますよね。感情に任せるのではなく、「これを決めて言おう」と覚悟して言ってくれるイメージです。

―これからグループとしてこうなっていきたい、という理想像はありますか?

文乃 竹内さんが今まで作ってきてくれた雰囲気を大事にしながら、ずっと変わらずメンバーがみんなお互いのことを大好きで、自分自身もグループも愛して活動し続けていけるグループであれたらいいなと思います。グループとして大きくなり、たくさんの人に愛されて、ライブの完成度もどんどん上がってきているので、もっともっと大きい会場でライブができたらいいな。

鈴蘭 本当に、今のこの熱を、みんなで同じく揃えてずっと継続していきたい。今って、熱もダンスもすごく「揃ってる」んです。みんな同じ方向を向いて、向上心があって、同じ熱量で、一緒にみんなで気持ちを高めていくグループでありたいです。

―それではここから少し趣向を変えて…お互いの「ここがかわいい、ここが魅力!」という部分を教えてください!

文乃 れらは、人懐っこくて「妹」というところがすごく魅力的♡先輩に対して甘えられるのはもちろん、後輩に対しても同じトーンで甘えられるのが、愛嬌があってかわいい〜。「距離の縮め方」って、人それぞれ違うと思うんですけど、れらはメンバーにもたれかかったり、手を繋いだり、スキンシップで距離を縮めている印象があって、ペットみたいでかわいい(笑)。

鈴蘭 (照)。

文乃 でも、パフォーマンスになると「こう見せたい」という像がしっかりあって、自分の武器やいいところをどうやってキレイに見せるか…というのが上手で、そのギャップも魅力です。練習中も、いかに自分らしく入れ込めるかを研究していてかっこいいんです。振り付けが一緒でも、全部「伊勢鈴蘭のもの」としてパフォーマンスするから、誰も真似できないし、角度やニュアンスのつけかたがキレイなんだよね。

鈴蘭 うれしい!

文乃 しかも、それが速いんです。私は振り付けを覚えるだけでいっぱいいっぱいなのに、れらは「私だったらこっちに足を出したほうがキレイかも」とか、ちょっとした角度とか、上手なんです。

鈴蘭 たくさん見てくださっててうれしい…。じゃあ私が川村さんの素敵なところ語りますね。川村さんは、いつもメンバーの「ここいいな」と思ったところを写真でたくさん撮って形に残してくれたり、みんなのここがかわいいって褒めてくださったりするんですけど…そういう川村さんがいちばんかわいい! それを自覚してほしいです(笑)!

文乃 メンバーがかわいすぎて、「かわいい、やばい」って、でへでへしちゃう(笑)。

鈴蘭 そのデレデレしてる川村さんがほんとにかわいいんです(笑)! それでいて「こうなりたい」と思ったら、努力して自分から掴みに行くのがすごい。普段のお仕事をしながら、自分にとっていいものを取り入れようと、自分を生かせるものを見つけてどんどん掴んでいくところは、なかなか私にはできないので、見習いたいです。だって、「1級マグロ解体師」の資格だって、前にごはんに行ったときに「資格を取ろうと思ってるんだよね」とは聞いていて、「筆記で受けられる何かの資格かな?」と思っていたら、日本で9人目で、なんと女性初という、とんでもなくすごい資格ですよ! でもその努力は自分からは言わないんです。実際にマグロをさばいているのを見たときは、もう「すごい」の一言でした…。

文乃 私もれらの尊敬しているすごいなと思うところたくさんあるよ。れらって、落ち込むときや、うまくできなくて悔しい、悲しい…とか、感情が動かされてしまうときに、それをその場で絶対に出さずに、「みんなの前ではこういよう」とかうまく方向転換して、カラッと淡々としていられるところがかっこいい。

鈴蘭 本当にめっちゃ見てくれてる…! 私、メンバーの前でもちゃんとしていたいタイプなので、見てもらえていて嬉しいです。川村さんのすごいところもうひとつ。何かあったときに、もしみんなが疲れて「あ〜…」となっているときでも、いちばん最初に行動するのって川村さんなんです。本当に愛があってあたたかい。それに、愛があっても、なかなかできないですよ。メンバーのために何かを調べたり行動したり、新曲が出るときにどうしたらもっと広められるかとか、周りのことを常に考えてくれている素敵な人で、好きです♡でも、メンバーみんな川村さんに頼りすぎちゃうところがあるので、頼りすぎないように、自分でちゃんとできるようにならないとな、と思ってます。

文乃 ううん、頼られてるって思ってないよ(笑)!

鈴蘭 いやいや、もし私がメンバーのために何か頑張っていて、誰も手伝ってくれなかったら「手伝いに来てよ!」ってなっちゃいそう(笑)。でも川村さんは、ひとりで黙々と何かやってくれているじゃないですか。すごいなと思ってます。

文乃 素でやってるからなぁ…なんだろう、みんながいるから頑張れるんだよ! 私の原動力は、みんな。だから何ひとつ無理はしてない、というのが素直な気持ち。


―素敵なお話ありがとうございます…! 次に「お互いのここ、意外なんです!」というポイントがあれば教えてください。

鈴蘭 川村さん、実はごはん派よりお菓子派。細いですし、サラダとか健康的なものを食べていそうなイメージがあるんですが、実はごはんを食べてお腹いっぱいになるより、お菓子をいっぱい食べたほうが幸せかも…という話を聞いて「川村さんもこういう考えあったんだ! 意外!」と。私もお菓子大好きなので嬉しいなって思いました(笑)。

文乃 そこ意外なんだ…! れらの「意外」って難しいな、何しても「れらっぽい」なんだよね。なんだろう、実は私服がカジュアルやボーイッシュが多くて、サロペットとか、ダボっとした古着っぽい感じとか…意外じゃない?

鈴蘭 確かに。お仕事だとかわいい感じの服を着ることが多いけど、私服は逆かもしれません。

―6月14日に発売したシングルについて教えてください。

文乃 『アイノケダモノ』は、ダンスが本当にかっこよくて、今まででいちばん揃っている曲。「竹内さんならでは!」のカラーが出ているダンスとも思うので、本当に見てほしいです。

鈴蘭 もう一曲の『同窓生』は、竹内さんを送り出す曲。でも、竹内さんが卒業発表をしてからここまでの、寂しさを感じさせないような明るい雰囲気を感じさせるような楽曲。明るいからこそ泣けて、アンジュルムのいいところが全部詰まった1曲です。私たちもライブでやったら、笑って歌いながら泣いてしまいそうです。聴いてくださる皆さんも一緒に、竹内さんを送り出せたらいいな、と思います。

―ありがとうございます! それでは最後に、竹内さんへのメッセージをお願いします。

文乃 最後まで、みんなで笑って「楽しいアイドル生活だったな」と思ってもらえるように、たくさん笑いましょう!

鈴蘭 竹内さん卒業後のアンジュルムは、竹内さんが今まで繋いでくれたものを絶対に繋げていくので安心してください。後悔ないように、素敵な毎日を過ごしましょう!

▼Information
6月14日に、10人体制でのラストシングル『アイノケダモノ/同窓生』発売。
6月21日に、グループ史上初の横浜アリーナ公演『ANGERME CONCERT 2023 BIG LOVE 竹内朱莉 FINAL LIVE「アンジュルムより愛をこめて」』開催予定。
公式サイト http://www.helloproject.com/angerme/

【川村さん】
ワンピース¥15,900(jouetie)、靴¥7,590(ザラ<ザラ>)、イヤリング¥17,600(CITRON Bijoux)、リング[2本セット]¥35,200(e.m. 青山店)、靴下/スタイリスト私物

【伊勢さん】
ロンパース[オンライン限定]¥9,990(Gap新宿フラッグス店)、靴¥10,500(CHARLES & KEITH)、靴下¥495(H3O ファッションビュロー<カルツェドニア>)、イヤリング¥24,200(CITRON Bijoux)、リング[2本セット]¥35,200(e.m. 青山店)



撮影/三宮幹史(TRIVAL) スタイリスト/奥富思誉里 ヘア&メイク/イワタユイナ、後藤若菜・小松胡桃(ROI)、神谷真帆 取材/吉川歩・大下杏子 構成/後藤香織