さらに、下のグラフによると、子宮頸がん発症年齢のピークが、「出産年齢」のピークである30代前半と重なっています。
女性の出産年齢と年齢別子宮頸がん発症率
厚生労働省 平成22年人口動態統計月報年数(概数)
母の年齢別 出生数の年次推移より作図
国立がん研究センターがん対策情報センター 地域がん登録全国推計による
がん罹患データ(1975年~2010年)より作図
このとおり、母の年齢別出生数ピークは、30歳~34歳で約40万人。子宮頸がん発症率(女性10万人あたり)ピークも、30歳~34歳で110.5人です。
なお、日本では毎年約3,000人の女性が子宮頸がんで亡くなっていると報告されていますが、早期に見つかれば、子宮を温存し、将来の妊娠・出産の可能性を残すこともできるそうです。
早期発見のためにも、子宮頸がんを正しく知り、定期的に検診を受けることを心がけたいですね。(大野康恵)
※情報提供元 MSD株式会社
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