「科白」読める?「かはく」以外にもう1つ意外な読み方があるんです…

漢字といえば、「合う」「会う」「逢う」「遭う」のように、同じ読みであり似た意味を持つものや、「最中」が「もなか」「さいちゅう」「さなか」というようにひとつの言葉に複数の読みを持つものまであり意外と複雑。簡単そうな漢字ほど熟語で読むときにさらに一捻りして読む必要があったりします。

そんな今回の「知っているのに読めない日本語」クイズ、本日のお題はこちら! 

「科白」

こちらの日本語はいったいなんと読むのでしょうか?

■ここでヒント!

ヒントとして、言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「科白」は次のように紹介されています。

①俳優が劇中で話す言葉。
②人に対する言葉。言いぐさ。
③きまり文句。
④理屈や言い分を並べること。談判すること。
⑤支払いをすること。

ひらがなで書くと「○○○」の3文字。ピンとくるも、「え、この言葉?」と読みに半信半疑な方も多いと思いますが、その言葉です!では、さっそく正解を見てみましょう!

■正解は……こちら♪

「科白」の読み方、正解は「せりふ」でした。中国では「科」は芝居の動作を、「白」は話すことを意味として持っています。実際、「告白」や「独白」など言葉を話す意味をもつ言葉にも「白」の字は使われていますよね。ちなみに、「台詞」は言葉だけを示す一方で、「科白」はさらに仕草といった動作の意味を含ませることができる点が違うポイントなんだとか。同じ読みと意味でも絶妙に意味が変わるところに、言葉の面白さを感じますね。

CanCam.jpでは、知っているようで意外と知らない日本語クイズを更新中♪ 他の問題にもチャレンジしてみてくださいね!(岡美咲)

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