「新卒で成功」は少数派。「向いてる仕事につくまで何回転職した」か聞いてみた。

前向きに転職する人増加中♡

現在、世間では働き方がどんどん多様化してきています。昔に比べると「もっと自分に向いている仕事があるはず!」と前向きな気持ちで転職する人が増えてきていますよね。それでは、いったい何回ぐらい転職すれば、向いている仕事に巡り会えるんでしょうか?

ここではキャリア・転職情報メディア「ポジサラ」が20代以上の男女100名を対象に実施した「向いてる仕事に就くまでにかかった転職回数は?」というアンケートの結果を参考に、みんなの転職事情を探っていきます。

Q. 向いてる仕事に就くまでにかかった転職回数は?

「向いている仕事に着くまでにかかった転職回数は?」という質問に対する回答をまとめたものが上のグラフになります。転職回数「2回」・「3回」の合計だけで全体の回答数の過半数を占めていることがわかりますね。他にも「0回」と回答している人もいれば、なんと「5回以上」も転職を必要とした人もいるようです。それでは回答別に寄せられた意見を確認してみましょう。

5位:「4回」

  • 今までは「当たって砕けろ」」で頑張りました。どこの職場も「そこそこ(4年から13年)」でしたが、今回は、ハローワークに行き「他人からのおすすめ」を素直に聞いたことで、向いてる仕事に出会いました。(転職回数4回/女性50代)
  • 似たような職種に敢えて就かない。同じ職場でも営業や事務など色々な仕事を経験する。(転職回数4回/男性30代)

5位になったのは転職回数「4回」でした。「百聞は一見にしかず、とにかく当たって砕けろ!」というタイプの人が多いみたいですね。様々な仕事を実際に体験した上で、自分に向いている仕事を厳選しているようです。さらに「5回以上」でようやくしっくりきたという方も。ベストのところにいけるまで何度でもトライする体勢が実を結んだようです。

4位:「1回」

  • 1番初めの仕事についた時に、自己分析をしっかりと行い、自分に合った仕事が何かをはっきりとさせることです。経験上学生の時に自分に合った仕事を見つけるのは不可能だと感じました。そのため、仕事をしてみて仕事とは何かがわかってから、向いている仕事を探すべきだと思います。(男性20代)
  • 1回はどこかで働くことで、自分の真の進路が見えると思います。若いうちにはなんでも初めてみて自分の可能性探しをして良いくらいに思ってやると良いです。(男性30代)
  • 最初の職種である程度キャリアをこなせば、見えてくると思うので、いやでも最初は3年はいた方がいい。(男性40代)

4位は転職回数「1回」でした。まずはやってみないと「向いているどうか」は、なかなか分からないですよね。1度就職して働く中で、自分の向き不向きを考えてから向いている仕事に転職したという意見が多くみられました。

3位:「0回」

  • 向いている仕事につくまでに調査下調べをすることで転職はしなくても済みます。時間をかけてじっくり調査することです。知人や人の紹介で出来るだけ多くの情報を集めることでズレは防止できます。(男性30代)
  • 私は幸いなことに目指していた業界で、最初はアルバイトで入っていたのですが、それが自分に向いていると直感的に感じ、そのまま正社員として雇って頂きました。以降は同じエンタメ業界で仕事をしております。なので、最初は正社員じゃなくてもアルバイトから入る方法もありだと思いますし、若い時に色々なアルバイトや、何か興味を持ったものを趣味として始めることで、自分に向いている方向性が定まってくるかと思います。(女性40代)

3位にランクインしたのは転職回数「0回」でした。一発で向いている仕事に出会えたという人もいるみたいですね…! 「0回」と回答した人には、就活の際にかなり入念な下調べをしていたり、アルバイトをしている中で「向いている」と直感した会社にそのまま入社したりした人が多いようでした、

2位:「3回」

  • 色んな職場を体験して、職場の比較をすれば自分の力を発揮できる箇所が自ずと見えてくると思います。(女性40代)
  • 飲食業も接客業も好きで働いていたが、客の入り具合によって長時間労働になることが多く、身体を壊してしまった。そこで、あまり残業のなさそうな職という視点で探し、最終的に病院給食に落ち着いた。(女性30代)
  • 自分が何に向いてるか、セミナーに通ったり講習会に参加した。様々な資格を挑戦したりしました。その中で自分がやりたい仕事と向いてる仕事が異なることを発見したり、様々な経験もしました。(男性40代)

2位になったのは転職回数「3回」で、1位との差はわずか2票でした。セミナーへの参加、資格の取得、自己分析などなど… 複数の職場で働くうちに培った経験値を糧に転職を成功させているようです。

1位:「2回」

  • 1社目で仕事に求めるものや得意不得意を考えて転職し、それから導かれたところで2社目にいく。1.2社目の経験を経て最終自分が何が向いてて何をしたいか考えて転職するとうまくいった。(女性30代)
  • 全て満足できる仕事はない、どこで妥協するかです。どうすればこの仕事が好きになるかを考えること。私の場合はそれ2回目で判断できました。(男性50代)
  • 入社してみないと分からない点が多いですが、面接官に遠慮なく聞いてみたり、場合によっては職場内を軽く見学させてもらうなどして雰囲気をつかむことは大切だと思います。(男性40代)

1位に輝いたのは転職回数「2回」でした。2度目の転職では1度目の転職で深めた自己理解を活用したという意見もあれば、面接官に遠慮なく質問したことで雰囲気が掴めたという人もいました。転職自体にも「慣れ」があるようですね。勝手がわかってきた2度目の転職で向いている仕事に就けたと回答した人が最も多くなりました。

せっかくなら向いている仕事がやりたい!

働く時間は、日々過ごす時間のうち、かなりの割合を占めますよね。せっかく働くなら、自分に向いている仕事ができるに越したことはないはず。よかったら皆さんもこれを機に自分のキャリアを見つめ直してみてはいかがでしょうか?(石川智香子)

情報提供元/株式会社ACIL(https://pojisara.com/)