なぜなら、毎朝しっかりかき混ぜても、瓶の中ではまったくといっていいほど、変化なし。“発酵完了のお知らせ”が、なかなかやってきません。
ネットで調べて、発酵を手助けしてくれる「玄米」を入れてみても、変わらず……
“発酵中の温度も重要”というので、ブランケットに包んで寒さ対策を試みても、変わらず……
なぜなんだ!!
そこで、もう少しいろいろネットを探ってみると、「20~25度が発酵に適した温度」という文字が。瓶を触ってみると、かなり冷たい……そうか! 私の部屋は寒すぎるんだ!!
そこからは、朝晩、暖房を入れて部屋をあったかくして、瓶が温かいのを確認したら、あとはブランケットに包んでおく……という、温度管理をしっかりやって1週間。
あれ……これってもしかして……
シュワシュワきたーー!!!
「酵素シロップ」を上手に発酵させるには、温度もけっこう重要だったみたいです。結局、仕込みから完成まで、たっぷり3週間かかりましたが、なんとかできました!
あとは、ざるに上げて、キッチンペーパーを使ってこします。シロップは、煮沸して乾かしておいた別の瓶で保存。
↑シロップに少しとろみがあるので、こすのにも、けっこう時間がかかりました。
↑「酵素シロップ」が完成♡
↑いちごは、オーブンでトーストして水分を飛ばせば、やわらかいドライフルーツのように。これは、ヨーグルトのトッピングやパンケーキに混ぜたりしてもgood!
1日にたくさん飲んではいけないようなので、朝、大さじ1杯を炭酸や豆乳で割って飲んだり、ヨーグルトにかけたりしています。味は、「いちご、そのもの」。シロップだけだとかなり甘いのですが、割ったり・かけたりすれば、ほどよい酸味で美味しくいただけます。
飲み始めて2日なので、美容効果といったことはまだ実感できていませんが、炭酸で割って飲んだ直後は、胃が活発になるような……。ジュース感覚で飲めるので、これで体や肌にいいなんて、ラッキー♪と思いながら、飲み続けています。
達人になると、いろんな食材を混ぜて作っているようですが、私と同じく初心者さんは、果物単品で作るほうが、失敗も少なく、飲みやすいのでおすすめです。
夏は温度管理が難しそうなので、春こそ、「酵素シロップ」作りに最適! みなさんもぜひトライしてみてくださいね。(さとうのりこ)
(『SAKURA』2015年春号)
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