社交スイッチを入れて働くために必要なこと
生徒数1万人！ SHIORIさんの仕事にかける情熱や“好き”を仕事にするヒントがギュッと詰まった書籍が誕生。その中には、私たち世代の社会人でも即真似できるお仕事術がたくさん詰まっていました！
自身も「社交的な自分」を演じることができる陰キャ＝“社交的陰キャ”だと話すSHIORIさんに、社交スイッチを入れるためのマインド術を教えてもらいました♪
あなたはいくつ当てはまる？ “社交的陰キャ”チェック！↓
色んな人の気持ちに寄り添える社交的陰キャだから気づくことがある
よく人からポジティブに思われる私ですが、実はプライベートではひとりの時間が大切なタイプ。人に会うことは好きだけど、ものすごく神経を使うので、楽しさと引き換えにドッと疲れてしまうんです。まさに社交的陰キャなのかも！
20代の頃は、想像力のなさや価値観の狭さから、今以上にストレスや悩みを抱えていました。でも色々な人生経験を経て、色んな考え方の人がいて、お互いに歩みよる大切さに気がついたんです。人生、陽キャのほうがいいと思っている人は多いと思いますが、陰キャゆえに気づける視点も大事だと私は思います。陰キャは色んな立場の人に寄り添えると思うから！
もちろん陰キャなだけでは世界が広がらないし、仕事の成果も出にくかったりする。だからこそ“社交的陰キャ”ってとてもいいなと思いました。素の自分を認めつつ、必要なときには社交性を発揮できるというのは、ものすごく生きやすさにつながる。今ってみんな、自分をほめることが足りないと思う。「私ってよく頑張ってるじゃん」と、日々の自分をほめてあげることもすごく大事です。
SHIORI流マインド術6
弱みは強みで乗り越える
「制限があることは一見マイナスに思えるんですが、強みを磨くチャンスでもあります。例えば私は、試食できないオンラインの料理教室なんてあり得ないと思っていました。でもコロナ禍で、今までの常識にとらわれていては何もできないと思いスタート。レシピに添える情報を増やしたり、繰り返し観られるコンテンツにすることで、新しい強みを見つけることができました」
オープンマインドを心掛ける
「自己開示って緊張するんですが、私は自分のポンコツな部分を話すようにしています。自分の苦手な部分の話をすると、一気に相手との距離が縮まってコミュニケーションがスムーズになるから。また相手のことも知れるので、結果いい化学反応が生まれることが多い。みなさんも会社の人で仲よくしたいと思う人がいたら、自分のことを話してみるのも手です」
自信は生んで育てる
「20代の頃、自分の知識不足を感じて焦っていました。それで一念発起して海外へ料理修業に。基礎を求めて海外に行ったのですが、蓋を開けてみたら私が得た気づきは『料理はもっと自由でいい』でした。その信念を料理教室で多くのみなさんに伝えるとすごく喜んでもらえて…。自分で行動して得た自信はアウトプットすることでさらに磨かれ、ブレない軸となります。」
完璧じゃなくていい
「仕事の中で自分の好きなこと、できることを育てていくのは大事なことだと思っています。一方で、じゃあ〝できないこと〟はどうするのか？ それは頑張りすぎず、人に頼っていいと思っています。足りないことを補い合って、リスペクトし合って社会が成り立っているのだから、できないことはひとりで解決しようとしないで、素直に先輩に相談して大丈夫。甘えることも大事です」
出会いはご褒美
「若い頃は『人脈を作らなきゃ』という意識があって、苦手な社交の場に行くこともありました。でも自分をよく見せようと背伸びをしている環境で、等身大の私と目線が近しい人には出会えるわけがなく疲れただけでした。でも、仕事を一生懸命やっていった先で、たくさんのいい出会いがあった。仕事に志を持って打ち込んでいれば、そういう先にこそご褒美にふさわしい出会いがあります」
違和感に仕事のヒントがある
「違和感って、生きていれば大なり小なり感じることがあると思う。そういうことに対して、自分は何に違和感があるのか？ その違和感をどうしたらいいのか？ と考え続けると、新たな仕事を生み出すヒントがあると思います。特に若いフレッシュな感覚ってすごく貴重。だから違和感に蓋をせずに、若さならではの感性を大事にしてほしいなと思っています」
料理家、フードコーディネーター。2007年発刊の「作ってあげたい彼ごはん」シリーズが世の女子の心をつかみ大ヒット。現在は和食にとどまらず、世界各国の家庭料理を幅広く提案。レシピ本は累計400万部を超える。現在はSHIORIさんの家に招かれているような感覚で料理を学べる生徒数1万人のオンラインレッスン『L’atelier de SHIORI』を主宰。
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『料理で幸せを届け続けてたどり着いた おいしい仕事術』 ¥1,540（小学館）
SHIORIさん流マインド術で、社交スイッチをオン！ 「陰キャ」と「陽キャ」どちらにも属せないことで生きづらい…と感じている人も、自分を認めることで“社会的陰キャ”だからこそ得られるメリットも見えてくるはず♡ 仕事の人付き合いでストレスを抱えた時には、ぜひSHIORIさんの仕事術を参考にしてみて。
