植物の名前って、ひらがなやカタカナで書かれていることが多いですよね。そのため、漢字で書かれると、急に分からなくなってしまうことがけっこうあるものです。例えば、夏の風物詩である「蕣」、スキンケアにも使われる「蘆薈」など。
今回はそんな植物漢字シリーズから、コチラを出題!
「巻耳」。
「まきみみ」一回はそう読みましたよね? また、シリーズ本のことを「1巻、2巻…」と用いるので「かんみみ」? いえ、どちらも不正解です!
ここでヒント
この漢字を、小学館デジタル大辞泉で検索すると、次のようにでてきます。
キク科の一年草。道端などに生え、高さ約1メートル。葉は浅く3~5裂し、互生する。夏から秋、枝先に雄花を、下部に雌花をつける。実は楕円形で鉤 (かぎ) 状のとげがあり、他にくっつく。果実は漢方で蒼耳子 (そうじし) といい、風邪・蓄膿症 (ちくのうしょう) ・神経病に薬用。
トゲトゲしたシルエットの小さな実が特徴的です。それほど危険なトゲではないので、幼少期にこの実をもぎ取って友達とつけ合いっこなんかした人もいるのでは。
大ヒント!
この植物、別の呼び方は「くっつき虫」「ひっつき虫」。地域によって呼び方が異なるようですね。
さて、もうお分かりいただけたでしょうか! 正解を見てみましょう。
正解はコチラ
正解は、「おなもみ」でした。
この植物の読み方、みなさんはおなもみ派? ひっつき虫やくっつき虫派? それとも、もっと別の呼び方があったりしますか?
ちなみに同じ読みで「葈耳」とも書きます。そして環境省によると日本で“絶滅危惧種”に指定されているほど減少しているようです。希少な巻耳、ふと道端で見かけたらラッキーですね♪
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構成/Mai