Beauty Voyage Vol.6:香りなき花を想う
美を愛する俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。今回訪れたのは、ひと足早く冬が訪れる不思議な街。そこで見かけた“香りなき花”の花言葉をヒントに、新たな美しさをメイクで表現してみました。
今回のテーマは…『謙虚』
「先日、ドラマの役のために髪を真っ赤に染めました。普段なかなか大胆な色に染めることがないので新鮮! 髪色が変わると、メイクもいろいろ変えてみたくなりますね。」(板垣さん)
「そこでヘア&メイクの奥平さんとご相談し、赤い髪を椿の花に見立て、深紅の椿の花言葉“謙虚な美徳”をメイクに落とし込んでみました。」(板垣さん)
「素肌感を残したベースに細かいパールやラメで味付けしたこのメイク、遠くから見ると控えめな雰囲気ですが、近くで見ると発光するようにきらめいているんです。髪に施したホワイトのペイントもあいまって、赤い花に雪が積もったよう。この秘めた雰囲気、なんとも素敵ですよね。特にこのアディクションのアイシャドウやクレ・ド・ポー ボーテのリップは、ラメが細かく輝き方が繊細。肌なじみもいいので、ラメ初心者の方でも難なくつけこなせるはず。カラーもヌーディですから、服や髪色を選ばず使えそうです。ちなみに今回の写真は、コーデもかなりお気に入り。控えめなカラーですが、様々な質感があって凝っているんです。色を引き算したぶん、テクスチャーで魅せる。そういう遊びも、また一興ですね」(板垣さん)
メインアイテム
a. アイシャドウ
温もりのある色で柔和な目元に。
b. アイシャドウ
c. リップ
How to make-up
スキンケアの後、赤みやクマが気になる部分のみコンシーラーで隠す。眉は足りない部分をアイブロウペンシルで描き足し、aの右上のアイカラーを上下のまぶた全体に軽く塗る。続けてbのアイカラーを上まぶたの中央&下まぶたの目尻付近に塗って輝き感をプラス。リップはcを上唇と下唇の中央にトントンと塗り、バームを全体に重ねてツヤ感を足して。仕上げに、頬や鼻筋にハイライトを塗って完成! お好みで、顔にパールを貼ったり、髪にホワイトのマスカラをつけてデコレーションして。
完成♡
リヒトの美々是好日-Everyday is a Beautful day-
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漆黒のコスメで遊ぶ日は、引き算して仕上げるが吉
最近マイブームは黒で遊ぶこと。引いたり、塗ったり、描いたり…。“まさか”なアプローチも思いのほかなじむので、その発見が面白いのです。線と呼べるのか最早疑わしいほどのアイライン(写真を参照)も、アートとしては大いにアリ。ちなみに、大胆に黒で遊ぶ日はその他の部位にメイクはほぼ施しません。リップは肌色に近づけたり。引き算、ダイジ。
2本の一軍リップを使って、自分のためだけに唇を彩る
日々マスク生活ですが、リップメイクしないとソワつくように。かと言って強い色をのせるのは好みではなく…。最近の一軍はこの2本。右のディオールのリップは、素の唇をうまい具合にぼかしてくれる程よいベージュ。左のRMKのリップはダークに発色するオレンジ系で、フワッとのせるといい感じ。たまには2本を重ね、ヌアンスたっぷりな唇を楽しむ日も。
慎み深い光の粒を纏い、素直な美に身を委ねて