Beauty Voyage Vol.5:出雲に、馳せ参ず
美を愛する俳優・板垣李光人さんが、お題に沿ったコスメとメイクを探しに出かけるこの連載。今回は、出雲の国に集まる神々を祝福するために心躍るメイクと荘厳な衣装に身を包み、ひと足お先に祭礼の準備に取りかかったようです。
今回のテーマは…『神在月』
「日本の神様は秋になると島根の出雲大社に出かけ、みんなで会議をするんだそう。そして、秋に神が集まる島根では、10月を「神在月」と呼ぶのです…。「神無月」と1文字変わっただけなのに、雰囲気がガラッと変化して見えるから不思議。八百万の神が一堂に会したさまは、晴れやかなのによどんでいて、きっとカオスなことでしょう。難しいお題でしたが、信頼するメイクのUDAさんにお任せしたら、素晴らしいお化粧を施していただけて最高の気分!」(板垣さん)
「きっとこの姿から、神々の気配を読者の皆さんも感じていただけると信じております。写真を見るときは、鮮やかな青や金のラインだけでなく、赤みベージュのアイカラーの上にぐっと引いたピンクラインにも目を凝らしてみてください。ニュアンスがあってなんとも素敵なのです。目尻にポンと描かれた白ドットも抜け感があってたまりません。アイラインは目のキワに描くものと思い込みがちですが、自由な発想で線を描くことで見えてくる美もあるものだなぁと、しみじみ感じました」(板垣さん)
メインアイテム
a. アイシャドウ
シルクのようなつけ心地。
b. ライナー
c. ライナー
1. アイブロウリキッド
2. スティックアイシャドウ
3. ライナー
How to make-up
ベースメイクを整えたら、1で眉の足りない部分を自然に描き足す。aのシャドウを上まぶたに広く塗り広げ、眼球の凹みに沿うようにbのライナーでラインを引く。cのライナーで目尻から2㎝ほど外側にドットを描き、2のライナーで下まぶたの粘膜付近にゴールドを入れる。3のライナーで頬にランダムなラインを引いたら、暗めの赤リップを少し唇につけて完成。お好みでスタッズを貼ったり、ノーズカフをつけても!
完成♡
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色とりどりの線を踊らせ神々が集う季節を祝って。