顔の印象を決める前髪。シースルー前髪も人気ですが、可愛い印象にしたいときは重め前髪がぴったり! 目の上ぎりぎりの長さの重め前髪は目力アップにも♡ ここでは、ショート・ボブ・ミディアム・ロングの長さ別の重め前髪スタイルと前髪のセット法やアレンジをご紹介します。
「ショート」の重め前髪スタイル
■束感マッシュショート
エアリーな重軽シルエットが新鮮! 毛先をパツンと切ることで重さを出しつつ、全体的に丸みのあるフォルムで柔らかさを表現したショートヘア。
「丸みのあるデザインとトップの毛先に束感を出した重軽スタイル。スタイリングがしやすい&シンプルなおしゃれにも映えるデザインです。ショートスタイルが初めて、という方にもおすすめ」(ヘア担当:Sui 塩田勝樹さん)
■おしゃれに見えるショートヘア
顔周りはちょい重めのマッシュラインがおしゃれ!
「顔周りに丸みがあって、カット自体は重めにするのがかわいいです。ちょっと前はシースルー前髪を合わせたりした軽い感じのショートが流行っていましたが、重めに切ってスタイリングで軽い質感にしています」(ヘア担当:GARDEN Tokyo KOMAKIさん)
■小顔効果も期待!かわいい耳かけショート
耳かけショートヘアでこなれハンサムに。耳かけショートヘアとは、サイドを耳にかけたときに顔周りのバランスがきまるグラデーションカット。ハネない程度にカットした長めの襟足もポイントです。ちょっぴり個性的でハンサムな印象になりたい人におすすめ。
How to
サイドの髪を両耳に掛けられるようにグラデーションにカット。少し長めの前髪設定で大人っぽく。顔周りはマッシュベースにすることで柔らかい印象になります。カラーは、8レベルのナチュラルブラウンにハイライトをオン。ショートヘアなので、ハイライトで立体感を強調しています。
「ボブ」の重め前髪スタイル
■ボブヘアを可愛くするオレンジカラー
「あえてストレートにも外ハネにもせず、シンプルな内巻きのミニボブに。春にオススメのオレンジカラーは、抜け感&おしゃれな印象に」(ヘア担当:GARDEN Tokyo KOMAKIさん)
■長めボブのウルフヘア
「長さはキープしたいor伸ばしかけ、だけど雰囲気は変えたい!」そんな願いを叶えるスタイル。昔流行った軽めのウルフとは違い、重たさ&軽さをミックスしたベースの作り方が今っぽい!
「顔周りの“ウルフレイヤー”がアクセントになった、前下がりのボブ。巻かなければ普通のボブとしても楽しめます!」(ヘア担当:Laf from GARDEN 津田 恵さん)
■小顔見えも叶う好印象な程甘バング
サイドの部分まで厚みがたっぷり! 毛先はこめかみにフィットさせて。ストレートアイロンで根元付近からしっかり熱を通していくことで、タイトかつくずれにくいバングに! 人を選ばず洒落見えが叶います。前髪の中央はワンカールさせるとやわらかい印象に。
How to
「前髪は広めにとり、サイドバングは流れやすいようにラウンドの形に眉下でカット。ベースの長さはあご下に設定し、平行ラインのワンレングスに」(ヘア担当:CIECA.岩瀬 菜さん)
「ミディアム・ロング」の重め前髪スタイル
■リラクシーなネオウルフスタイル
「ベースは鎖骨ラインに設定。全体のカールはパーマで仕上げています。スタイリングはオイルとシアバターで束感を出すのがポイントです」(ヘア担当:SYAN 米澤香央里さん)
■着こなしの幅が広がるウルフ風ミディ
表面をハイレイヤーにカットしてウルフっぽくするのが新鮮! 低温デジタルパーマでクセをつけておけば、巻かずともワックスをなじませるだけでOK。毛先の遊びがいい感じ♡
How to
■カット
前上がりのローレイヤーベース。表面はハイレイヤーにカット。前髪はやや重さを残し、マッシュライン気味にすることで顔周りを引き締めて。
■カラー
8トーンのピンクと7トーンのショコラブラウンをブレンド。ピンクの方を明るめにしているので重さが軽減され、深みのある暖色系に。ツヤもプラスできます。
■パーマ
低音デジタルパーマを採用。19〜26mmのロッドで、毛先から1回転半巻きます。
■スタイリング
根元を起こしながら後ろ向きに乾かします。毛先が半乾きの状態で、ヘアオイルかバームをもみ込むようにつけて。もみあげや毛先にも束感が出るように、細部を調整。
■ぷつっとバングが魅力の黒髪ストレートヘア
「ぷつっとラインを残した軽すぎない前髪。束感を出したスタイリングで、重すぎず軽すぎず、の質感にしています。カラーは地毛風に」(ヘア担当:CIECA. スタイリスト 小俣ちひろさん)
■面長さんも似合う、ふんわり無造作バング
厚め&少し短めに作ったベビふわバング。サイドへ自然につながるようにこめかみの毛束を調整しているから子供っぽくならず、顔立ちになじんで品とリラックス感を両立した表情に。黒髪派にもやわらかさや遊び心が生まれるバングです。(ヘア担当:Rougy 二階堂 雪さん)
How to
基本的にはパーマがベター。前髪の中間〜毛先を32㎜のヘアアイロンで内巻きと外巻きをミックスしてもOK。ワックスを薄くもみ込んだ後、コームの持ち手の先端を使って隙間を作って。
■アイドルみたいな“うるツヤ”ストレートヘア
ダークな髪色を合わせ、品のよさを感じる正統派カールロブ。胸上のワンレングスベースで、顔周りは前上がりにカットして、ローレイヤーを入れます。前髪は眉下でやや広め、薄めに作ります。カラーは、落ち着いたトーンのマロンベージュ。赤みを消しすぎず、ツヤツヤに見せてくれます。
重め前髪の「セット法&アレンジ」
理想の前髪をキープするには乾かし方が重要! 時間がたってからもうねりにくくなります。
■前髪の基本の乾かし方&セット方法
①水スプレーで前髪の根元を濡らす
根元のクセが毛先側にも影響してうねるのが、髪の性質。リセットは、根元をしっかり湿らせることから開始。毛先は乾いたままでOK。
②上からドライヤーを当てて乾かす
前髪に手ぐしを入れて左右に振りながら、上からドライヤーを当てて。湿り気が完全になくなるまで、ちゃんと乾かすのが大切。
③クセが強い部分をストレートアイロンでのばす
部分的にうねる前髪がある場合は、その毛束の根元ギリギリからストレートアイロンをかけて。湿った髪に当てると髪が傷むのでNG!
■洗練された女っぽさをGET♡こなれカジュアルバング
前髪ありでもワンランク上の女っぽさが欲しいなら、MIX巻きがおすすめ。パーマをあてたようなランダムな巻きと、空気を含んだふんわり感が大人かわいい雰囲気をメイク!
HOW TO
細めのアイロンを縦に持ち、前髪を少しずつつまみ毛先をメインに内巻きと外巻きを混ぜてランダムに巻きます。全体の毛先に動きがついたら、ふんわり仕上がるワックスを少量手になじませ、前髪を少しずつつまんで散らします。
完成♡
ふわふわしたエアリー感にきゅん♡ 幼くなりがちな前髪ありスタイルでも、洗練された女っぽさがあふれる印象に仕上がります。
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