CanCamが、その年にバズった&これからバズりそうなモノ・コト・ヒトを勝手に表彰する「CanCam BUZZ Award」を開催! CanCam的“今年の顔”2022アスリート部門を受賞した河村勇輝に直撃! バスケ観戦の楽しみ方や2023年の目標を聞いてみました。
河村選手が2022年バズったワケ!
「FIBAアジアカップ2022」の日本代表として大躍進
バスケ界では決して高くない172㎝ながら、それを活かす超人的プレーの数々で印象を残す。その活躍っぷりは、NBAプレーヤーの渡邊雄太選手からMVPと賞賛されるほど。
プロ1年目で、チームを牽引する存在に!
3月に大学中退し、今シーズンからのプロデビューにもかかわらず、鋭い状況察知能力と素早い実行力で、チームを勝利へ導く。試合での活躍はもちろんのこと、惜しみない努力で成長し続け、今後のバスケ界を背負う選手として注目を集める!
夢だったプロにもなれて、2022年は特別と言える年になりました
2022年活躍した手応えはありますか?
日々成長は感じています
2022年は大学を中退するという大きな決断をして、正式にプロ選手となり色んな経験ができて、やっとスタートラインに立てたと気が引き締まった年でした。その中でも日本代表としてのプレーは、色んな方から連絡をいただき、改めて影響力を実感したと同時に、よりプロとしての責任感が増した機会でした。でも期待やプレッシャーを感じられる人はごくわずかだと思いますし、たくさんの方に観ていただけるのはありがたいことなので、みなさんに恩返ししたいという気持ちで、とにかく練習をして、いいプレーをするよう心がけています。自分のような若い選手の活躍や色んなプレーを見せられれば、日本のバスケの底上げにもなると思うので。バスケだけに集中できるようになったから結果につながっている部分もありますし、日々成長できている実感はあります。
河村選手的に2022年バズったものは?
テント式サウナ
もともと温泉やサウナが好きで、コロナの状況が落ち着いてきたので少しずつ楽しんでいます。最近は、自然に囲まれて外気浴をしたり、水風呂代わりに川に入ったりするテント式サウナにハマっています。
あと一時期ごはんをたくさんもぐもぐして食べていました! よく噛んだほうがいいと聞いて実践していたのですが、早く食べなきゃいけないことが多いし、最初は慣れなくてあごが疲れちゃいました(笑)。
試合前のルーティンを教えてください!
うどんを食べる
できる環境のときだけうどんを食べます。消化もいいしエネルギーになりやすいし、緊張している中でも食べやすいので。意外と試合前は毎回ドキドキしているんですよ(笑)。緊張は隠さず、チームメイトと話をすることで落ち着かせています。
コンプレックスを乗り越えるには?
昔は自分の身長をコンプレックスに思うこともありましたけど、今こういうふうに応援してもらえたり注目されたりするのも、他の人にできないプレーをできるのもこの身長だからこそ。今はよかったなと思いますし、人と違うことのよさに気づけるといいのかもしれません。
チームではどんな存在ですか?
いじられキャラ
チームで最年少というのもあって、高校生のときから変わらずいじられています(笑)。バスケットボールってチームスポーツで信頼関係がないと成り立たないので、これで信頼関係が築けるならどんどんいじってくださいという感じです。コートの外でも自分から積極的に色んな話をして、お互いがいい意味でなんでも言い合える環境を作れるよう意識しています。
キュンとする仕草や行動は?
好きになった人の全部
気使いや笑顔など…正直好きになったら、その人がすること全部が素敵だと思うんじゃないですか?(笑)多分ですけど、ひと目ボレというよりじっくり好きになって、好きになったらゾッコンになるタイプかもしれません。
2022年頑張った自分へのご褒美は?
温泉旅行とお寿司!
場所のこだわりはありませんが、箱根や草津、登別とかTHE温泉街に行ってゆっくりお湯に浸かって体を休めたいです。あとはお寿司。カンパチや赤身も好きだし、定番から攻めたいです。
初心者にオススメのバスケ観戦の楽しみ方は?
選手の動きに注目すること
誰が観ても迫力を感じる外国籍選手のダイナミックなダンクシュートや、僕みたいなあまり身長がない選手がチョロチョロ動いているのを観るのは面白いと思いますね。バスケは攻守の切り替えが速いし、点数もたくさん入って、1秒で結果が変わるということがあるのが他の競技と違うところ。一度観始めたら、きっと一瞬たりとも見逃せなくなります。
ワールドカップの日本代表にも選ばれた2023年の目標は?
ワールドカップで勝つこと
2024年のパリオリンピックに出場するためには、ワールドカップで日本として結果を残さないといけないので、その一員として責任持ってプレーしたいです。夢って一気につかめるものではなくて積み重ねだと思うんです。日本代表になるためにはBリーグで活躍しなければいけないですし、Bリーグで活躍するためにはこういうプレーをしてこういうところでアピールをするとか、そのためにどうトレーニングするとか…そういった細かく目標を立てることが大事な気がしていて。チャンスがきたときにすぐつかめるよう準備をして、常に最高の状態でいたいと思います。
CanCamの撮影はとにかく恥ずかしかったです(笑)とはにかんだ笑顔を見せてくれた河村さん。Bリーグやワールドカップ…今後の活躍から目が離せません!
河村勇輝/2001年5月2日生まれ。山口県出身。横浜ビー・コルセアーズ所属のプロバスケットボール選手。ポジションはポイントガード。高校生のときから圧倒的プレーで注目を集め、当時のBリーグ史上最年少出場&得点を更新。大学進学後も特別指定選手として現在のチームに入団。2022年には「FIBAアジアカップ」の日本代表に、2023年は「FIBAバスケットボールワールドカップ 2023アジア地区予選」の日本代表に選出されるなど今後の活躍が期待される。