中川大志―進化し続ける24歳の、視線の先に見えるもの―
CanCamが今チェックするべきエンタメ情報をお届け! 今回は異色のクリスマス映画『ブラックナイトパレード』で新境地と話題の中川大志さんをクローズアップ。
10代の頃から「実年齢よりも年上」に見られることが多かったという中川さん。現在24歳を迎え、お仕事に対するアツい気持ちは変わらないまま、より“楽しめる”ようになったそう。進化し続ける中川さんの未来像とは――。
今回の役柄は演じながらどんどん楽しくなっていきました!
映画『ブラックナイトパレード』の出演が決まっての感想を教えてください。
「作品は前から知っていたのですが、出演が決まってから、しっかり原作を読ませていただきました。ファンタジーと現実の世界が隣り合わせで、もしかしたら本当にこんな世界があるのかも? って思うくらいのめり込んで、ファンになってしまいました! 僕が演じたカイザーという役は、とにかくテンションが高くて、チャラくてインパクトがすごいんですよ(笑)。いかにうっとうしく演じるかというのがポイントでした。演じながらどんどん楽しくなりましたね」
CanCam読者に映画の推しポイントを教えてください。
「クリスマス映画ならではの、とても賑やかでファンタジーにあふれた世界観は、友達同士でも恋人同士でも楽しめるんじゃないかなと思います。サンタさんなんだけど、タイトルにあるように〝ブラック〟なので、思いっ切り笑ってください!」
結果はもちろんだけど一生懸命やった過程が大事だと思う
2023年には25歳を迎えますが、どう感じていますか。
「いやぁ…早い! 気持ち的には20歳になったときから変わってないんですけどね。10代のほうが、自分で勝手に決めつけていたルールに縛られていて、頭が固かったかもしれないです。完璧じゃないと嫌だったんです。それが年齢とともに、完璧じゃないほうが面白いって思えるようになりました。最初に自分がイメージしていたことと違うことが起きても、落ち込んだりしなくなったというか。お芝居もプライベートも、自分の中で許せるようになって、楽しめるようになった。手を抜いたり諦めたりということではなくて、一生懸命やった過程が大事で、結果を受け入れられるようになったんだと思います。これから30歳に向けて、もっとみなさんをいい意味で裏切るような役や作品をやっていきたいです」
More Questions…
自分って“ブラック”だなぁと思うところはありますか?
「えっ、ないです(笑)! ブラックというか、ダークという意味で、意外と落ち込みやすいタイプかもしれないです。仕事でもプライベートでも、『あのときこうしていたほうがよかったかなぁ』と引きずってしまうことがあります」
最近買った、“ブラック”アイテムを教えてください。
「マッサージ機! 買ったのは最近ではないのですが、舞台のお稽古の合間とかに体をほぐすのに使っていて、めちゃくちゃ重宝してます!」
自分を色にたとえるとしたら何色だと思いますか?
「白かグレーかな。ブラックと言いたいところですが(笑)。色にたとえたというより、家の家具がこの2色が多いだけという理由です(笑)」
“これからも常にイメージを裏切るような俳優でいたいです”と語る中川さんの演技から目が離せない!
配給:東宝/公開中
受験も就職活動も失敗し、恋人もいない冴えない男・日野三春(吉沢 亮)。世の中がクリスマスムードに盛り上がるある日、黒いサンタ服を着た男が突然現れ、北極へ連れ去られる。そこには〝サンタクロースハウス〟という会社があったー。人気漫画を福田雄一監督が実写化し、橋本環奈、中川大志、渡邊圭祐など豪華キャストが出演。
©2022「ブラックナイトパレード」製作委員会
©中村光/集英社
中川大志/1998年6月14日生まれ、東京都出身。B型。
2009年に俳優デビュー。ドラマ『家政婦のミタ』(’11年)で注目を集め、NHK連続テレビ小説『なつぞら』やNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(’22)など数多くの話題作に出演。’23年2月にW主演映画『スクロール』が公開の他、初めて監督を務めた『アクターズ・ショート・フィルム3』も放送&配信予定。