話題騒然!新コミック誌『ヒバナ』発刊直前の編集部を襲った悲劇とは…

3月6日に創刊した新コミック誌『ヒバナ』。そうそうたる執筆陣と個性的な作品のラインアップで話題となっていますが、実は校了前にまさかのハプニングが!? 編集長である湯浅生史さんに聞くお話、最終回です!

★第1回はコチラ→ 新コミック誌『ヒバナ』編集長が発刊の舞台裏を激白「今までの小学館にはない雑誌を!」

★第2回はコチラ→ 新発刊コミック誌『ヒバナ』に、あの『妖怪ウォッチ』の超人気キャラクター「コマさん」の漫画が!

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Woman Insight編集部(以下、WI) 湯浅さんは、マンガ編集歴は長いのですか?

湯浅生史編集長(以下、湯) 小学館に入る前は、別の出版社で若者向け情報誌を作っていました。ライブハウスに行ってライブレポを書いたり、レコード評を書いたりしていましたね。当時の同僚が、たまたま井上三太さんの描き下ろしマンガを手がけていて、それを手伝ったのが「マンガって面白いな」と思うようになったきっかけです。その後小学館に中途入社したときも「マンガの部署に行きたい」とは言ったものの、押しが弱くて(笑)、学年誌に配属されました。マンガの編集者になったのは35歳のときですね

WI そうなんですね!

 35歳でスピリッツ編集部に異動して、6年間在籍した後、女性コミック局へ異動したり、ライトノベル文庫の立ち上げを行ったりしていました。直近の2010年〜2014年はIKKI(現在は休刊)で編集長代理をしていました。そういうわけで、実はずっとマンガ畑ってわけじゃないんです。

WI 遅咲きというか、珍しいタイプですね。

 そうなんです。だから、最初の数年間はほんとに使い物になってなかったですね。考えてみたら今の編集部員なんか、僕がマンガの編集者になった歳にさえなってない人がバリバリやってますね。当たり前なんですけど、すごいもんです。

WI  その、同じ編集部の若い方から、湯浅さんが校了前(雑誌を印刷する前に最終チェックする段階)に姿を消したというお話を聞いたのですが……。