簡単なのに読めない!「土師」の2つの読み方、知ってる?

1文字なら簡単に読める漢字でも、組み合わせによっては急に読めなくなってしまうことがあります。たとえば、「徒士」「天牛」「手薬練」など。
本日の日本語クイズも、そんな「読めそうで意外と読めない漢字」から。チャレンジしていただくお題はこちら!

「土師」
こちらの熟語、パッと見て「どし」か「つちし」と読んでしまいそうですが、じつはどちらも違うんです。では、いったい何と読むのでしょうか?

今回の正答は2つあります。ヒントをもとに推理してみてくださいね♪

■ここでヒント♪

今回の正答は2つあります。1つは「○○」の2文字、2つめは「○○○」の3文字で、どちらも全く同じ意味の言葉です。
ということで、まずは言葉の意味を見てみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「土師」の意味は次のとおりです。

1 上代、陵墓管理、土器や埴輪(はにわ)の製作などをした人。
2 古代の氏族。土師部(○○べ)を統轄した伴造(とものみやつこ)で、のち、菅原・秋篠・大枝(おおえ)などの諸氏に分かれた。

(○○の部分は正答に近いため、編集部で伏せました。)
聞いたことがあるような言葉が、いくつか出てきましたよね。日本史の授業を思い出した方も多いのではないでしょうか。中でも「埴輪」という言葉には、読み方のヒントが隠れているかも……♪
さて、そんな「土師」の読み方は? さっそく正解を見てみましょう。

■正解は、こちら!

「土師」の2つの読み方、正解は「はじ」と「はにし」でした!
デジタル大辞泉によれば、「はじ」は「はにし」が音変化した言葉とのこと。埴輪(はにわ)を作る人が「はにし」と呼ばれ、それが「はじ」に変化したのですね。

CanCam.jpでは毎朝6時に日本語クイズを更新中です。明日のクイズもお楽しみに!
(豊島オリカ)

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