2月11日はグリコの発売記念日です。1922年の2月11日、「1粒300m」をキャッチコピーに、大阪の三越百貨店で発売が開始されました。もう90年以上の長い歴史を持っているのですね……!
さて、グリコ。
(↑2014年10月にリニューアルした最新6代目グリコネオンです)
大阪・道頓堀にあるグリコネオンの前でグリコポーズで写真を撮ったことは数あれど、私、グリコについて何も知らない……。
「というわけで、グリコの歴史を学ぼう!」とふと思い立ち、埼玉県北本市にある江崎グリコの見学施設、グリコピア・イーストに行ってきました!
どん。
でかい!
なんとこのグリコピア・イースト、現時点で予約を取ることができる7月いっぱいまで、土日はすでに予約が埋まっている……という超人気施設。すごい……。
ちなみにお手洗いの表示もこのポーズ。カワイイ!
さて、まずはこのグリコピア・イーストで聞いてきたグリコの歴史をさらりとご紹介します。
そもそもグリコは、創業者の江崎利一さんが、牡蠣に含まれる栄養成分「グリコーゲン」に着目したことから始まったお菓子です。長男が医者もさじを投げるほど衰弱した際に、おはしの先にグリコーゲンのエキスをつけ、長男の口に少しずつ運ぶと元気を取り戻した……という逸話もあるグリコーゲン。そんな劇的なストーリーもあり、栄養たっぷりの「グリコーゲン」を育ちざかりの子どもたちが喜んで食べるられようにお菓子に入れよう! と考えてスタートしたものです。
そんな「グリコ」と言えば、「おもちゃ」が超有名。
(「木のおもちゃ」や「グリコえほん」は超クオリティが高いと話題に)
これも創業者の江崎さんが「食べることと遊ぶことは子どもの二大天職だ」という考えのもとに始めたもので、1927年に最初の豆玩具が登場しました。グリコピア・イーストでは、これまでのグリコのおもちゃ2万数千点(!)の中から1500点を厳選して展示しています。
ずらっ。
大量!!!!
こんなにあるのに、これでも全体の約7%なんですって。いったいこれまでどれだけの人がこの「グリコのおもちゃ」に関わって、どれだけのおもちゃが作られてきたのでしょうか……眺めているだけで圧倒されます。
グリコえほんも発見。きちんとハードカバーという、素晴らしいクオリティです。
発売当時には、「グリコが買えて映画が観れる」という画期的な自動販売機もあったようです。
お金を入れるとショートムービーが流れ、終わるとグリコが出てきます。文化的……!
こんな感じで楽しまれていたようですよ。
他にもグリコピア・イーストでは、グリコの代表的商品であるポッキーやプリッツの製造工程を見ることができたり、クイズ番組さながらの施設でグリコに関するクイズに答えたりとさまざま楽しめます!
生地をこねて薄く薄くのばされたプリッツ生地。
細く長くのばされたプリッツ生地。パスタのようです。
オーブンで4分間じっくり焼かれていつものプリッツが登場!
異物混入などがないかしっかりチェック。万が一引っかかったものがあればすぐにはじかれるそうです。
そしてこちらはベルトコンベアーで運ばれるポッキー。段ボール詰めまでをすべて機械が行っていました。技術ってすごいんですね……。
ちなみに最も気になる「ポッキーにチョコレートをどうやってつけているのか」工程部分は「企業秘密」とのことで、見えないようにしっかりと赤い幕が張られていました。ああ、いったいこの赤い幕の向こうではどんな光景が繰り広げられているのでしょうか……隠されると気になるものです。
なんとこの工場は1日で、ポッキー7万箱、プリッツ5万5000箱を24時間体制で作っているようです。そんなに作っているのもすごいけれど、それだけ売れているのもすごい!
あ、そういえば、以前GLAYとコラボしたときに作られた、TAKUROさんが実際に弾いたサイン入りギターも展示されておりましたので、GLAYファンの方は聖地巡礼にも是非どうぞ。
都心から1時間前後で行くことができるので大人の社会科見学にもぴったり。気になる方は是非行ってみてくださいね♪……と書きたいところですが、現時点で予約を取ることができる7月まで土日はすでにいっぱいなのが惜しい。平日はまだまだあいているので狙い目です。うーん、江崎グリコ、恐るべし!(後藤香織)
グリコピア・イースト ※見学は予約制
埼玉県北本市中丸9丁目55番地
見学予約・お問い合わせ 048-593-8811
電話受付時間:9:00~16:00
休館日:毎週金曜日/お盆休み/年末年始
案内時間:9時半、11時、12時半、14時の4回
公式サイト http://www.glico.co.jp/glicopia/east/
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