普段なにげなく使っている、たくさんの日本語。その中にはちょっと意外な漢字表記を持つものもあります。たとえば、身体の一部を表す「黒子」、ひときわすぐれていることを意味する「一廉」、お味噌汁の具としておなじみの「石蓴」など。
そんな「知っているのに読めない」日本語クイズ、本日のお題はこちらです。
「山毛欅」。
こちらの漢字、なんと読むか分かりますか? じつは「やまげ……」でも「さんもう……」でもなく、かなり意外な読み方を持っています。
■ここでヒント!
読み方を探るために、いくつかヒントを見てみましょう。
・ヒント1 植物です
「山毛欅」は、私たちの身近にある植物の名前です。
・ヒント2 樹木です
植物と言っても花や果物など色々なものが浮かぶかと思いますが、「山毛欅」は大きめの公園などでよく見かける、落葉樹です。
・ヒント3 どんぐりを落とします
「山毛欅」の木の実は「どんぐり」と呼ばれます。そう、あのどんぐりです。子どもの頃にどんぐり拾いが好きだった方は、身近に山毛欅の木があったのかも……。
さらに大ヒント! 「山毛欅」は漢字で書くと3文字ですが、ひらがなにすると「○○」の2文字です。また、別の漢字表記では「橅」と書くこともあります。
さて、そんな「山毛欅」の意外な読み方は? さっそく正解を見てみましょう♪
■正解は、こちら!
「山毛欅」の読み方は、「ぶな」でした! ぶなの木は高さ約30メートルにもなる大きな落葉樹です。卵型の葉が特徴で、春夏は緑の葉が私たちの頭上いっぱいに茂りますが、秋になると黄色や赤に紅葉し、どんぐりを落とします。ぶなは、その美しい姿から「森の女王」とも呼ばれているんですよ♪
いつもの日本語がちょっと新鮮に見えてくる、CanCam.jpの日本語クイズは毎朝6時に更新中です。明日の出題もお楽しみに!
(豊島オリカ)
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