忙しい時こそ気を付けて!「仕事でやりがちなミス」ランキング
どんなに優秀な人でも、疲れていたり体調が悪かったりすると、普段はやらないようなミスをしてしまうことがありますよね。そしてミスしたあとにどう行動するかによっては、問題がさらに大きくなってしまうことも。忙しくなってくる人が多いこれからの季節だからこそ、気をつけてたい仕事中のミス。どんなことが起こりうるかやリカバリー方法を頭に入れておくことも大切です。
そこで株式会社ビズヒッツが働く男女500人を対象に行ったアンケートを元に「仕事でやりがちなミス」と「仕事でミスした時にどうするか」をランキング形式でご紹介します!
あなたは仕事のミスが多いと思いますか?
まず最初に仕事のミスが多いと思うか聞いてみたところ、「多い」「やや多い」と答えた人は27.4%で、3割に達しませんでした。
「ミスはあまりしない」「ミスはほとんどしない」という人が多数派で、72.6%という結果に。
「多い」「やや多い」という人からは「焦ってミスすることが多い」「忙しい時間帯にミスしやすい」などの声が。一方で「ミスはほとんどしない」という人からは「入社7年目なので今はほぼミスしませんが、入社当初は印刷ミスなどがありました」などの回答がありました。
仕事でやりがちなミスは何?
次に仕事でやりがちなミスについて聞いてみましたので、ランキング形式で7位から順にご紹介します!
7位:見間違い・聞き間違い
- 飲食店勤務、注文を聞き間違えます
- 似た名前を聞き間違えることによる、電話の取次ぎミス
- 図面の寸法を見間違えます
「電話の聞き間違い」「オーダーを聞き間違える」「数字を見間違う」「伝票を見間違う」などの回答が寄せられています。
「時間に追われる仕事のため、数字の見間違いがあります」など、忙しさが聞き間違い・見間違いにつながるという人も。「思い込みで聞き取りミスをする」という人もいました。
6位:思い込みで仕事をすすめる
- 固定概念を持ってしまい「こうだろう」と思って行動し違っているというミス
- 依頼された内容を早とちりして作業してしまうことです
- 話を早合点して、方向性を間違ってしまう
「指示されたことを勘違いして解釈し、ミスしてしまう」「情報を集める前に思い込みで行動してしまう」などの回答が寄せられました。思い込みで作業を進めてしまい、「労力も時間もムダにしてしまった」という人も。
「この仕事はこうするのが当たり前と思っていても、相手は理解していないことが多く、思い込みで二度手間が引き起こされる」という回答もありました。
4位(同率):作業・操作ミス
- 美容師です、毛染めの配合を間違えることが多いです
- 機械の操作方法や設定を間違える
- レジ操作の間違い
とくに「レジ操作や会計のミス」と答えた人が目立ち、「普段はそこまでミスしないけれど、疲れてくるとレジの打ち間違いなどをしてしまう」という人も。やはり疲労はミスの原因になりやすいことが伺えます。
4位(同率):連絡・報告漏れ
- 上司に報告し忘れる
- メンバーへの情報共有遅れ
- お客様とのやりとりを引き継ぐこと
「報告・情報共有を忘れる」「申し送りを忘れる」などの回答が寄せられました。
「今は上司が忙しそうだから、あとから報告しよう」と思っているうちに忘れてしまうこともありそうですね。「確認・伝達不足で、引き継いだつもりの仕事が未完了になっていた」という経験をした人もいました。
3位:確認不足・見落とし
- 本社からの指示書の確認ミスで、期日や内容を間違える
- リピート注文を受けたとき、住所や荷受人が変更されていることに気づかないで、前回と同じ内容で手配してしまう
- データ集計時に例外パターンを見落とす
「確認不足によるミス」「繰り返し作業の見落とし」「ルーティン作業の確認作業が抜けてしまう」などの回答が寄せられました。「慣れすぎてチェックが見えなくなる」という人も。「不確かな部分を相手に確認することを怠った結果、求められているものと違うことをしてしまう」という人もいました。
2位:やるべきことを忘れる
- 口頭で頼まれていたことを忘れてしまう
- 後でやろうと思っていたことをつい忘れる
- メモしていなかった作業を忘れてしまうこと
「重要度が低いことを忘れる」「後回しにして忘れる」「重要度が低い作業をやり忘れる」などの意見が寄せられています。
具体的に忘れやすいこととして挙げられたのは「発注」「FAX送信後の電話連絡」「メールの送信・返信」「メールへのファイル添付」「サイン」など。「複数の頼まれごとが重なると忘れてしまう」「ふたつのことを同時にしようとして、ひとつを忘れます」という人もいました。
1位:入力ミス・書き間違い
- 電卓をたたいて、その数字の入力を間違える
- 変換ミス・脱字などの入力ミス
- 英単語のスペルミスをすることがある
「書類の書き損じ」「パソコンでの変換ミス」「テンキーで数字の6と9を打ち間違える」といった意見が寄せられています。
「慌てていると日付やロット番号を書き間違える」「疲れが溜まってくると、1文字違いなどのミスが増える」など、疲れや忙しさがミスにつながるという人も。手書きについても「筆耕の仕事で、ごくたまに書き間違いをしてしまいます」などの意見がありました。
仕事でミスをしたらどうする?
仕事でミスした時の対処法についても聞いてみましたので、合わせてチェックしていきましょう!
7位:ミスの原因を分析
- ミスした原因を明確にする
- どのようにして起こったミスなのか、仮説を立て検証する
- なぜ間違えたのか分析する
ミスの原因がわからないと、ミスを防ぐための対策を立てようがありませんよね。そのため「どこで間違えたのか確認をする」「ミスの原因を探す」という人も多くなりました。ミスをリカバリーして終わりではなく、ミスを繰り返さないように仕事の精度を高めたいものですよね。
6位:周囲に協力を求める
- 書類の訂正後、近くにいる同僚や後輩に誤字脱字がないか確認してもらう
- 施錠を忘れがち。上司か同僚に伝えて施錠をしてもらう
- 自分で取り繕うために奮闘するが、ダメなときは同僚の助けを借りる
「同僚に頼み、忘れた資料をデータで送ってもらう」「入力ミスを修正したあと、同僚にチェックをお願いする」などの回答が寄せられています。「何人かに頼んで、手分けしてミスに対応」「上司にフォローをお願いする」という人もいました。
5位:上司・同僚等に相談する
- 周りの人に相談しながら解決に向かう
- 仕事が止まってしまうレベルなら、正直にお客様に相談する
- 上司に状況を説明し、お詫びをしたうえで、対処法の相談をする
「極力自分で修正をしようとするが、どうしても無理な時は上司に相談」「大きなミスの場合、ほかの人に相談」など「ミスが大きい場合には相談する」という人が多数。また「できるだけ早めに上司へ報告して対策を相談する」という回答もありました。相談することで効率的な対処法が見つかることもあるでしょう。
4位:上司・関係部署に報告
- 上司に報告しなければいないことであれば、すぐに報告します
- ミスしたことを客様・同僚・関連部署へ連絡する
- 自分での対処が難しいことであれば上長や管理者に報告します
「ミスに気がついた時点で所属長に伝える」「ミスを修正してから報告」など、報告のタイミングはさまざま。すべてのミスを報告するわけではなく「他の人に影響する場合は、即報告」「重大だったらすぐ報告」「自分では対処が難しければ上司に報告」など、必要に応じて報告するという回答もありました。
3位:再発防止に努める
- ミスしないためにはどうしたらいいか考える
- ノートに反省点を書き出し、同じミスをしないようにする
- 間違えた操作方法や設定をメモにし、自分用のマニュアルを作る
ミスを繰り返さないため「ミスの内容をメモにして残す」「新しいマニュアルを作る」「見直しを強化する」などの対策をとっているという声が寄せられました。中には「チェックリストを作る」という人も。
マナーや言葉遣いについては「言葉遣いについての本を購入」、入力ミスについては「単語登録する」という回答もありました。
2位:謝罪する
- 次の会議や打ち合わせに遅れてしまったときに、遅れた理由を述べて謝罪しています
- お客様にご迷惑を掛けたのであれば丁寧に謝罪をし、オーダーミスであればスタッフにも謝罪をします
- 素直に謝るしかありません。「次回からは注意します」と伝えます
「ミスに気づいたらすぐにお詫びのメールをする」「素直にミスを認めて謝罪」「できるだけ丁寧な文章で謝る」などの回答が寄せられました。「謝罪してから急いで修正」など、まず謝罪をしてから修正・リカバリー作業に入るという人も。「素直に謝り、言い訳は一切しません」という回答もありました。
1位:自分で修正・リカバリーする
- 発注ミスした場合、すぐに発注元に連絡し数量変更を頼みます
- 手遅れになるミスはしたことがなく、事前に自分で直せる範囲のミスのため、勤務時間内に全てのミスを自分で直します
- 上司にバレていなければこっそり修正。入力ミスが多いとわかっているので、時間があれば再チェックして、発見する度に修正するように心がけています
「すぐに修正」「速やかに訂正」と、ミスのリカバリーを最優先にして動く人が多数。
上司への報告の有無については「まず上司に報告したあとに修正」「まずは自分で修正を試み、自分では手に負えない場合は上司に報告」の2パターンがありました。上司や関係者に報告するかは、ミスの大きさや「どの時点でミスが発見されたか」にもよるのでしょうね。
やりがちなミスを見直して忙しい時期を乗り切って!
働く男女500人を対象にアンケート調査を行ったところ、「やってしまいがちなミス」第1位はダントツで「入力ミス・書き間違い」でした!そして「ミスしたときの行動」第1位は「自分で修正・リカバリーする」。「謝罪してから修正」「謝罪とともに報告」など「まず謝罪する」という人も。素直に自分のミスを認めることが、迷惑をかけた同僚や顧客に誠意を示す第一歩といえるでしょう。またミスを繰り返さないように「原因を分析」「対策を考える」という人も多数いました。
忙しい時や疲れている時こそ起きがちなうっかりミスですが、ミスを修正していると余計に時間が取られてしまうのも辛いところ。このアンケート結果を参考にやりがちなミスを見直してみてくださいね!
情報提供元/株式会社ビズヒッツ