速報です。ハロウィンが終わり、もう100円ショップの特設コーナーがクリスマスムード一色になりました。だって気づけば、もうあと2か月で2021年が終わってしまうんですもの。あ~入籍してぇぇ~~。ん?なんのことだかサッパリわからんな?という方は、「結婚がすべてじゃない時代だからこそ「結婚」してみたい。|彼氏なし歴4年の25歳こじらせライター・ルーシーの婚活日記vol.1」を読んでみてくださいね。
今回はルーシーとキラリン独身同盟☆を結ぶ27歳・ユキちゃんが、彼氏くんと過ごした「トンデモ誕生日デート」についてみんなといっしょに考察していきたいと思います。それでは、いってみよ~!
27歳の誕生日に関東近郊の某遊園地って…
誕生日デート当日の朝。彼氏は、ユキちゃんに言いました。
彼氏「今日どこに行くと思う?」
いっぽうユキちゃんの頭のなかには一抹の不安が。
ユキ「え、どどどこだろう~…(え、まさか△△遊園地じゃないよね…?)」
彼氏「正解はね~、△△遊園地!(with キラキラ笑顔)」
……誕生日デートで喜ばれるアミューズメントパークって日本でも限られてきますよね。実は、数週間ほど前、ユキちゃんはふと口にしていました。「△△遊園地行ってみたい~おもろそう~」と。ただそれはあくまでも、何でもない日曜日のデートとか「今日天気いいけど、どっか行く?」程度のテンションで行きたいものであって、1年に1度しか訪れない(しかも27歳というなかなかオトナな年齢を迎える)誕生日デートを捧げたいほどのモチベでは無かったのです。
プレゼントは「これから」で…
日曜日の遊園地、家族連れでごった返るなか、もうそろそろ遊園地を出ようかとなったころ。
彼氏「そういえば、プレゼントはアクセサリーかなと思ったんだけど、どれが良いかわからないからいっしょに買おう。このあと新宿行こうよ~」
ユキ「うん!OK」(まじか!選んでおいてほしかった~)
……こちらは意見がわかれるであろう「プレゼントは選んでほしい派」VS「いっしょに選びたい派」。どちらが良いかは個々人の好みではありますが、いっしょに買いに行く場合にどうしても気になってしまうのは「値段」ですよね。彼氏の収入を知っている状況で「ティ○ァニー」や「ブシュ○ン」「ブ○ガリ」のフロアにはなかなか近寄る勇気が出ません。
限られた予算ならば、Instagramとかでおしゃれなピアスやネックレスをいくつも買えるのに…と思ってしまうのはちゃっかり者の性。付き合って2年も経つのだから「これ似合うと思った!付けて!」って、彼氏が選んでくれたもののほうが手放しで喜べるのかも…。
ディナーは「予約してなく」て…
結局選び切れずにプレゼントは保留となったころ。
ユキ「そういえば、夜ごはんどうする?」
彼氏「あ、遊園地出る時間とかわからなかったからどこも予約してない。ユキ、牡蠣好きだから牡蠣行く?」
ユキ「う、うん」
……結局ユキちゃんたちが行ったのは、某ショッピング施設のレストラン階にあるオイスターバー。ちなみに私、牡蠣は「飲み物」だと認識しているほど、無類の牡蠣好きなのですが牡蠣は鮮度が命です。東京都内の、ましてやファッションビルの価格帯で食べる牡蠣なんて……(以下略)。
そんなこんなでユキちゃんの誕生日ディナーは、鼻に抜ける生臭い牡蠣の匂いととともに終わりを告げました(完)
男子諸君に告ぐ
どうか全国のいたいけな彼氏諸君…、ここまで読んで「俺やっちゃってたな~」とこぶしを握り締めて落ち込まないでください。9回裏、2アウト、満塁のチャンスから逆転勝利を引き寄せるとっておきの魔法を教えます。
それは、手紙を書くこと。女子は愛する人からの手紙に弱い。コレだけは言えます。お金をかけたフレンチディナーよりも、ハイブランドのデパコスよりも「エモ」くて「チル」いもの……それが手紙だから。デジタルが急速に発展し、月並みなフォントを見慣れてしまった我々は、男子のあの「す」なのか「る」なのか区別できないレベルの芸術的な筆跡すら愛おしい。まるでアラビア文字かのようなタッチで書かれた、不器用な文章こそが現代版「あはれ」、つまり「エモ&チル」の権化なのです。
誕生日デートの日が終わる夜、チルく抱きしめ合いながら彼女が眠ったそのあとに、枕元に手紙をそっと置いておきましょう。翌朝、誕生日の余韻に浸りながら彼女はその手紙を見つけます。そして胸にじんわり広がる気持ちとともに、温かな雫が瞳からこぼれ落ち、枕を静かに濡らすことでしょう。
ミッションリミットまで、残り56日。To be continued……