付き合いから結婚に結びつけることができた人のヒミツ|心理テクニック

付き合うだけで終わらない!結婚に結びつけることができる人のヒミツ

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付き合うなら、遊びの恋じゃなく結婚も視野に入れたい! という人に限ってなぜか上手くいかず、意識していない人の方がトントン拍子にゴールイン、なんてことはよくあるもの。実は心理学的に解明できるのです。そこで今回は、「結婚に結びつけることができた人のヒミツ」をご紹介いたします。

■初対面で長所をアピールできる人は早婚の傾向が

日本人的な考えからすると、初対面の相手に自分の長所をアピールしたり、よい部分だけを伝えるのは、謙虚さに欠けると感じてしまいがちですよね。でも、早く結婚したい場合は、初対面の段階で自分の長所から伝えるようにしましょう。社会心理学者のソロモン・アッシュは“印象形成実験”を行い、最初によいイメージを提示すれば、その後もずっと良い印象が残りやすいという結果を発表しました。そのため、第一印象で自分の長所をアピールできる人は、結婚相手として選ばれやすくなるのです。

■服装の好みから身持ちがカタい相手を見抜く能力が高い

着ている服を見て、その人がどんな人かを判断した経験は、誰にでもあることかと思います。心理学者ローゼンフェルドは、身につける服装で相手に対する印象が大きく変わると提唱しました。それによれば、露出度の高い服を着ている人は、プライドが高く他人との関わりを持ちたがらない印象を与え、逆に露出を抑え気味の人は、誠実で身持ちがカタい印象を与えるとされました。つまり“服の露出度=保守性”と結びついていることが実証されたのです。そのため結婚が早い人は、露出度が低い服を好む性格(保守的)の人を無意識的に選んでおり、余計な遊びの恋を回避していると言えるのです。

■素直でピュアであればあるほど結婚相手に選ばれやすい

恋愛におけるウソは、時として恋人の仲を引き裂くことになってしまいます。しかし、こと結婚に関して言えば、早婚に結びつきやすいとされているのだとか。アメリカの心理学者ディボーロの実験によると、何と“ウソを見抜けない相手”は交際相手から好意を持たれ、パートナーとして選ばれやすいという結果が出ています。そのため、早く結婚したいなら、相手のウソを見抜いていたとしても、騙されたフリをしていた方が良いのかもしれません。ピュアな相手ほど結婚相手として理想とされるのです。

■自己認識能力が高く“高望み”をしない

心理学者のマースティンは、約100組のカップルの写真を用意し、身体的魅力を採点させました。すると、容姿のレベルが似た者同士は、お互いの満足度が高く、早い段階で結婚を意識しやすいという結果になったそうです。これを“マッチング仮説”と名付けました。そのため、自分をしっかりと認識し、それに見合った相手を選べる人は、付き合ってから結婚にいたるスピードが速いと言えます。自分の身の丈に合った相手選びをできることは、ある意味、早くパートナーを決める要素になり得るのでしょう。ちなみに、容姿が不釣り合いな場合は、社会的地位、性格、知性などでバランスを取る必要があるとされます。

おわりに

こう見てみると、結婚が早い人は無意識に相手にプレッシャーを与えずに付き合いができるタイプが多いと言えます。人は誰でも自分が受け入れられるかどうかに敏感で、恋人でも「この人とはずっとうまくやっていけるだろうか」と不安に感じる部分も少なくありません。だからこそ、恋人に気楽さや安心感を与えられるようにすることがポイントになります。結婚後も仲良くやっていけるんだろうなと、いかに相手に思わせられるかがコツなのかもしれませんね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。