まだまだ続くテレワーク!集中力が低下する原因は主にアレでした
テレワークが本格的に始まってもうすぐ1年。最初は戸惑いが大きかったものの、慣れてしまえば「快適」と感じる人も多いのではないでしょうか。その一方で、「自宅だと集中できない」といった声もあるようです。
今回、『縁結び大学』はテレワーク中の男女300人に「テレワーク中のモチベーションの上げ方」についてアンケート。集中力が下がってしまう原因と、その上げ方について、ご紹介します!
■テレワーク中に集中が切れたことある?
はい:97.7%
いいえ:2.3%
ほぼすべての人が「モチベーションが下がった・集中力が切れた」と回答。オフラインでも集中力が切れてしまうことはありますよね。集中力が切れてしまうのは、「オンラインだから」という理由ではなく、実は「オンラインならでは」の理由がありました。
■オンラインならではの理由とは
最も多かった回答が、「ついスマホやテレビを見てしまう」(60.0%)でした。職場ではある周りの目がないので、ついつい見てしまうようです。BGM代わりにテレビをつけるも、気づけばテレビに見入ってしまった…なんていう状況も。
やはり人の目がないので、「私生活とのメリハリがつきにくい」(54.7%)、「やる気が出ずダラダラしてしまう」(44.3%)、「人の目がないので、緊張感がない」(39.7%)も上位に挙げられました。職場に行く準備をしなくていいメリットがある反面、集中力を高める時間が取りにくいのは欠点かもしれません。
■集中力低下の理由を詳しく聞いてみた
実際にどんな時にモチベーションが下がった・集中力が切れたのか、詳しく聞いてみました。
【スマホ・テレビが気になる】
「だれも見てないのをいいことに、ついついスマホを触ってしまう」(大阪府/32歳女性)
「BGMのかわりについテレビをつけてしまい、見入ってしまいます」(宮城県/28歳男性)
「ついついスマホをいじったりしてしまい、スマホを触ると面白くて止まらなくなってしまう」(熊本県/38歳女性)
【家族が気になる】
「いいところで赤ちゃんが大泣きして中断する。旦那が邪魔をする」(徳島県/31歳女性)
「子供が下校して帰ってきたら話し声が気になって、つい休憩して子供の相手をしてしまうことがしょっちゅうある」(香川県/46歳男性)
「夫も在宅ワークを行っており、夫の電話やオンライン会議の話し声が聞こえてくると集中できなくなるため」(東京都/35歳女性)
【家事が気になる】
「『食事の準備をしないと』『スーパーに買い出しにいかないと』など、これからやらなければいけない家事のことがつい気になってしまうから」(東京都/47歳女性)
「ゴミが目に入るとつい掃除をしたくなってしまう」(埼玉県/38歳女性)
【やる気スイッチが入らない】
「朝ダラダラと寝てしまって、なかなか仕事のスイッチが入らない」(愛知県/31歳女性)
「家で仕事をしているので、メリハリがつかずにだらだらしてしまいます。テレビなどの誘惑が多いです」(神奈川県/30歳男性)
などなど、疲れや長時間ワークから集中力が切れてしまうのではなく、何かが気になってしまって集中力が切れてしまうようですね。テレワークでは、自己管理能力が重要であると言えそうですが、誘惑の多い自宅では苦戦している人が多いみたいです。
■実践した集中力アップ対策
仕事ですから、いつまでもダラダラしているのはNG。仕事のモチベーションや集中力を上げるために実践してみた対処法について聞きました。
(1)リフレッシュ系
- コーヒーを飲む
- 一定時間ごとに休憩・ストレッチをする
- 体勢・部屋・場所を変えてみる
- 集中できる音楽をかける
- お気に入りのお菓子などでひと息つく
(2)雑音・雑念遮断系
- スマホの通知音を切る
- 家族が来ない部屋を仕事部屋にする
- 耳栓やヘッドフォンで音を遮断
- 朝食と昼食で満腹にしない
(3)作業効率アップ系
- 仕事時間をタイマーで計る・納期を設ける
- 仕事をタスクで分けて細分化する
- 仕事前や昼休みに短い仮眠をとる
(4)モチベアップ系
- 仕事前に部屋を片付ける
- 仕事前に有酸素運動や筋トレ
- 仕事前にシャワーを浴びる
- 作業環境をお気に入りの物に買い替える
- リモート会議を積極的に行う
- 作業へ行く日と同じ服を着る
さて、対処法を実践してみて効果はいかほどだったのでしょうか……?
効果があった:85.7%
効果がなかった:14.3%
ほとんどの人が「効果があった」と回答。「効果がなかった」という方は自分に合っていなかったというだけ。気になった対処法をとりあえず試してみるといいかもしれません。
たくさんの対処法が挙げられましたが、その中でも多くの方が取り組み、効果があったと回答された「一定時間ごとに休憩・ストレッチ」、「コーヒーを飲む」、「体勢・場所を変える」について、その結果を聞いてみました!
【一定時間ごとに休憩・ストレッチ】
「一定時間ごとに休憩や仮眠を取ることで集中力がきれないので、とても効率よく作業ができます」(鹿児島県/28歳女性)
「タイマーを1時間おきに設定しその都度ストレッチをしたり、作業中は立って仕事をしていたら集中力がだいぶ変わった」(千葉県/38歳男性)
【コーヒーを飲む】
「眠くなった時は、とにかくコーヒーとストレッチで目を覚ますようにする」(埼玉県/24歳女性)
「昼食後など眠くなるタイミングでコーヒーを入れて飲むとリフレッシュになり、やる気が出る」(東京都/39歳女性)
【体勢・場所を変える】
「座って仕事をしていて眠気が来たらコーヒーを入れ、そのままキッチンのカウンターで立って仕事をするようにした」(京都府/34歳女性)
「周囲の音が気になるため好きな音楽をイヤホンでかけて自分だけの空間を作り、家の中だけでなく場所を変えて仕事したら結構進みました」(神奈川県/30歳女性)
時間を区切ったり、体を少し動かしてみたりすると集中力は持続しそうですね。サテライトオフィスも充実してきているので、そういった施設を利用するのもアリかも。
コーヒーは眠気防止だけでなく、ルーティンとして飲んでいる人もいました。職場の環境を意識することも、集中力を切らせないためには大切です。
コロナが終わってもテレワークは今後も続くかもしれません。自宅でも職場と変わらないクオリティを保つためにも、自分に合った対処法を見つけてみてくださいね。(岩川菜奈)
情報提供元/株式会社ネクストレベル
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