定番アウターであるトレンチコートは、ロングシーズン着られて幅広い年代に人気! オンオフ合わせやすいので、ワードローブの一軍として常にスタンバイさせている、という人も多いですよね。ただ、ベーシックなアイテムだからこそ、ベルトの結び方や着こなし方でおしゃれっぽくアレンジしないと古臭く見える心配も…。そこで今回は、あか抜けて見えるトレンチコーデをご紹介します!
Contents
トレンチコートの選び方や紐アレンジは?
人気スタイリストのたなべさおりさんに、トレンチコートの紐の選び方や“こなれ見せ”テクニックについて教えていただきました!
■トレンチコートを買うときに意識すべきは…
①ややゆとりのあるサイズ感
②ロング丈
③シンプルなデザイン
④色は黄味寄りのベージュ
この4つの条件を満たすトレンチが圧倒的に使いやすいのでオススメです!
■こなれ感のあるトレンチコートの着こなし方
<ベルトの結び方>
初心者さんにもおすすめなのは、前で片方だけをリボン結びにする「片リボン結び」と、後ろで紐をかた結びにする「ダブルテール結び」。ベルトをキュッと結ぶとレディライクなイメージに、ベルトを後ろで結ぶと細身のシルエットになり上品な印象に。
<袖のまくり方>
ずり落ちない「ロールアップ」とベルトを使った「たくし上げ」が便利。「ロールアップ」はインナーのシャツなどを一緒にまくり、袖口からチラッと見せるとシャレ感UP! 「たくし上げ」は、袖のベルトを締めてブラウジングさせればOKです。
さらに、最近のトレンドに合わせてハンサムな雰囲気で着こなすなら、襟を自然に立てたり、ベルトはポケットにINするのもおすすめです。
トレンチコートは着こなし次第で印象の違うコーデが楽しめます。そのまま着るだけではもったいないので、こなれ感&おしゃれ度アップのテクを参考に着回してみて。
トレンチコートのおしゃれポイント
- 前でベルトをキュッと結ぶとレディな印象の着こなしに
- ベルトを後ろで結ぶと細身になり上品なシルエットが完成
- 前開きで羽織るならトップスはボトムにインしてスタイルアップ
定番の「ベージュトレンチ」を今っぽく着こなすなら
【1】ベージュトレンチ×イエローパンツのこなれ配色
イエローのデニムにサンドベージュのTシャツを合わせたニュアンス配色コーデ。紐を結ばずバサッとトレンチをはおってハンサムに着こなすとワンランク上のカジュアルが完成します。靴はあえての白スニーカーで抜けよくおしゃれに。
【2】まろやかなワントーンをベージュトレンチでハンサムに
シャツにクロップド丈のケーブルニットをレイヤードした都会的な白パンツコーデは、今っぽさも憧れオーラも抜群。小物も白で揃えたまろやかホワイトのワントーンに、ハリのある質感と濃いめのベージュがハンサムなトレンチを投入してクールにきめて。トレンチの紐は後ろでゆるっと結んでおくとシルエットもおしゃれに。
【3】知的なブルーコーデをベージュトレンチで品よくまとめる
アイスブルーのケーブルニット×スカートで爽やかな着こなしに。ディテール少なめのシンプルなベージュトレンチは、合わせるアイテムを選ばない万能選手。ボトムがスカートのときは、紐を後ろできゅっと結んでシルエットをすっきり魅せるのがポイントです。グレーのバッグやエクリュカラーのブーツをブルー×ベージュコーデの繋ぎ役に。
【4】カジュアルなデニムコーデをトレンチで大人っぽく
トレンチコートから上品なジャケット&ボーダーをチラ見せしてフレンチムードに。ベルトを留めずアウターをオーバーサイズ風にはおることで、ツイードジャケットとのレイヤードもすっきり成功。仕上げにボルドーのバニティやレオパード柄のバレエシューズを合わせて、無難すぎないベーシックに。
【5】ベルトマークでトレンチジレのコーデをすっきりと
一気に鮮度が高まるトレンチ風のジレは、 ベルトをきゅっと結んできれいめコーデに女っぽさもプラス。トレンド感のあるジレ×デニムの合わせならキレのあるカジュアルスタイルが完成します。インナーの白ブラウスや肩掛けのモヘアニットで品のよさもキープ。
【6】上下白コーデをベージュトレンチで清楚な印象に
シャツ×ロングスカートのクリーンな白コーデにトレンチコートを羽織りつつ、厚手ニットの肩掛けであったかさも上乗せ。美人な佇まいを叶えるロング丈トレンチはきれいめコーデに必要不可欠。差し色を選ばないのもベージュトレンチの魅力です。
華やかな「カラートレンチ」で周りと差をつける
【1】ブルートレンチ×グレーで旬のデニムコーデに
グレーのトップス×デニムにブルーのトレンチを羽織った寒色系ワントーンで、媚びない色っぽさをアピール。軽やかなブルーのトレンチと調和するシックなグレーグラデが、ワンランク上のスタイルを叶えてくれる。足元は白スニーカーで爽やか&抜けよく。
【2】ハンサムセットアップにピンクのトレンチで甘さを
お堅くなりがちなパンツスーツをベージュ×ピンクの配色で優しげなムードに。トレンチコートはマニッシュなシルエットにオーガンジーを重ねた上品な質感で、ピンクでも大人見えが叶います。
【3】ピンクトレンチ×ベージュ小物で好感度高めに
ピーチピンクのトレンチコートは、バッグやローファーをベージュ系でまとめると好感度も大人っぽさもばっちり! トップスもパンツも白でまとめて、きれい色のトレンチが引き立つ着こなしに。
【4】ネイビーニットでラベンダーコートを知的に引き締める
淡いラベンダーパンツと薄いグレーのトレンチを知的なネイビーでメリハリよく。トレンドのライラックパンツはオフィスカジュアルにもおすすめ。ネイビーのトップスで締めれば、知的で大人なオフィカジコーデが完成します。
【5】トレンチコーデにボウタイブラウスで上品な抜け感を
デニムとトレンチをブルー系でまとめたアイシーコーデをビッグボウタイのブラウスでより印象的に。存在感のあるビッグボウタイは固結びにして、かわいいよりも美人風に。足元は黒のローファーでコーデをさりげなく引き締めるのがおすすめです。
【6】トレンチ×グレーのスタイリッシュなオフィスカジュアル
グレーで統一したニット×パンツコーデに男前なトレンチをON。今っぽさと寒さ対策を両立できるアームウォーマーも、クリアホワイトなら冬っぽくなりすぎずいい感じ。ニュアンスのあるセージグリーンのトレンチに合わせて高感度なシンプルスタイルを目指して。
【7】トレンチの紐を結んでメリハリシルエットをメイク
スタイリッシュなミドル丈トレンチで定番コーデをアップデート。色も丈感も新鮮なラベンダートレンチは、ピリッと辛めのロゴTやスリムなタイトスカートで程よく引き締め。ボタンは留めず、ゆるっとしたビッグシルエットをベルトマークすることで、重心が上がる→すっきり脚長シルエットに着こなせます。
上品な「ベーシックカラー」のトレンチで大人っぽく
【1】ブラウンのトレンチコートとチェックスカートの大人カジュアル
黒ブラウスにチェック柄スカートを合わせたブラックコーデにブラウンのトレンチをON。レザーのグローブを合わせることで、ボリュームのあるチェックスカートをノーブルな印象に。ベーシックなトレンチにメタリックのバッグ&ブーツでトレンドムードもばっちりです。
【2】爽やかブルーに茶色トレンチでトラッド感を
知的ブルーのシャツにオーバーサイズのトレンチをはおった、王道だけど新鮮なハンサムコーデ。デニムやローファーのラフさと落ち着いたブラウンのトレンチがバランス◎。
【3】白トレンチ×ブルーコーデで清涼感たっぷりに
クリーンな白トレンチ×空色ニットで爽やかさ倍増♡ 鎖骨がきれいに見えるVネックカーデで、大人っぽく肌見せするのがきれいめデニムコーデのお約束。袖口のベルトをきゅっと締めてこなれ感を出したり、ブルーと白のグラデで透明感もアップします。
【4】茶色トレンチ×シックな黒ワンピースコーデ
オールブラックの着こなしを、ブラウンのトレンチコートで大人っぽい表情に。リボン付きのフラットパンプスやクラシックなトレンチにマッチするカチューシャで、黒×ブラウンの配色に品のいい華やかさが添えられます。
着こなしで差がつく「トレンチコート」
トレンチコートはべルトの結び方やアレンジひとつで見え方が変わるので、紐をきゅっと前結びにして女性らしい雰囲気にしたり、後ろで結んでインナーの着こなしが見えるようにしたり、一枚のコートで違ったアレンジやイメージが楽しめます。休日も通勤も使えて、シーンレスに活躍するので、いろいろなコーデに取り入れてみて下さいね!