「トレンチコートの紐はどう結ぶ?」失敗しない!ベルトの結び方【おすすめコーデ17選】

トレンチコートの紐の結び方

定番アウターであるトレンチコートは、ロングシーズン着られて幅広い年代に人気! オンオフ合わせやすいので、ワードローブの一軍として常にスタンバイさせている、という人も多いですよね。ただ、ベーシックなアイテムだからこそ、ベルトの結び方や着こなし方でおしゃれっぽくアレンジしないと古臭く見える心配も…。そこで今回は、あか抜けて見えるトレンチコーデをご紹介します!

トレンチコートの選び方や紐アレンジは?

人気スタイリストのたなべさおりさんに、トレンチコートの紐の選び方や“こなれ見せ”テクニックについて教えていただきました!

トレンチコート紐

■トレンチコートを買うときに意識すべきは…

①ややゆとりのあるサイズ感
②ロング丈
③シンプルなデザイン
④色は黄味寄りのベージュ

この4つの条件を満たすトレンチが圧倒的に使いやすいのでオススメです!

■こなれ感のあるトレンチコートの着こなし方

<ベルトの結び方>

トレンチコート紐

初心者さんにもおすすめなのは、前で片方だけをリボン結びにする「片リボン結び」と、後ろで紐をかた結びにする「ダブルテール結び」。ベルトをキュッと結ぶとレディライクなイメージに、ベルトを後ろで結ぶと細身のシルエットになり上品な印象に。

<袖のまくり方>

トレンチコート紐

ずり落ちない「ロールアップ」とベルトを使った「たくし上げ」が便利。「ロールアップ」はインナーのシャツなどを一緒にまくり、袖口からチラッと見せるとシャレ感UP! 「たくし上げ」は、袖のベルトを締めてブラウジングさせればOKです。

さらに、最近のトレンドに合わせてハンサムな雰囲気で着こなすなら、襟を自然に立てたり、ベルトはポケットにINするのもおすすめです。

トレンチコート紐

トレンチコートは着こなし次第で印象の違うコーデが楽しめます。そのまま着るだけではもったいないので、こなれ感&おしゃれ度アップのテクを参考に着回してみて。

トレンチコートのおしゃれポイント

トレンチコート紐

  1. 前でベルトをキュッと結ぶとレディな印象の着こなしに
  2. ベルトを後ろで結ぶと細身になり上品なシルエットが完成
  3. 前開きで羽織るならトップスはボトムにインしてスタイルアップ

定番の「ベージュトレンチ」を今っぽく着こなすなら

【1】ベージュトレンチ×イエローパンツのこなれ配色

春色を取り入れるならデニムが最旬!ソルベカラーデニムはクラシカルなはおりを合わせて、あえてカジュアルに着ない!『クラシカルなはおりを合わせて、あえてカジュアルに着ない!』

イエローのデニムにサンドベージュのTシャツを合わせたニュアンス配色コーデ。紐を結ばずバサッとトレンチをはおってハンサムに着こなすとワンランク上のカジュアルが完成します。靴はあえての白スニーカーで抜けよくおしゃれに。

CanCam2023年4月号より 撮影/花村克彦 スタイリスト/たなべさおり ヘア&メイク/あきやまひとみ モデル/小室安未(本誌専属) 撮影協力/木谷成良、橘 綾花 構成/田中絵理子

【2】まろやかなワントーンをベージュトレンチでハンサムに

定番ベージュトレンチはあいまい配色で鮮度よく『王道のベージュトレンチは、着こなしが周りとかぶりがちなのが悩みのタネ…。もう一歩、恵比寿女子らしく洗練見えを狙うなら、繊細な色合わせでノーブルかつ新鮮に!』

シャツにクロップド丈のケーブルニットをレイヤードした都会的な白パンツコーデは、今っぽさも憧れオーラも抜群。小物も白で揃えたまろやかホワイトのワントーンに、ハリのある質感と濃いめのベージュがハンサムなトレンチを投入してクールにきめて。トレンチの紐は後ろでゆるっと結んでおくとシルエットもおしゃれに。

CanCam2023年3月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/岩瀨博美 ヘア&メイク/MAKI モデル/楓(本誌専属) 構成/石黒千晶

【3】知的なブルーコーデをベージュトレンチで品よくまとめる

定番ベージュトレンチはあいまい配色で鮮度よく『王道のベージュトレンチは、着こなしが周りとかぶりがちなのが悩みのタネ…。もう一歩、恵比寿女子らしく洗練見えを狙うなら、繊細な色合わせでノーブルかつ新鮮に!』

アイスブルーのケーブルニット×スカートで爽やかな着こなしに。ディテール少なめのシンプルなベージュトレンチは、合わせるアイテムを選ばない万能選手。ボトムがスカートのときは、紐を後ろできゅっと結んでシルエットをすっきり魅せるのがポイントです。グレーのバッグやエクリュカラーのブーツをブルー×ベージュコーデの繋ぎ役に。

CanCam2023年3月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/岩瀨博美 ヘア&メイク/MAKI モデル/楓(本誌専属) 構成/石黒千晶

【4】カジュアルなデニムコーデをトレンチで大人っぽく

あったかワザ で冬からトレンチを楽しむ♡『冬アウターをトレンチにチェンジするだけで、瞬時にシーズンムードがアップ! とはいえまだ寒さが気になるから、重ね着やアームウォーマーを投入してあたたかく着こなして♪』

トレンチコートから上品なジャケット&ボーダーをチラ見せしてフレンチムードに。ベルトを留めずアウターをオーバーサイズ風にはおることで、ツイードジャケットとのレイヤードもすっきり成功。仕上げにボルドーのバニティやレオパード柄のバレエシューズを合わせて、無難すぎないベーシックに。

CanCam2023年3月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/岩瀨博美 ヘア&メイク/MAKI モデル/楓(本誌専属) 構成/石黒千晶

【5】ベルトマークでトレンチジレのコーデをすっきりと

3WAYトレンチならおしゃれの幅が広がる!『恵比寿女子がGETすべきニュースな一枚といえば、ロング丈、ショート丈ジャケット、ジレとして使える3WAYタイプ!トレンチのきれいめ感をキープしつつも季節をまたいでフレキシブルに着回せるのが心強い♡』

一気に鮮度が高まるトレンチ風のジレは、 ベルトをきゅっと結んできれいめコーデに女っぽさもプラス。トレンド感のあるジレ×デニムの合わせならキレのあるカジュアルスタイルが完成します。インナーの白ブラウスや肩掛けのモヘアニットで品のよさもキープ。

CanCam2023年3月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/岩瀨博美 ヘア&メイク/MAKI モデル/楓(本誌専属) 構成/石黒千晶

【6】上下白コーデをベージュトレンチで清楚な印象に

シャツ×ロングスカートのクリーンな白コーデにトレンチコートを羽織りつつ、厚手ニットの肩掛けであったかさも上乗せ。美人な佇まいを叶えるロング丈トレンチはきれいめコーデに必要不可欠。差し色を選ばないのもベージュトレンチの魅力です。

CanCam2023年3月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/岩瀨博美 ヘア&メイク/MAKI モデル/楓(本誌専属) 構成/石黒千晶

華やかな「カラートレンチ」で周りと差をつける

【1】ブルートレンチ×グレーで旬のデニムコーデに

クリーンブルーのロングコート×グレーワントーン『面積広めのロングコートでも挑戦しやすいのは、コートの中に仕込んだグレーがきれい色をおしゃれに受け止めてくれるから♡ Tシャツ×デニムのワントーンなど、素材感の違いでメリハリをつけるのがコーデをもっとあか抜けさせるコツ!』

グレーのトップス×デニムにブルーのトレンチを羽織った寒色系ワントーンで、媚びない色っぽさをアピール。軽やかなブルーのトレンチと調和するシックなグレーグラデが、ワンランク上のスタイルを叶えてくれる。足元は白スニーカーで爽やか&抜けよく。

CanCam2024年3月号より 撮影/古水 良 スタイリスト/伊藤舞子 ヘア&メイク/沼田真実(ilumini.) モデル/山下美月(本誌専属) 構成/川口里那

【2】ハンサムセットアップにピンクのトレンチで甘さを

打ち合わせ続きの水曜日 春色アウターでキリッとセットアップに愛嬌を『きちんとシーンに欠かせないジャケパンセットアップに、かわいげのあるピンクで好感度を上乗せ。多忙な日こそ色で気分を盛り上げて、自分の機嫌は自分で取るのもしごでき女子の大切な要素♪』

お堅くなりがちなパンツスーツをベージュ×ピンクの配色で優しげなムードに。トレンチコートはマニッシュなシルエットにオーガンジーを重ねた上品な質感で、ピンクでも大人見えが叶います。

CanCam2024年3月号より 撮影/渡辺謙太郎 スタイリスト/伊藤舞子 ヘア&メイク/MAKI モデル/楓(本誌専属)構成/山木晴菜

【3】ピンクトレンチ×ベージュ小物で好感度高めに

イエベブルベ別 ジェラートカラーコーデ最適解はコレっ!パステルカラーを上手く使いこなせるか不安…なら、パーソナルカラーに合ったアイテムを選ぶと着こなしやすくてオススメ♡『ピンクのハンサムアウターを着るなら…』

ピーチピンクのトレンチコートは、バッグやローファーをベージュ系でまとめると好感度も大人っぽさもばっちり! トップスもパンツも白でまとめて、きれい色のトレンチが引き立つ着こなしに。

CanCam2023年4月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/たなべさおり ヘア&メイク/MAKI モデル/小室安未(本誌専属) 撮影協力/木谷成良、橘 綾花、齋藤千夏、鈴木麻莉 構成/安 彩楓

【4】ネイビーニットでラベンダーコートを知的に引き締める

こなれたデザイン×きれい色で着映え度抜群!トレンドパンツ『この春は、きれいめスタイルは維持しつつ、こなれ感増し増しにしてくれるひとクセパンツが大豊作♡ 辛口デザインに、アイシーパステルの女っぽさがちょうどいい抜け感になって、まわりと差がつくコーデが即完成する優れもの!』

淡いラベンダーパンツと薄いグレーのトレンチを知的なネイビーでメリハリよく。トレンドのライラックパンツはオフィスカジュアルにもおすすめ。ネイビーのトップスで締めれば、知的で大人なオフィカジコーデが完成します。

CanCam2023年4月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/たなべさおり ヘア&メイク/MAKI モデル/小室安未(本誌専属) 撮影協力/木谷成良、橘 綾花、齋藤千夏、鈴木麻莉 構成/安 彩楓

【5】トレンチコーデにボウタイブラウスで上品な抜け感を

上半身勝負な日は顔周りで差をつけて♡『テラスなどオープンエアなお店が多い恵比寿では、アウターありきで食事やお茶を楽しむこともしばしば。上半身にポイントがあるアイテム選びや小物使いで華やかに映えてこ!』

デニムとトレンチをブルー系でまとめたアイシーコーデをビッグボウタイのブラウスでより印象的に。存在感のあるビッグボウタイは固結びにして、かわいいよりも美人風に。足元は黒のローファーでコーデをさりげなく引き締めるのがおすすめです。

CanCam2023年3月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/岩瀨博美 ヘア&メイク/MAKI モデル/楓(本誌専属) 構成/石黒千晶

【6】トレンチ×グレーのスタイリッシュなオフィスカジュアル

あったかワザ で冬からトレンチを楽しむ♡『冬アウターをトレンチにチェンジするだけで、瞬時にシーズンムードがアップ! とはいえまだ寒さが気になるから、重ね着やアームウォーマーを投入してあたたかく着こなして♪』

グレーで統一したニット×パンツコーデに男前なトレンチをON。今っぽさと寒さ対策を両立できるアームウォーマーも、クリアホワイトなら冬っぽくなりすぎずいい感じ。ニュアンスのあるセージグリーンのトレンチに合わせて高感度なシンプルスタイルを目指して。

CanCam2023年3月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/岩瀨博美 ヘア&メイク/MAKI モデル/楓(本誌専属) 構成/石黒千晶

【7】トレンチの紐を結んでメリハリシルエットをメイク

辛口MIXで引き立つフェミニンラベンダー『大人っぽさの中に、ほんのり香る甘さが絶妙なラベンダー。引き締めブラックやシャイニー小物など、キレのいいアイテムを投入してハンサムに仕上げるのがオススメ!』

スタイリッシュなミドル丈トレンチで定番コーデをアップデート。色も丈感も新鮮なラベンダートレンチは、ピリッと辛めのロゴTやスリムなタイトスカートで程よく引き締め。ボタンは留めず、ゆるっとしたビッグシルエットをベルトマークすることで、重心が上がる→すっきり脚長シルエットに着こなせます。

CanCam2023年3月号より 撮影/田形千紘 スタイリスト/伊藤舞子 ヘア&メイク/MAKI モデル/佐々木莉佳子(本誌専属) 撮影協力/有田梨菜 構成/浜田麻衣

上品な「ベーシックカラー」のトレンチで大人っぽく

【1】ブラウンのトレンチコートとチェックスカートの大人カジュアル

レザーのキリッと感で脱ほっこり!『コーデのポイントにレザーを取り入れることで全体が引き締まり、チェック柄も一気に辛口な着こなしに。小物で気軽に取り入れられるから、レザー初心者もトライしやすい!』

黒ブラウスにチェック柄スカートを合わせたブラックコーデにブラウンのトレンチをON。レザーのグローブを合わせることで、ボリュームのあるチェックスカートをノーブルな印象に。ベーシックなトレンチにメタリックのバッグ&ブーツでトレンドムードもばっちりです。

CanCam2024年10月号より 撮影/三吉杏奈(TRON) スタイリスト/川瀬英里奈 ヘア&メイク/水谷 鈴 モデル/楓(本誌専属) 構成/高橋琴美

【2】爽やかブルーに茶色トレンチでトラッド感を

Notフェミニン! ハンサムなスタイルが今年っぽ バサっとモダントレンチ『王道のトレンチは、肩が落ちていたり袖にタックが入っていたりと、どこかメンズっぽいデザインが旬。海外コレクションも「ベーシック回帰」がトレンド入りするなど、注目を集めています!』

知的ブルーのシャツにオーバーサイズのトレンチをはおった、王道だけど新鮮なハンサムコーデ。デニムやローファーのラフさと落ち着いたブラウンのトレンチがバランス◎。

CanCam2024年3月号より 撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) スタイリスト/たなべさおり ヘア&メイク/MAKI モデル/楓(本誌専属) 撮影協力/橘 綾花、鈴木麻莉 構成/安 彩楓

【3】白トレンチ×ブルーコーデで清涼感たっぷりに

ほんのり透けていたりゆるっとリラクシーだったり〝いい女っぽ〟を狙いたい♡春ニット『今季豊作なのが透けていたり、肌がちらっと見えたり、どこか女っぽい春ニット。トゥマッチにならないように、抜け感のあるアイシーカラーを選ぶのが大正解♡ 女っぽニットこそほんのりかっこよく着るのが今っぽい!』

クリーンな白トレンチ×空色ニットで爽やかさ倍増♡ 鎖骨がきれいに見えるVネックカーデで、大人っぽく肌見せするのがきれいめデニムコーデのお約束。袖口のベルトをきゅっと締めてこなれ感を出したり、ブルーと白のグラデで透明感もアップします。

CanCam2023年4月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/たなべさおり ヘア&メイク/MAKI モデル/山下美月(本誌専属) 撮影協力/木谷成良、橘 綾花、齋藤千夏、鈴木麻莉 構成/安 彩楓

【4】茶色トレンチ×シックな黒ワンピースコーデ

上半身勝負な日は顔周りで差をつけて♡『テラスなどオープンエアなお店が多い恵比寿では、アウターありきで食事やお茶を楽しむこともしばしば。上半身にポイントがあるアイテム選びや小物使いで華やかに映えてこ!』

オールブラックの着こなしを、ブラウンのトレンチコートで大人っぽい表情に。リボン付きのフラットパンプスやクラシックなトレンチにマッチするカチューシャで、黒×ブラウンの配色に品のいい華やかさが添えられます。

CanCam2023年3月号より 撮影/遠藤優貴 スタイリスト/岩瀨博美 ヘア&メイク/MAKI モデル/楓(本誌専属) 構成/石黒千晶

着こなしで差がつく「トレンチコート」

トレンチコートはべルトの結び方やアレンジひとつで見え方が変わるので、紐をきゅっと前結びにして女性らしい雰囲気にしたり、後ろで結んでインナーの着こなしが見えるようにしたり、一枚のコートで違ったアレンジやイメージが楽しめます。休日も通勤も使えて、シーンレスに活躍するので、いろいろなコーデに取り入れてみて下さいね!