もう別れるべき?「彼と一緒にいてももう楽しくない」と思ったらやるべきこと

幸せになりたい、いつかは結婚できる大好きな彼がほしい。
願いはただそれだけなのに、なかなかうまくいかない。

なんとか出会ってやっと付き合った彼は、最初は楽しかったはずなのになんだかどんどん居心地が悪くなって、このままこの人と人生をともにすることを選んでいいのか悩んでしまう。けれど、もうなかなか他を選ぶ出会いもない。

そう悩んだとき、まずやるべきことを、著書『愛され力』も話題となっている結婚コンサルタントの中谷さやさんにうかがいました。

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Q.最初は一緒にいて楽しかった彼に、途中で「このまま一緒にいていいんだろうか…」と疑問を抱いた場合、別れるかどうかどう見極めればいいですか?

A.まずは話し合いを。一方的な別れの押し付けはもったいないです。

原則として「負の気持ちにのみなる彼」とは離れたほうがいいです。ただ、せっかく最初は快適だった彼なら、自分がどうしたら心地いいかを伝えずに、勝手に「もう不快だからやめる」というのは、もったいないと思います。

具体的に彼のどういうところが不快なのかを何度も伝えても、それでも直らないようなら、もう離れたほうがいいかもしれません。

たとえば「私は将来誰かと結婚することを考えていて、●●くんとの結婚も考えていたけど、最近のやりとりの中で心地よくないことやタイミングが増えてきて、このままお付き合いしていいのか迷うところがあるんだけど、●●くんはどう思う?」と聞いてみる。そのときになって「この子を失うかもしれない」と彼にスイッチが入るかもしれないし、変わらないかもしれないけれど、まずは確認をする。一方的に別れを押し付けないで、まずは対話、確認です。

「結婚の話を出すと相手にプレッシャーを感じさせるのでは」と思うかもしれませんが「自分の人生設計として、数年以内に結婚を考えていて、もちろん●●くんとの可能性もあると思ってる」くらいの感じでいけば、そこまで相手もプレッシャーに感じないと思います。

相手を信頼しているなら、怒ったり責めたり身構えたり緊張しすぎることなく話せるはずです。ゴールは「ふたりの調和」。ふたりで調和していけるはずだという信頼があるなら、自分の意見を素直に伝えて、最善の結果は訪れるはずです。

彼は、自分に縁があって、自分で選んでキャスティングした自分の人生に必要なキャスト。そう考えれば彼のことは信頼できるはずですし、信頼していないと気づいたなら、信頼できない人と一緒にいる必要はありません。

結婚して夫婦になると、半世紀以上一緒にいることになるので、その中で不快になることもたくさんあります。そのすり合わせができないと夫婦生活は結構つらいです。出産や両親が絡んできたときに「最初は楽しかったのに、途中から負の気持ちしか持てなくなった」という事例はたくさんありますし、結婚生活はこれの連続です。だからこそ「対話で解決していくこと」ができる彼を選んでくださいね。


『愛させ力』
中谷さや 著/1400円+税(大和出版)

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▼中谷さや
結婚コンサルタント。1982年秋田県生まれ。
15歳の頃から“悩むことのない幸せな恋愛”を重ね、25歳で結婚。十数年が経つ今も、夫と毎月デートを欠かさない恋人夫婦を維持している。
現在は愛されようと努力するのではなく、自分にフォーカスしながら愛を循環させる「愛させ力」を指南する講座を開講。大切にされない恋愛を繰り返してきた女性や、彼氏なし歴=年齢の女性などが「さらりと幸せになれる」「さらりと結婚できる」と好評を得ている。
公式サイト https://sayanakatani.com/
構成/後藤香織