CanCamNo.1スタイリスト伊藤舞子の、似合う花柄&似合わない花柄
ここ数年ずっと人気を維持しているヴィンテージ調の花柄ワンピやマキシスカート。CanCamでもたくさん紹介してきましたが、人気コーデのほとんどがスタイリスト伊藤舞子のスタイリングによるものなんです! スタイリスト舞子本人の私服も花柄祭り♡ おしゃれに見える花柄コーデのコツや、大人ならではの花柄とのつき合い方を、ガチ私服で教えてもらいました!
花柄を着るときのマイルールは?
「花柄はひと目ぼれで買うことが多いです。逆に言うと、少しでも迷ったら買わないです。ドレッシーに花柄を着るのは私らしくない気がするので、必ずカジュアルに着られるものを選びます。スニーカーに合わせられそうかどうかが判断基準かも。あとは、ヴィンテージ感があるものというのが選ぶポイント。クローゼットにある花柄はほとんどが『とろんとした素材×小花柄』なのですが、そこがヴィンテージっぽく見えるポイントなのかも。大花柄とか、はっきりした鮮やかすぎる色合わせのものは買わないです。ヴィンテージっぽく着たいので、コンサバになりそうなものは選びません」
よく買うショップは?
「EDIT. FOR LULUやIENA、あとは古着屋さんのFLAMINGO原宿店やアッシュは安くてかわいい花柄ワンピが多いのでオススメです」
トップスが花柄、スカートが花柄、花柄ワンピ、それぞれコーデのポイントや選び方に差はありますか?
「トップスが花柄の場合はデニム合わせが多いです。ジェーン・バーキンやジャンヌ・ダマスみたいなフレンチカジュアルが好きなので、彼女たちのようなフェミニンでシンプルな着こなしをイメージします」
「花柄ワンピなら、ペタンコ靴やカゴバッグを合わせてとことんヴィンテージっぽく着たり、ナイキのエアマックスなどボリュームのあるスニーカーで外したり。持っている花柄アイテムの中でワンピが一番多いのですが、1枚着るだけでコーデがほぼ完成するので、いろんな色味のものに挑戦しやすくて自然と増えました」
「ロングスカートなど花柄ボトムの場合は、抜け感が大事。秋冬ならスエット、春夏ならプチTやタンクに合わせて、あくまでドレッシーにならないようにカジュアルに着ます」
「花柄コーデ全体に共通する注意点は、あまり上品に着ないこと! フェミニンなブラウスやニットと合わせるとコンサバになりがちなので、わざとメンズっぽいアイテムをプラスしてハズすのが大事です。ヒールの高い靴は絶対に合わせません」
「花柄はずっと好きで以前は大花柄も着ていたのですが、自分に似合う服がわかってきて、柄の大きさは小花〜小さめの中花柄くらいがいいのかなと絞られてきました。買い物をしているうちに自然と似ているものが増えてきた感じです。鮮やかな原色の服や黒い服は普段ほとんど着ないのですが、花柄ワンピだけは例外。原色や黒ベースのものもなぜか着られるんです。花柄が色の印象をやわらげてくれるからですかね」
ご職業柄、クローゼットにどんどん服が増えていきませんか?
「ヴィンテージショップだと、今買わないと次来た時にはないだろうなーと思って、ついデザインがかわいい服を即決してしまうのですが、普段着使いが難しくてコレクション化してしまっている服もあります(笑)。好きな服は捨てづらいけれど、2シーズン着なかったらもう着ないだろうから手放すようにして、クローゼットがコレクション化しないようにしています」
当たり前ですが、花柄ならなんでもいい!というわけではないんですね。ヴィンテージ風花柄ブームはまだまだ続きそう。普段は着ない色味でも、1枚でコーデがほぼ完成するワンピなら意外にも着こなせちゃうことも! 今までとは違う自分に出会えるかもしれませんよ♡ スタイリスト舞子の花柄ルールを参考に、ぜひ冒険してみてくださいね♪