山本美月が初舞台の苦悩を吐露。コマネチポーズのアドリブに本心は？

7月18日に23歳のお誕生日を迎えた山本美月さん。前回は初ヒロインを演じるドラマ『アオイホノオ』の放送開始日だったこともあり、『アオイホノオ』の話で終わってしまいました！

★その記事はコチラ→　祝23歳！山本美月・初ヒロイン「アオイホノオ」本日放送開始「大阪弁、感想聞かせて」

2回目の今回は山本さんとこの1年を振り返っていきます。

Woman Insight編集部（以下、WI）　7月18日で23歳を迎えた山本さんですが、この1年を振り返ってみて、どんな年でしたか？

山本美月（以下、美月）　この1年でやったことといえば……誕生日当日も『SUMMER NUDE』のドラマ撮影で、その後は『安堂ロイド～A.I. knows LOVE?～』のドラマをやって、映画『小野寺の弟・小野寺の姉』、ドラマ『僕のいた時間』に、映画『近キョリ恋愛』……。あと『奇妙な恋の物語　恋するエスパー』のUULAドラマをやって、『おやじの背中　ウェディング・マッチ』のドラマをやって……ドラマ『アオイホノオ』をやって……。後は『CanCam』にバラエティ番組の司会……。1年でたくさんやらせていただきましたねー！

WI　いつも『CanCam』の撮影と何かが同時進行していましたね。あと、明治大学も無事に卒業して。

美月　そう！　大学卒業は大きいです。社会人1年目で、テストがないのが精神的にすごく楽になりました！

WI　理系はテスト大変ですよね。やっぱりプレッシャーでしたか？

美月　いつも先生に迷惑かけてたので、「あぁ、また先生に謝らなくちゃ……」って心のどこかでずーっと気になってたんです。誰にも謝らなくてよくなって、のびのびお仕事できるっていうのは本当に幸せ！　心おきなくお仕事を楽しめてます（笑）。でも、先日出演させていただいた舞台『怪談・にせ皿屋敷』が始まったときは、すっごくつらかった……。

WI　本番の 2週間くらい前までは、ずっと大変そうだった印象です。

美月　演劇部にも入っていたくらいお芝居は好きなはずなのに、ずっと楽しめなくて……。中盤くらいからみんなと仲良くなれて、すごく楽しくなりました！　はじめは舞台の流れがつかめていなかったのも、なかなか楽しめなかった原因かも。もっと体力つけて太らないとと思って、必死に食べるようにしていました。稽古の合間に階段でこっそりパンを3個かじって、さらにカップラーメンも食べたりもしてました……。

WI　稽古場の階段でこっそりパンを食べている山本さんなんて想像がつかないですね！　まさに怪談……いや、なんでもないです。今まで、モデルなどキレイどころの役が多かったなか、今回の舞台の役・お菊は、「ブス！」とかののしられていじめられる役でしたよね。それも大変だったのでは？

美月　お菊は、前半はみずぼらしく、面白いことやって笑われてナンボっていう感じだったんですけど、私、あまり自虐ネタとか変なことをやって笑いを取りにいくようなタイプじゃなくて。最初は「なんで私だけ、人前でこんな恥ずかしい思いをしないといけないんだろう」って、すごく思ってました。慣れてきたら全然平気になって、なんでもできるようになりました（笑）。

WI　私が観に行った回では、山本さんがコマネチポーズをアドリブでやらされていて、「このコマネチは貴重だわ、もう見ることはないだろうな」って思いました（笑）。

美月　慣れてきたとはいえ、コマネチは「え～、やるの～？」って思いました（笑）。でも、私は「自分は『マイフェアレディ』のオードリーヘップバーンだ」と思い込んでやることにしてたんです。オードリーもすごくどんくさい、でもそこが可愛らしい田舎娘の役を演じられてたと思うんです。なので、私もオードリーになりきれば大丈夫だって（笑）。

WI　今回の舞台初挑戦は、22歳の締めくくりにとても良い経験になりましたね。

美月　本当にすごく難しかった……。でも、時間がかかったけど、高い壁を越えたらできるって自信がつきました。