合コンで自分をうまく伝える＆好印象な話題選び
合コン…… それは男女が大手を振って異性を見つけることができる出会いの場です。これまでに幾度となく合コンを重ね、合コンに笑い、合コンに泣いた人もたくさんいるはず。合コンで好印象を与えるためには、どんなシチュエーションと話題をチョイスすべきなのでしょう。そこで今回は、「合コンで自分のことをうまく伝える＆好印象な話題選び」をご紹介いたします。
■鉄板ネタは身内話&子供時代の話
合コンの最初の段階では、まず必ず自分から身内の話を切り出しましょう。尊敬する父親の話や、かわいい妹の話でもいいでしょう。できるだけポジティブに深い話をしてみてください。そして今度は、相手の身内の話を聞いてみてください。自分が先に自己開示することで、相手もお返しをしなければいけないと無意識に思うもの。これを返報性の法則と言います。身内の話に抵抗があるあなたなら、自分の子供時代の話をしてみましょう。そして、相手の子供の頃の話を引き出してみてください。自ずと話に広がりが出てくるはずです。
■薄暗い場所を選んで深い話をする
合コンにおいては、短い時間の中でいかに相手と親しくなれるかがカギだと言えます。そのため、当たり障りのない話題ばかりを振っていても他の女子の中に埋もれてしまい、その後に発展しない恐れがあります。そこで、自分や相手に関して一歩踏み込んだ深い話を振ることが大切です。ただ、急にそんなディープな話はしにくいというのが実情ですよね。そこで、合コンの際には照明が薄暗い場所を選ぶようにしましょう。お目当ての彼と、少し暗いところで話をするのもアリ。米国の心理学者であるガーゲンによると、薄暗い場所で会話をすると心のガードが緩み、本音を見せるような自己開示をしやすくなるため、親密になりやすくなるそうです。もしも気になる異性がいるようなら、進んで薄暗い場所で会話してみましょう。
■気になる相手とは近い距離で占いの話題を振る
米国の心理学者カーンは、男女の距離と心理作用について実験をしました。この実験によると、近距離の異性に好意を持つ（同性同士では差異はない）という結果が出ました。つまり、男女においては物理的な距離が近ければ、心理的距離も近くなるのです。そこで、一対一の構図に持ち込んだ後は、占いの話題を振ってみましょう。占いなんて知らないというあなたでも、今やスマートフォンのアプリを入れておけば、生年月日などで簡単に占うことができます。また、血液型なら簡単にわかるため、「さすがA型だね！几帳面！」「B型だけど、マイペースじゃないよ」など、要所要所で笑えるようなイジりを会話の中に盛り込んでみましょう。きっと、話が広がり好感触を持たれるはず。
■実はしゃべりすぎないのがモテる秘訣!?
合コンにおいては、実は発言の量も大事な要素です。心理学者であるスタングの実験では、被験者三人の討論の場を見てもらい、誰に好感度を持つかを調べました。すると、最も発言しているリーダーよりも、発言の回数が2番目の人が最も好感度が高いという結果が出ました。そのため、ある程度の会話量や話題振りは大切ですが、参加する女子メンバーの中であなたが一番発言しているような状態になることは避けましょう。まくしたてるようなおしゃべりは合コンにおいては、敬遠されがちなのです。
たかが合コンとあなどることなかれ。されど合コンです。男女が集う場所は、あらゆる意味において「戦いの場」でもあります。たとえ仲良しの友達と一緒に参加していたとしても、遠慮してはいけません。あなた自身が自分のことを理解し、適切なアプローチをしかけなければ、お目当ての彼と接近することは難しいでしょう。恋愛においては譲り合いの精神は、いったん置いておくほうが賢明なのです。（脇田尚揮）
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。
