だからうまくいく!仲良し夫婦が心がけていることランキング
夫婦でスタートした生活も、家族が増えたり年月を経たりするにつれ、関係性は変化していくものですよね。良くも悪くも変化する夫婦生活で、大切なことって何なのでしょうか。
今回はオレンジページくらし予報が全国の成人女性1,074名に実施した「配偶者に直してほしいこと」をご紹介。家事よりもしてほしいことをチェックして、お互いが満足できる夫婦生活のコツを学びましょう。
■配偶者に直してほしいことランキング
「配偶者に直してほしいところはありますか」と質問してみると、「ある」と回答した人が83.6%。やはり、結婚生活の中では何かしら不満が出てくるのが当たり前のよう。具体的にどのようなことを直してほしいのかを聞いてみた調査結果を見ていきましょう。
Q.配偶者に直してほしいことを具体的に教えてください
【全体】
1位:家事の分担が少ない…27.8%
2位:食べすぎ・飲みすぎ…27.1%
3位:私への話し方・態度がぞんざいだ…23.8%
4位:無駄遣い…21.2%
5位:感謝・お礼を言わない…20.4%
全体で直してほしいことの1位は「家事の分担が少ない」27.8%、2位は「食べすぎ・飲みすぎ」27.1%、第3位は「私への話し方・態度がぞんざいだ」23.8%。でした。対して現在の夫婦生活に満足・不満足しているかによって、順位ががらりと変わることも判明しました。
1位:食べすき・飲みすぎ…25.6%
1位:私への話し方・態度がぞんざいだ…49.6%
上位と下位がほぼ逆転しているという驚きの結果に! 夫婦生活の満足度別の結果から、感謝しない・ぞんざいな態度が、いかに夫婦関係に影を落としているかが明らかになっています。
夫婦生活に不満足な女性からは次のようなコメントが多く集まりました。
「人前だと気が大きくなるのか、私をけなしたり、笑いのネタにする」(40代・専業主婦)
「忙しいなか、やっと作った食事を『これしかないの』と非難する。自分じゃ作れないくせに(怒)」(50代・フルタイム)
夫の思いやりのない言葉、態度に傷ついているエピソードが目立ちますね……。
料理は家事の分担よりも、相手を尊重し、思いやりの気持ちを言葉にしてほしいという、妻の切なる思いが透けて見えるようです。
夫婦仲がギクシャクしていると感じたら、相手に感謝して「ありがとう」と伝えているか、偉そうに接していないか、まずは振り返ってみることが重要になりそうですね!
■夫婦円満な人たちが、いつもやっていること
ちなみに、直してほしいことはさて置き、「自分たち夫婦に当てはまると思うもの」の結果も見てみましょう。夫婦円満な方々はどんな夫婦なのでしょうか?
もっとも多かった項目は、配偶者に「ありがとうなど、感謝の言葉をかけている」で79.3%でした。
自由回答でも、「ありがとうと言う。あったことを話す。時間がないこともあるが毎日少しでも話す」(30代・専業主婦)、「してもらったら、ささいなことでも感謝する。夫も、ありがとうと言ってくれるようになった」(30代・専業主婦)といった声が集まりました。
Q.自分たち夫婦に、当てはまると思うものをお選びください(そう思う、ややそう思うが多い順)
1位:「ありがとう」など感謝の言葉をかけている
2位:お互い、なにごともよく相談して決めている
3位:お互いを尊敬している
4位:友だちのような対等な夫婦関係だ
5位:家事は分担している
6位:妻のリーダーシップ・決定権が強い
7位:恋人時代のように今でもラブラブだ
1位の感謝の言葉をかけているの他には、「何事もよく相談して決めている」71.7%、「お互いを尊敬している」69.5%という人も多いことが判明しました。
「頭ごなしに言われる事もなく、何でも意見を言い合える関係です」(50代・フルタイム)などの声もあり、夫婦のコミュニケーションを大事にして、お互いを尊重しあっている姿勢が感じられました。
一方、低かった項目は「恋人時代のように今でもラブラブだ」44.5%、「妻のリーダーシップ・決定権が強い」45.5%、「家事は分担している」46.1%でした。
今回の調査回答者は働いている女性が51.9%だったのですが、それでも夫婦の「家事分担」については低調ぎみのようです。
家事分担の割合は20代だけやや高いものの、他の年代はほぼ変わらず、世代の差はみられません。家庭の家事における「働き方改革」は、まだ道半ばといった様相です。
今後さらに共働きの夫婦が増える中、家事の分担は非常に重要ですが、何よりお互いが感謝の気持ちを忘れずに、尊敬しあえる関係を築くことが重要そうですね。さて、今日は家に帰ったらいつもの感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。(かすみ まりな)
情報提供元:オレンジページくらし予報