【あきえちゃん連載 第2回】
『王様のブランチ』のロケコーナー「買い物の達人」で長らく活躍し、毎週変わるゲストの方々それぞれに合わせて話を引き出す適応力、てきぱきした進行力で楽しい時間を提供してくれた”あきえちゃん”こと鈴木あきえさんが、CanCam.jpに登場!
働く女子たちの悩みごとを受けて、よりよくやっていける道を一緒に考えてくれる連載の第2弾です。
今回は会社員の傍ら副業でインスタグラマーとしても活動している貴子さん(26歳)からのお悩み。
今回の悩める働く女子は…
仕事の成果次第で周りの人の態度が変わるのは、当たり前のことだとも思うけど、どうしても怖いと感じてしまいます。
今後不調な時期が来たり、それこそ炎上みたいなことがあったとき、周りから人がいなくなったりするのだろうか……と考えると日々安心して暮らしていられません。
■自分迷子になるよりも…
SNSを利用した働き方は、形は大きく違えど、芸能界と同じく人気、ファンからの支持や業界での評判が生命線となります。
でも、仕事の質の変化に応じてファンが離れて行ってしまったり、業界内で悪い評判が立って仕事のチャンスを失うこともあり得ます。
あきえちゃんは、そういった点についてどう考えているのでしょうか。
周りの人からの期待に応えることは大事だけど、かといって誰もが喜んでくれる絶対的な答えというのは……やっぱりないですよね。
「こうすればこの人から永遠にお仕事がもらい続けられる」「どんなファンもこうしていれば離れない」といった方法があるわけでもないので、気を遣いすぎても苦しくなっちゃうんじゃないかと思います!
あきえちゃんは周りに合わせて自分の見せ方を変えるよりも、自然体を貫くことに重きを置いているようです。
そのときそのときで自分を変えていくと、自分迷子になっちゃうと思うんですよ。
「自分はこうです」っていうの常に見せていれば、仮に今の仕事がなくなったとしても、自分が見せてきた自分っぽさに「合うな」と思ってくれた別の人が次の現場に呼んでくださる。
逆に、自分がぶれぶれでいろんな面を代わる代わる見せていると、どの面のあなたにお仕事をお願いすればいいのかわからなくなっちゃうんじゃないかな、と思います。
例えば私だったら、結婚を発表したことで離れた人もいると思うんです。でも、その分奥さまファンが支持してくれるようになりましたし。周りの人のために生きてるわけではないはずなので、まず自分を大事にしてほしいです。
周りの人の期待に併せて自分の見せ方を変えるのは、長い目で見るとお仕事のチャンスを自ら摘むようなものでもあり、あまり合理的でないという指摘。
あきえちゃん自身、そう思うきっかけがあったそうです。
例えば俳優さんだったら、有名な監督さんや巨匠と呼ばれるような演出家さんに呼んでもらえるか否かってところはものすごくデリケートな問題だったりするそうなんですけど、以前、ロケでご一緒したある有名な俳優さんは、「声がかかるかかからないかを気にするよりも、仕事がない時期も常に腕を磨くことに集中したい」といったことをお話しされていて、なるほどなと思ったんです。
そしてもう1つ、大事に考えていることがあると言います。
あとは、がんばれる環境にいるというのはそもそも相当幸せだと思うんですよ。
父が今年定年退職したんですけど、すっごく寂しそうで。
今まで働いていてつらい日もあっただろうし、満員電車も大変だったでしょうけど、がんばることができないことってすごく悲しいことだなって。
大前提として普段目を向けていない部分ですが、年齢や健康上の理由でがんばることができない状況になることは誰にとっても他人事ではありません。
それに、たとえオファーがなくなったとしても、別の分野にチャレンジしてみるとか、自分で売り込みに行くとか、がんばれる土俵はいっぱいあると思うんです。今目の前にある仕事だけじゃなく、もっと広い視点で自分のレベルアップに集中していれば、自ずと結果がついてくるんじゃないでしょうか。お互い自分らしく走っていきましょうね、って感じです!
今回はここまで。
次回の更新を楽しみにお待ちください!
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